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TS百合

てぃーえすゆり

女体化キャラ×女性、女体化キャラ同士の関係性を題材とした創作ジャンル。
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概要編集

「TS百合」とは主に以下の関係性を題材とした創作ジャンルを指す。

  1. 女体化キャラ✕女性キャラ……の組み合わせ
  2. 女体化キャラ✕女体化キャラ……の組み合わせ(下記の女体化百合も参照)

   ※なお、女体化キャラは『TSっ娘』ともいう。

   ※(TSっ娘とは、『男性から女性に性転換したキャラ』の別称)



端的に表せば、『TS要素の含んだ百合』ないし『百合要素の含んだTS』である。

前者の意味にしろ後者の意味にしろ『百合』の概念を包含しているため、それが指す範囲は漠然としている。よって、恋愛性愛を描いた作品だけでなく、友愛を描いた作品もこれにあたる。


性質上、1は一次創作や男性向け、2は二次創作や女性向けに多い傾向にある。

また、TSF界隈では該当キャラをTSっ娘と表記するのがメジャーであるが、TSF界隈以外では『女体化』の方がメジャーな表記である。



海外での呼称編集

たとえば韓国語で表すと「TS 백합」となる。

ただ、「TS백합」と繋げずに「TS, 백합」と区切って別々に使用されている場合もある。同様の理由で英語で検索したい場合も「gender swap yuri」や「gender change yuri」で調べるとよい。


pixivタグとしての注意編集

一部では、百合界隈との棲み分けを求めようと「百合」の検索にひっかからないよう「ゆり」とひらがな表記にした「TSゆり」や「とせがら※」を普及させようとする動きもある。


しかし、上記の活動がpixiv上で確認されるようになって数年が経過した現在でもふたゆりにょたゆりタグと同様で局地的に使われているにとどまり、一般に浸透・普及するまでには至っていないのが現状である。(むしろ外部サイトでは百合タグ、ガールズラブタグ使用が主流である)



※Trans Sexual Girls Loveのひらがな表記の頭文字⇒らんす・くしゃる・がーるず・ぶ……をとった言葉。



カップリング表記について編集

現状、TSっ娘と女性キャラのどちらが攻めでも受けでもこの名称であり、TSっ娘同士のカプでもこの名称である(これに限らず、百合ではBLで言うところのリバが常態化し、「攻め」「受け」概念が希薄なのも原因か)。この先、ジャンルが今以上に活性化すれば細分化されていくのかもしれない。



解説編集

「TS百合」の範囲編集

「TS百合」の指す範囲は人によってまちまちである。TS百合を除いた百合ジャンル全般においても言えることであって、友愛師弟愛姉妹愛主従関係相棒、果ては愛憎ライバル関係など、それらの関係が必ずしも恋愛に発展するとは限らないのである。


尤も、魔法や非科学的な原理によって齎されるTS"F"ではなくトランスジェンダー性別違和による手術を施すようなリアル志向(TS)の作品も昔から根強く存在している。後者の題材でTS百合が作られていればエッセイ漫画のような作品としてそれもTS百合の範疇に入れられるのかもしれない。


しかしながら、「百合」的な表現によって注目されたTS要素の含んだ作品もしばしばあるが、百合の範囲にTSを含めることを辟易する人がいることや、対象のキャラ同士の関係性を好むものの、恋愛を想像させる「TS百合」という言葉に結びつけることを嫌う人もいるので、そういった作品を安易にTS”百合”と断定することを控えた方がよいことは、たとえTS百合であっても同じであろう。


「TS百合」の性質編集

このTS百合というワード自体、姉妹百合や主従百合の例にみられるように、いわゆる「TS」と「百合」の複合語である。つまりは何者かが決め、一から生み出した言葉というより、界隈や愛好家の内外で各々が感じた印象を胸に、自然と発言されるようになっていったものだと思われる。(逆に、とせがらは人為的に生み出されたものである)


したがって、個として「TS百合」というジャンルを成立させ、保持する地盤が弱い状態だからか、やはり人によってこの言葉が表す対象・範囲に差がみられる。加えてこの言葉をジャンルとして纏めあげ、TS百合の言葉の表す定義や範囲を統一したり細分化したりといった運動も今ひとつ。


要するに、現時点では一口にTS百合と言っても、「TSが話のメイン軸に据え置かれている⇒TS描写に重きを置いた作品」もあれば、「物語のスパイスとして添える程度で実情は普通の百合と変わらない⇒百合描写に重きを置いた作品」もあるといった渾然一体状態になっており、作品によって内容の振れ幅が大きいジャンルなのである(この状態は需要を求める層にとっては探しづらく、作り手にとっても自分に適った場を見つけづらい)。



TS百合を題材とする作品(1のケース)編集

例をあげるなら、魔女やクトゥルフ神話をベースに、あるとき意図せぬ願いでTSしてしまったレンと突然現れた少女アニーの相棒関係のストーリーを据えたスマホゲーム魔女兵器(2019年4月26日より配信)。


有名所で云えば、水をかぶると女体化する主人公とその許婚の交流を軸に日常を描いた、漫画およびそれを原作とするアニメ作品らんま1/2が、ある意味TS百合のジャンルに含むといえるだろう。


加えて、あやかしトライアングルの連載開始(2020年6月)、お兄ちゃんはおしまい!のTVアニメ放送開始(2023年1月)、2のケースではあるがクッパ姫の一時的な流行(2018年9月)などなど……も本ジャンルを題材とする存在と受け取ることができる。



関連イラスト編集

オリジナル

センシティブな作品つづるとお嬢さん、と夏目と菊川。

センシティブな作品

【創作】彼氏が彼女になったら893が転生したらおねロリになった話。

女の子になった前世の夫と 結婚したい元妻百合かもしれない


類似タグ編集

にょたゆり・にょた百合・女体化百合編集

女体化……つまりTS(性転換)した元男現女キャラの百合シチュエーションにつけられているという点では似ている。ただし、これらのタグは主に「女体化した元男性キャラ同士のカップリング」において使われている。


詳しくは当記事を参照。

にょたゆり(にょた百合女体化百合)



ふたゆり・フタ百合・ふたなり百合編集

カップルの片方あるいは両方がふたなりであるシチュエーションを指す。

この場合のふたなりは女体ベースであり、あくまで女性の道具使用に似た性行為の表現方法と捉える人が多くいるためかTS百合に比べてジャンル自体の作品数はとても多い。


実際のところ、ふたなりタグが付けられた百合作品を見ると、ふたなりタグのみであったり、百合タグが別途付けられていたり、ふた×女タグが宛てがわれていたりで、本タグはあまり使われない傾向にある。


ふたゆり(フタ百合ふたなり百合)

関連タグ編集

GL 百合 ガールズラブ TSF TS 性転換 カップリング

バディ プラトニックラブ ロマンシス ブロマンス


少し違うもの


TS百合カップリング

クパテレクッパ姫とキングテレサ姫のカップリング
クッピークッパ姫とピーチ姫のカップリング
ナルコヒナナルコ日向ヒナタのカップリング

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