ネガの世界
ねがのせかい
『仮面ライダーディケイド』に登場する並行世界の一つ。
概要
『仮面ライダーディケイド』第20話・21話に登場した世界。
本作はベースとなる原作の世界は存在せず、光夏海が暮らしていた世界(第1話で怪人軍団の攻撃を受けた世界)に比較的近いものになっている。9つの世界を巡り終えた門矢士はこの世界に来るなり、天才バイオリニストの紅音也から熱烈な歓迎を受ける。
なお、本エピソードはディケイドの最強形態「コンプリートフォーム」の初登場エピソードであり、脚本はあの井上敏樹が執筆しているため、一部の視聴者からは「キャラの描写が19話以前とは異なりややダーティな部分(通称井上面)が強調されているように見える」との意見もあった。
その正体
ネガの世界は、怪人たちの暮らす世界である。
音也は原作と上っ面だけはそっくりなものの既に心は怪人のものに成り果てており、人々を弾圧するダークライダーたちを統べる仮面ライダーダークキバとして戦っていた。
また、この世界は見かけどおり1話の世界(通称「夏海の世界」)から派生したパラレルワールドであり、この世界にも別の「光夏海」は存在する。夏海の友人たちは既に亡き者にされ、彼らの偽物がリュウガ、オーガ、ダークカブトとして活動していた。
また、下級ダークライダーとしてオルタナティブが登場している。原典ではリュウガもオルタナティブも人間だったものの、この世界では人間は差別され迫害される存在でしかないため、改造人間や異種族の擬態である可能性が高い。