概要
1997年10月1日開業。整備新幹線として開業した最初の路線である。
路線としては高崎駅(群馬県高崎市)から長野駅(長野県長野市)までの117.4kmの区間を指すが、全列車が高崎駅から東京駅まで上越新幹線(大宮駅からは東北新幹線)に乗り入れるため、案内上は東京駅から長野駅まで(臨時列車では上野駅発着や軽井沢駅折り返しがある)の区間を走行する列車が「長野新幹線」として扱われる。
本路線開業に伴い、並行する信越本線は碓氷峠を越える横川駅~軽井沢駅間が廃止(バス転換)され、軽井沢駅から篠ノ井駅までは第三セクターのしなの鉄道に経営分離された。
正式の路線名称は北陸新幹線であり、あくまでも高崎駅から金沢駅、さらにその先の大阪(新大阪駅?)までの整備新幹線としての北陸新幹線の先行開業という形である(長野までの区間が先行開業されたのは、1998年2月開催の長野オリンピックに間に合わせるためという事情があった)。実際、開業してからしばらくは北陸方面への配慮もあり「長野行新幹線(行の字が少し小さい)」と案内されていた時期があった(熊谷駅・高崎駅ホーム案内にその名残が残っていた。現在は「北陸新幹線(長野経由)」で表示している)。
その後、2015年3月14日の北陸新幹線金沢駅延伸に伴い、名称は北陸新幹線に統一されることになり、長野新幹線の名称はその役割を終えることとなった。