CV:佐藤正治(ただし「サモト」名義)
概要
北斗の拳『修羅の国編』に登場した悪役。
幾条もの大きな傷が刻まれたスキンヘッド、胸にコブラの刺青、眉毛なし、隙間だらけの歯と、個性的な姿のキャラクターが目白押しの北斗ワールドにおいても一二を争うくらいインパクトの強い風貌。
目覚めて最初に観た人間を愛する破孔・死環白を突かれたリンを目覚めさせようとしていたサモト一味を皆殺しにし、代わりに自分がリンの愛を得ようとした。
その際に眼を開かせる破孔を突こうとしていたことから、北斗琉拳の知識はそれなりにあるようだった。
リンの破孔を突こうとしたが、駆けつけたヒョウに阻まれ闘気波で殺された。
死んだ際の断末魔は「あはら!」
独特の風貌や、修羅の国という環境にありながら愛を求める様などの個性から古参の北斗ファンサイトでは妙な人気があり、ヌメリ専門のファンサイトまであった。
アニメ版における設定改変
アニメ版においては佐藤氏がCVを担当しているが、冒頭で「ただし『サモト』名義」と断り書きを挿入している通り、アニメ版では設定改変の影響で非常にややこしい事になっている。
というのも、本項における「原作のヌメリ(以降便宜上「褐色巨漢の修羅」とする)」は登場しているものの「原作のサモト(以降便宜上「中世貴族風の修羅」とする)」の役回りも統合された…だけならまだしも、何故か「褐色巨漢の修羅の名前を『サモト』にする」という、アニメ版スタッフが見方によっては不必要といえる設定改変をしでかしてしまったために「原作の展開は踏襲しているのに該当する原作キャラは双方未登場」というややこしい事になってしまった。
つまり「最初から『ヌメリ(巨漢の修羅)』だけを登場させる」のではなく「原作では中世貴族風の修羅の名前である『サモト』をアニメ版では褐色巨漢の修羅が名乗っている」という、原作を知っている層からすれば煩雑とも思える設定改変がなされてしまった。
確かにサモトの役回りは「ヌメリだけを残せば削っても当たり障りない」ものではあるとはいえ、もう少しやりようが無かったんだろうか…?
とはいえ、アニメ版でもスタッフ側も罪滅ぼしのつもりなのか、よく見ると「アニメ版のサモト(褐色巨漢の修羅)」が引き連れている部下の中に「原作のサモトそっくりの中世貴族風の男」がいたりする。