概要
生物の区分であり様々な定義がある。
例えば地球上に存在する生物としての区分であれば我々は「人間」という種族になる。
次に人間の中での我々の区分であれば(おそらくここを見ている人の多くは)「日本人」「黄色人種」となる。
更に細かく分類するならば例えば「鈴木家」「田中家」という種族(家系)とも言える。
生物の中での人間としての区分ならば生物種、
更に細かい区分ならば家系、家柄などという言葉で表現した方が意味が伝わりやすい。
ファンタジーにおける種族
一方でファンタジーで種族と言った場合は生物種としての意味合いで使われることが多い。
ファンタジーの世界では種族が存在することがあり
場合によっては人間と共生していたり対立していたりという存在になっていることが多い。
これらの作品では人間を含めて種族という纏まりで
知性を持つ生物を種族とした設定が決められていることが多い。
ファンタジーでの種族が登場し出したのはトールキンの中つ国などからであり
大体の場合は伝承、伝説上のものであることが多い。
複数の種族が登場する場合それぞれの種族は特別な役割を持っていることが多い。
またRPGではキャラクターの性質そのものに種族が大きくかかわることもあり
テーブルトークRPGの作品の一つである「ダンジョンズ&ドラゴンズ」では
キャラクターのクラス(職業)にファイター、クレリック、シーフ、マジックユーザーと
エルフ、ドワーフ、ハーフリングというのが存在した。
前の4つは人間であるが残り3つは種族=職業という例である。
そしてコンピューターRPGの元祖ともいえる「ウィザードリィ」では
キャラクターのクラスと種族には関連性はなくなった。
しかしながら種族による性能の違いが存在するため
ドワーフのファイターとエルフのファイターでは性能に大きな差が出てくることになる。
また、一部の作品では機械(アンドロイド、ロボット)も種族の一つに数えられることがあり、
例えばファンタシースターオンラインにはアンドロイドという種族がある。
ファンタジーでよく登場する種族
解説は基本的なものであり作品によっては異なることがある。
また、詳細は各々の記事を参照されたい。
エルフ
人間に似た姿を持つ種族。
また作品ではエルフの耳を尖った耳として描くこともありエルフ耳と呼ばれる。
また人間と近しいためか人間との混血としてハーフエルフや
エルフに敵対する種族としてダークエルフが存在することもある。
ハーフエルフ
人間とエルフの間に生まれた子ども。
多くの場合人間の世界で暮らしているが
エルフの血も入っている。
大体の場合は人間、そしてエルフからも疎んじられる存在であることが多く
ハーフエルフであることをばれないように生活していることが多い。
ダークエルフ
エルフの近縁種。
闇の象徴であることが多い。
エルフ同様に美しく若い外見で長命、または不死という性質であるが
エルフ同様に魔法の力を持つという設定が多い。
エルフとは敵対的に描かれやすくエルフと比べると
薄暗い場所に住んでいることが多い。
ドワーフ
大体の場合人間よりも小さく髭を生やした老人のような外見である。
体は小さいが力は強く自分の身の丈以上の武器を扱う。
また、手先が器用であり職人として描かれることが多い。
この際女性にも髭が生えるという作品もあるし生えないという作品もある。