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仏像の編集履歴

2015-07-30 14:30:49 バージョン

仏像

ぶつぞう

仏を模した像のこと。

概要

仏教において信仰のためにの姿を表現したのこと。

信仰以外でも骨董品置物インテリアとして親しまれる。

正確にはまだ仏ではない菩薩の像や、仏教に帰依した天部の神々の像も、「仏像」と総称される。


仏像をつくる職人仏師という。


仏典上の記載

上座部仏教に伝わるパーリ語経典では、釈迦在世時に仏像が作られたという記載はないが、大衆部系の増一阿含経(巻第二十八)では、如来の像が作られたと記されている。

パーリ経典において増一阿含経に対応するのは「アングッタラ・ニカーヤ」と呼ばれる部分だが、この部分によると、釈迦は如来や転輪聖王の塔を建てるのはふさわしいことであると語っている。


パーリ語経典を用いる上座部仏教に伝わる『清浄道論』には、

仏像の起源らしきエピソードがある。それによると生前の釈迦の姿を知るマーラ様が化けた姿である。

マーラは修行中の比丘から「釈尊に会ったことがあるのならその姿を見せてほしい」と言われ、そうすると、比丘は「貪瞋痴ある悪魔が化けたものですらこれほど輝かしいのだから、実際の釈尊はどれほどであったろうか」と随喜し、「観察を増大させ」阿羅漢になることができた。

というエピソードが記されている。マーラは「嘘をつくことができない」とされているため、

比丘に示した姿は彼(マーラ)が見たままを正直に再現したことになる。


信仰上の礼拝対象として

仏像が製作される伝統が確立される以前から、仏教徒のあいだでは、釈迦の遺骨(仏舎利)やそれを収めたストゥーパ仏塔)、仏の足の裏をシンボル化した仏足石、釈迦と縁の深い菩提樹が礼拝されていた。

仏像が作られ始めると上座部圏では釈迦を含む過去七仏の像が、大乗仏教圏ではさらに多様な仏たちの像が生み出されていった。


仏像を作ること、大事にして恭しく扱い、花や水や香を供えることは信仰生活の一環として広く仏教国で行われている。


デザイン

仏像のデザインは大乗仏教のほうがバラエティに富んでいる。造形される仏・聖者の数からして違うこともあるが、大乗独自の神仏の多くは水瓶などの持物(アトリビュート)を備えている。

また大乗仏教の仏像は上座部のものより、仏像の手・指で結ばれる印契(印相、ムドラー)の種類が多い。

上座部では修行において特に印契をなぞろうとしないが、大乗の、特に密教においては積極的に取り込んでいる。

上座部系にない印契の意匠を持つ仏像の多くは密教系の尊格の像である。


なお、キリスト教イコンのように仏像には作者の名前を刻んだり書いたりしないのが普通である。


材質

木像、金属像、塑像など様々な材質のものがある。

pixivではそうした像ではない生きた神仏のイラスト(仏画)にも、このタグがつけられている。


値段

の本尊として安置される他、家庭用の仏壇にも祀られている。

宗派によって本尊が誰なのか、また仏像の造形にも違いがある。

概ね高価なものであり、仏壇用の小さい仏像でも最低2、3万はする。

寺にあるような大きなものは6桁超えが当たり前である。


仏像が高価なのは昔からで、むしろ昔のほうが財政的に入手は困難であった。

日蓮系の題目曼荼羅や、浄土系の南無阿弥陀仏名号の本尊は、その点で民衆にとって助かる存在であった。


インテリアとして

もともと信仰用であり観賞用ではないため、インテリアや飾りとしては、仏壇屋においてあるようなものだと、スケールフィギュアスタチューのような見栄えは期待できない。

鑑賞に堪えるものとなると有名仏師の作となるが、サイズ小さめでも6桁を軽く突破し(地蔵菩薩や白衣観音などデザインが簡略な尊格だと多少は安くなるが)、7桁の大台に乗る作品が数多い。信仰用ではないのに置くのも、真面目な仏教徒から白眼視される危険がある。

あくまでもインテリアと割り切るなら、リボルテックタケヤか、ゲーム機とソフトを一式買えるくらいの余裕があるならイsムあたりにしておいたほうが無難だろう。


関連イラスト

仏像を描いた絵や、仏像のポーズを模した人物画がほとんどを占め、彫刻して実際の仏像を作ったものは(2014年6月現在では)ほとんど見られない。

厨子入木造蔵王権現立像

帝釈天聖観音菩薩立像(手習観音)


「桜地蔵」(さくらじぞう)希少な例。


関連タグ

  神仏 大仏 如来 菩薩 明王 四天王 

地蔵地蔵菩薩観音観音菩薩不動明王 帝釈天 弁財天 阿修羅 八部衆

仏画 彫刻

ガンダーラ 奈良 京都 鎌倉

天空戦記シュラト 二条乃梨子 せんとくん

瀧エリ 水上麻衣 リボルテックタケヤ 横溝真琴


外部リンク

Wikipedia「仏像」

Wikipedia「Category:仏教美術」

クリシュナムルティ学友会 ヴィスッディ・マッガ(清浄道論)和訳(上)の一番下でエピソードを確認できる。

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