概要
『ドラゴンクエストⅣ』で初登場した昆虫型のモンスター。
二足歩行のクワガタのような姿をしており、ハサミのような大顎が特徴的で名前もそこからきている。
鳥山風のブーツも特徴。
作品別の解説
ドラゴンクエストⅣ
バトランド周辺など冒険の序盤に出現する。
最弱クラスのモンスターで、通常の打撃以外の攻撃方法はなく、勇者たちのレベルが高いと逃げることもある。
ドラゴンクエストモンスターズ1・2 星降りの勇者と牧場の仲間たち
虫系の低級モンスターとして登場。
HPと攻撃力が高めで、混乱や麻痺にそこそこ強い。
特技はラリホー、ひのいき、あしばらい。
同型のモンスターを意識しているのがよくわかる。
ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー
ランクCという意外と高い地位で登場。
配合で生み出す場合、一般配合では生み出せず、自分より高いランクのモンスターを必要とする特殊配合でしか生み出せないので、野生のものをスカウトしたほうが手っ取り早い。
MPとかしこさが伸びにくいが、他は比較的成長しやすい。
ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅
自然系のFランクとして登場。Fランクの自然系と物質系の系統配合で作成できる。
いきなり系とときどき系で特性が埋め尽くされている上に、Lサイズ化すれば「おだてじょうず」でバフが長持ちするため、無対策の相手は痛い目に遭わせることができる。ただし有利なのは無対策の相手限定で、実際は「みがわり」対策の「いてつくはどう」に美味しく頂かれるため、上級者にとってはカモである。
亜種・派生種
ラリホービートル
眠りクワガタの異名で恐れられるはさみクワガタの上位種。
青い色で、名前の通り「ラリホー」系統の魔法を得意とする。
『ドラゴンクエストⅣ』では第二章のフレノール周辺から登場する。
「ラリホー」と「ラリホーマ」の呪文で眠らせてくるため、割と厄介なモンスター。ステータスもそこそこあり、他のモンスターと出現したときは真っ先に倒してしまいたい。
ドラゴンクエストモンスターバトルロードシリーズでは『モンスターバトルロードⅡ』からまさかの登場。
特技は「ラリホー」と「きりさく」、「ラリホーマ」。
闇系、眠り系や行動不能系に強く、回避率が高いがHPがかなり低いのが欠点。
ヘルビートル
普段は地中に潜っており、突然這いだして敵に飛びかかるクワガタのモンスター。口から吐く火の玉が武器。
『ドラゴンクエストⅣ』では、第四章のキングレオ周辺から登場。
はさみクワガタ系最上位らしくステータスは一番高いが、ラリホーではなく全体攻撃の火の玉を使うので、あまり強敵とは言い難い。
そのためか最も印象が薄いモンスターとなっている。
リメイク版では地獄の火山に生息していたらしい。
余談
このモンスター、何とキングダムハーツにも登場している。
『キングダム ハーツ 3D 【ドリーム ドロップ ディスタンス】』ではドリームイーターの1体として参戦しドラクエよろしく敵として立ちはだかり味方として共に戦うというらしい立場となっている。