概要
無人艦とは、文字通り人が乗り込まずに運用される艦船のことである。かつてはフィクションに比較的登場する存在として知られていたが、2020年代からは現実でも実用化が進んでいる。
現実では
無人艦は「USV」とも呼称される。
基本的には監視や哨戒など、直接的な戦闘以外の支援任務用途として用いられる。例えばアメリカ海軍では2022年に第1無人水上艦隊(USVDIV-1)が新設され、中型と大型のUSVを艦隊運用している。
また、小型のものでは自爆兵器として運用され、近年のウクライナ侵攻ではウクライナ軍が自爆型USVを使用し、ロシア海軍のロプーチャ級揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」を損傷させる戦果を上げている。
日本でも海上自衛隊が新装備として、「戦闘支援型USV」として令和6年度予算の概算要求に研究予算を計上している。
フィクションでは
あらゆるSF作品に登場し、戦闘シーンに使用されるツールのひとつである。使用理由としては、あまりにも非人道的な作戦のため、あえて人を乗せないケースと、人手不足のため、やむなく人を乗せないケースに大別される。
1.あえて人を乗せないケース
- ストライクウィッチーズ:アニメ2期『ストライクウィッチーズ2』では、敵ネウロイに対する反抗作戦のため、戦艦大和を無人艦にしてネウロイに突っ込ませている。
2.人手不足のケース
- 宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち:『宇宙戦艦ヤマト2202』では、地球軍はガミラス帝国との戦争により多くの軍人が戦没、人手不足の解消も一因となってアンドロメダ改を開発、山南は多くの無人艦を率いてガトランティスに立ち向かっている。
- また、ガトランティスはシファル・サーベラーやラーゼラーが多くの鑑をコントロール、理由は定かではないが無人艦を多数使用していると思われる。
3.1と2をミックスさせるケース
- 銀河英雄伝説:『銀河英雄伝説』では、ヤン・ウェンリーが帝国軍を罠にはめるために無人艦を使用しているが、一方でヤンの戦術は人手不足を補う苦肉の策でもあった。
- また、ヤンの後継者のユリアン・ミンツも帝国軍を罠にはめるため無人艦を使用しているが、彼の場合、戦術よりも人手不足を補う面が強く出ている。
4.艦艇の形をした拠点防御兵器
5.囮とするケース
(随時加筆求む)