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フラッシュバック(世にも奇妙な物語)

ふらっしゅばっく

ドラマ『世にも奇妙な物語』のエピソードの一つ。渡辺浩弐作品を原案とした。メイン画像は連続殺人犯荒木十郎。
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概要編集

『'08春の特別編』の最後に放映されたエピソード。平凡なサラリーマンに襲いかかる幻想を描く。主演:堺雅人。脚本:半澤律子。演出:都築淳一。


あらすじ編集

 狭い個室の中で目覚めた大石良雄(堺 雅人)は、頭から装置を取り外すと、こわばった指をほぐし、顔をなでた。この装置は、他人の体験を、五感を通じあたかも自分が体験したかのように感じることが出来るもの。もともとは、肉体的なハンデを抱えた人のヒーリング用に開発された装置だったが、裏では、放火、強盗、殺人といった暗い欲望が高値で売り買いされるようになっていた。良雄が体験していたのは、とある殺人者のものだった。

 やみつきになっていた良雄だったが、次第に、その装置で味わった他人の体験が日常の中でフラッシュバックするようになる。生活に支障をきたすようになった良雄は、カウンセラーのあぐり(羽田美智子)の元を訪れるが…。

※公式サイトより引用


関連タグ編集

世にも奇妙な物語 VR  シリアルキラー




























飴を加えた集団に襲われる中、街頭ビジョンに犯人の「荒木十郎」が逮捕されたニュースが流れ、ようやく良雄は安堵する。こうして、悲劇は無事に終わり、家に着いて、息子である力を抱こうとする。





……場面は変わり、刑務所。そこでは、荒木十郎(堺 雅人)がVRで平凡な家庭を追体験していた。

死刑が執行される直前に「大石良雄という普通のサラリーマンの人生」を体験した荒木は「家族がいる幸せを知っていれば、人を殺すことはなかった」と、自らが犯した罪への後悔と共に、最期にそれを見せてくれた執行官に感謝の言葉を残した。

そして、荒木は黙々と死刑台に歩いていき……


エピローグ編集

もしも平凡な日常に幸せを見出すことができていれば、こんなことにはならなかったかもしれない。みなさんにはそんな苦い体験をする日が来ないことを祈ります。


VRの装置を外してそう語り去っていく語り部。

装置から排出されたディスクにはこんなタイトルの文字が…………




───────────『ある死刑囚の記憶』


ネタバレ込みの関連タグ編集

ヴァーチャルメモリー:同じく「記憶」、「VR」、そして「殺人」を題材にした話。

サムライ化する男:こちらも、「VR」が題材だが、結末はどこか明るい要素が見られる。

夢のつづき和服の少女:いずれの主人公も死刑囚になってしまった。

つぐない(世にも奇妙な物語)扉の先懲役30日:こちらは主人公が初めから重罪を犯して逮捕された囚人である。

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