新宿の目(L'OEIL DE SHINJUKU)は、新宿駅西口ロータリー沿い、新宿スバルビル跡地の地下にあるオブジェ。
製作は、彫刻家の宮下芳子氏。
概要
1969年、当時富士重工業(現:SUBARU)の本社が置かれていた新宿スバルビルの地下に設置された。
題名のとおり目をモチーフにしたもので、幅およそ10m・高さ3mほどと路線バスとほぼ同じくらいの大きさである。
材質はアクリルで、照明が内蔵されているほか、瞳の内部が回転し複雑な光を放つ印象が強い作品である。
新宿スバルビルは2010年の小田急電鉄への売却、2014年の富士重工業の本社機能の移転を経て2019年に地上部分が解体され現存しないものの、本作は「スバルビル 新宿の目」と書かれたレリーフとともにそのまま残されている。
Access
新宿駅西口改札を出て、地下のタクシー乗り場・ロータリー沿いを反時計回りに進み、小田急HALCを過ぎて突き当りを左に曲がると右側に見える。
新宿モード学園コクーンタワーの手前の催事場(この場所に新宿スバルビルが建っていた)の地下に当たる場所である。
有名な待ち合わせ場所の一つとして紹介されるが、新宿に初めて訪れる人や不慣れな人には分かりづらいかもしれない。
その他
- 現在、本作を管理する小田急電鉄は「新宿の目を解体するか、残すのかも含めて、これから検討していきます」(2018年 J-CASTニュース)としている。
- 2019年6月4日、何者かによって破壊されたが、8月9日に修理が完了した。