ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要編集

ヤマハ発動機が2007年に発売したオフロードバイク。

「オフロードのR1という開発コンセプトの通り、ライバルとは一線を画す非常に凝った作り込みをしていた。


エンジンやフレームは完全新設計で、特にアルミ製ツインスパーフレームは公道用オフロードバイクとしては初の採用例となった。

エンジンも軽量化と高出力化を突き詰め、アルミはもちろん部品によってはマグネシウムチタンすら使用。

更にR1と同じボアストローク比を採用し、オフロードバイクらしからぬショートストローク・高回転型に仕上がっている。


結果、11.8:1という高圧縮比により、250ccクラスとしては異例のハイオク仕様となった。

シート高も、エンデューロ全盛期の車種(DT200WRなど)を思わせる895mmという数値。

定価は税込み70万円を超える高価なもので、登場時は何もかもが規格外であるとして話題をさらった。


また、スーパーモタード仕様のWR250Xも同時に発売。

オフロードバイクの足回りを変更しただけのモタードが多い中、こちらはエンジンECUのプログラミング(燃調)まで専用に起こす拘りようであった。


このような敷居の高いバイクであるにもかかわらずセールスは好調で、特にオフロードのヘビーユーザーから熱烈な支持を受けた。

パワーのあるエンジンと高剛性なフレームからオンロードにおけるスポーツ性も持ち合わせており、ツーリング用としての需要も高かった。

当然ながら右に出るようなライバルは現れず、他の何にも似ていない孤高の存在であり続けた。


2017年に環境規制の強化により生産終了。

近年のバイクにしては珍しく、生産終了直後からプレミアが付き、中古車市場は個体によっては新車価格を上回るほどの高値安定である。

この事実からも、本車がいかに飛びぬけたバイクであったかが窺える。


関連タグ編集

ヤマハ発動機 YAMAHA バイク YZF-R

関連記事

親記事

ヤマハ発動機 やまははつどうき

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 10719

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました