概要
1963年創設。1960年代初期のトリオコント・ブーム、1970年代末期の第一次ものまねブーム、1980年代の漫才ブームを通じ、関東圏における老舗の芸能事務所として数々のお笑いタレントを輩出している。
1988年には看板タレントのビートたけしがたけし軍団を引き連れ独立、片岡鶴太郎が活動の軸足を俳優業へシフトする等の影響もあり、一時は吉本興業も凌ぐと言われた程の勢いは低下したものの、たけし・鶴太郎と共に三本柱の一角であった山田邦子や、ダチョウ倶楽部・松村邦洋等の中堅格の頑張りで持ち堪え、また近年では有吉弘行・土田晃之・劇団ひとり・柳原可奈子といった新鋭の躍進などもあり、依然第一線の影響力を持つ。
守備範囲の拡大
現在はお笑いのみに留まらず、つるの剛士・川島なお美・斉藤慶子・高島礼子といった俳優や、文化人系タレントのマネジメントも幅広く手掛けている。
後者で特筆すべき点としては具志堅用高・渡嘉敷勝男・竹原慎二・セレス小林・畑山隆則・川田利明など世界王者級の元格闘家を多数抱えている事が挙げられる。
アイドル事務所として
近年はAKB48の一部メンバー(ちなみに「Notyet」のメンバーは全員この事務所である)が在籍している事から、アイドルファンからも注目されている。
特に前田敦子・大島優子の2大エースの存在は大きく、第3回総選挙までは全てこの2人のワンツーフィニッシュであった。
さらに第5回では指原莉乃が優勝、前田(第1・3回)、大島(第2・4回)と併せて太田プロ勢が歴代女王の座を独占している。
しかし、第6回ではプロダクション尾木所属の渡辺麻友が1位を獲得した事で、太田プロ女王の神話は崩れてしまった。
太田プロ総選挙
AKB総選挙の前後に合わせて、2011年から行なわれるようになったイベント。しかし「総選挙」とは名ばかりで、実はこれ、有吉弘行が自身の独断と偏見によってTwitterで発表している太田プロタレントのベスト20のランキングなのだ。2014年分終了時点での結果は、以下の通り。
順位/回数 | 第1回 | 第2回 | 第3回 | 第4回 |
1 | 上島竜兵(ダチョウ倶楽部) | 上島竜兵(ダチョウ倶楽部) | 大島優子(AKB48) | 大島優子(AKB48) |
2 | 前田敦子(AKB48)/山田邦子 | 山田邦子 | 上島竜兵(ダチョウ倶楽部) | 前田敦子 |
3 | 大島優子(AKB48) | 前田敦子(AKB48) | 有吉弘行 | 有吉弘行 |
4 | 神奈月 | 有吉弘行 | 前田敦子 | 上島竜兵(ダチョウ倶楽部) |
5 | 有吉弘行 | 片岡鶴太郎 | 片岡鶴太郎 | 劇団ひとり |
6 | ターザン山本 | 大島優子(AKB48)/劇団ひとり | 中村橋之助 | 具志堅用高 |
7 | 高島礼子 | 松村邦洋 | 劇団ひとり | 山田邦子 |
8 | 松村邦洋 | 山本寛斎/土田晃之 | 土田晃之/松村邦洋 | 神奈月 |
9 | 片岡鶴太郎/つるの剛士 | 笑福亭笑瓶 | 神奈月 | 片岡鶴太郎 |
10 | ナオミ・キャンベル | 指原莉乃(AKB48) | 指原莉乃(HKT48) | 土田晃之 |
11 | 指原莉乃(AKB48) | ターザン山本 | 山田邦子 | 指原莉乃(HKT48) |
12 | 土田晃之 | 彦摩呂/柳原可奈子 | ターザン山本 | 笑福亭笑瓶 |
13 | 渡嘉敷勝男/川田利明 | 寺門ジモン(ダチョウ倶楽部) | つるの剛士 | 柳原可奈子 |
14 | 山本寛斎 | 川島なおみ | 横山由依(AKB48) | ナジャ・グランディーバ |
15 | 北原里英(AKB48) | デンジャラス | 川田利明 | 横山由依(AKB48) |
16 | 寺門ジモン(ダチョウ倶楽部) | 肥後克広(ダチョウ倶楽部) | ノッチ(デンジャラス) | つるの剛士 |
17 | 劇団ひとり | ヤマザキモータース | 川島なお美/渡嘉敷勝男 | 平子祐希(アルコ&ピース) |
18 | 柳原加奈子 | 横山由依(AKB48) | 酒井健太(アルコ&ピース) | 入山杏奈(AKB48) |
19 | ノッチ(デンジャラス) | 北原里英(AKB48) | 入山杏奈(AKB48) | 吉川正洋(ダーリンハニー)/北原里英(AKB48) |
20 | 肥後克洋(ダチョウ倶楽部) | 神奈月 | 山本寛斎 | 川島なお美 |