水先案内人
0
みずさきあんないにん
通行が困難な海域において、船を安全に誘導する仕事
船舶が港や海峡、内海や運河などを通航する際、船長を補助し水路の案内をする人のこと。
転じて、ある分野においてガイドとしての役割を担う人・先導して行く先を示す人といった意味もある。
陸上と異なり、海上交通に於いては岩礁や海流など目視が困難な障害物が多く存在し、にも拘らず船舶の運動性能は極めて低く急には止まれないし曲がれない。
このため海域によっては現場の岩礁の位置、海流の状況、交通事情などに精通した水先案内人の存在が不可欠である。
日本では『水先人』の名で国家資格が設定されている。
法律上は船長を補佐する立場であり、あくまでも操船の責任は船長にある。しかしながら実務上は水先人が直接操船指示を出す場合も多く、そのあたりの判断は船長による。
英語では「pilot」という。すなわち、航空機の操縦士を意味する「パイロット」の語源となっている。
混同を避けるため英語圏の海軍では、航空機の操縦士を「Pilot」とは呼ばず「Aviator」と呼ぶことが好まれる。
漫画「AQUA」「ARIA」に登場する職業、「ウンディーネ」の漢字表記でもある。
pixivではこの意味で使われることが多い。
コメント
コメントが未記入です