シャッガイからの昆虫怪物
しゃん
惑星シャッガイを母星とする昆虫型知的生命体で、書籍によって「シャッガイの昆虫」もしくは「シャン」とも呼称・表記される。
超特級危険物である「アザトースの種子」を安全な道具に加工できる唯一無二の技術を持つ等、遥かに発達した科学力を有しているが、大変残念な事実として、異常な嗜好を満たす以外頭に無い凶悪な種族で、様々な拷問機具を製造しては同族以外の生物を虐げている。
星ぐるみでアザトース信仰に傾倒しており、それを過激に追求していった結果、故郷を滅ぼしてしまい(本物のアザトースが顕現してしまったとされるが、現在では”先触れなるもの”グロースによって破壊されたとも伝わっている)、宇宙を流浪する身となった。
その過程で惑星ザイクロトルに立ち寄ったシャッガイからの昆虫怪物は、原住生物のザイクロトルの怪物を奴隷として多数捕獲するも、ザイクロトルの死の植物等の上位の原住生物を恐れて退去した。
その後、一部のシャッガイからの昆虫怪物は地球に来訪するも、宇宙船の不具合や地球の大気等の問題も合わさり、地球から出られずにそのまま滞在せざるを得なくなった。
幼虫から成虫へ変態するのに数世紀を要する程の長命種。
光合成で栄養摂取している為に、食事に時間を割く必要がなく、その余りある時間のほとんどを嗜虐嗜好を満たす遊びに費やしている。
脳は三層構造になっており、3通りの思考を並行して行い、3つの口で別々に発言が可能。これにより、最多で3つの魔法の同時発動も可能。
また、本当の意味で物質的な存在ではなく、人間等の生物を発見すると飛び掛かり、ターゲットの脳へ侵入し寄生する(恐らくこの御仁達のように実体と非実体の切り替えが可能で、相手の精神を乗っ取り易くする為に、非実体状態で精神を司る脳を狙っているものと思われる)。
人間に寄生した場合、正気を失う程の強烈な幻覚を絶えず見せ続けて精神をすり減らし、宿主の精神が極限まで弱った頃合いを見計らい、精神と肉体の主導権を奪う。
しかし、完全に発狂してしまうのはシャンにとっても都合が悪いらしく、宿主が完全に壊れてしまうと、その宿主を離れて新たな寄生先を探し始める。