データ
第5話「模造された男」登場
別名 | 身長 | 体重 | 出身地 |
---|---|---|---|
宇宙ロボット | 56m | 4万9千t | ペダン星(新甲南重工有明工場) |
概要
かつて地球侵略を目論んだペダン星人が使用していたスーパーロボット兵器・キングジョーの残骸を軍事兵器として再利用するために地球防衛軍が回収、依頼を受けた『新甲南重工』によってペダン星のテクノロジーを解析、修理+強化改造を施されたキングジョー。
対侵略者用のスーパーロボットとして量産される予定だったが、1万5000年前のオーパーツ・ラハカムストーンの力で生まれた現場責任者のカネミツ社長の模造人間によって(勝手に)レスキュー用の平和利用目的のロボットに急遽変更されてしまった(そっちのほうが絶対良い様な気がするが…)。
が、カジ参謀の侵略者を恐れる心をラハカムストーンがコピーして具現化させた影響で暴走。再びウルトラセブンと戦うことになってしまった。
外見・能力
体にモールドなどが施されたリアルロボット仕様の造形になっており、改造の影響からが、作動音が以前の「ワン・ツー・スリー、ワン・ツー・スリー…」と、聞こえていたものから「バディル、バディル」と聞こえるものに変わっている。
また、以前は一度転倒すると自力で起き上がれないという弱点を持っていたが、今回は自力で起き上がれるようになっている。ちなみに人工AIが組み込まれているのか、今回は自立的に作動していた。
能力は以前と同じく4体のパーツへの分裂及び合体、目のような部分から発射される破壊光線「デスト・レイ」と変わっていないが、改造を施された結果、以前より分離・合体のスピードが比べ物にならないくらい早くなっており、セブンの放った『ワイドショット』を分離して回避し、そのままセブンの背後に素早く回り込んで再合体するという荒技を披露してくれた(ちなみに、後に『ウルトラマンマックス』や『ウルトラマンX』に登場したキングジョーも同様の回避行動を見せている)。
宇宙金属の一種である『ペダニウム』で作られた装甲の堅さも健在で、足に『エメリウム光線』を受けてもダメージを受けたような素振りすら見られない。
ただ、ライトンR30爆弾で損傷を負った箇所が残っている(損傷箇所を修復しなかった原因は不明だが、ペダニウムを地球の技術では再現できなかったか、元々戦闘用ロボとしての運用を想定していなかったためにそのまま放置されたかのどちらかだと思われる)のが弱点で、ライトンR30爆弾という切り札のない状況でセブンを追い詰めるが、ウルトラ警備隊のアシストで反撃を許してしまい、最後は弱点へアイスラッガーによる集中攻撃を受けた後、『ウルトラノック戦法』で破壊された。(しかし、それでも何発もアイスラッガーを喰らわせたからかアイスラッガーが刃こぼれした描写もある)
ウルトラ怪獣擬人化計画
初代キングジョーに続いて擬人化される。
デザインは、初代とは別のデザイナー(まめっち氏)が担当しており、その結果かなり趣の異なった外観となった。
初代が黒髪ロングの大和撫子のような容姿をしていたのに対し、こちらは金髪のフランス人形のような容姿が特徴。また、外部装甲が初代と比べてかなりゴツイのに対し、胸部装甲がやや小さめ。
さらに、原点の暴走ロボットという面を意識してか目からハイライトが無くなっており、どこか狂気を感じさせる表情になっているなど、結構作りが細かい。
仮にペダン星やサロメ星そっくりの地球の某防衛チームの戦闘機が擬人化してもこうなるのかもしれない。
漫画版では、第18話でガッツ星人に隠し撮りされた女子生徒の1人として写真のみ登場している。