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真壁一騎の編集履歴

2016-01-06 01:19:55 バージョン

真壁一騎

まかべかずき

アニメ『蒼穹のファフナー』の主人公。

プロフィール

身長169cm(※アニメ1期時点)
体重56kg(※同上)
誕生日2131年9月21日
星座乙女座
血液型O型
好きなもの静かな場所・美味い食事
搭乗機マークエルフマークザイン
CV石井真 / 豊口めぐみ(幼少時)

概要

本作の主人公。14歳(無印)→16歳(HEAVEN AND EARTH)→19歳→20歳→21~22歳(EXODUS)。


人工子宮で誕生した島の子どもの一人であり、フェストゥム因子の影響により、驚異的な運動能力、反射神経、肉体の耐久力を持つ。具体的には小説版にて皆城総士にオリンピック全種目で金メダルが取れると太鼓判を押されたほどの能力。


父・真壁史彦と2人暮らし。母・真壁紅音は一騎が幼い頃フェストゥムに同化されている。

家事は一騎が担っており、料理が得意。後に勤め先で「一騎カレー」が名物メニューとなる。


アルヴィスファフナー適性は搭乗者内の最高ランクであったが、認識制限コードレベルの解除段階が一定未満であることと、パイロットたちの指揮官である総士との関係があまりよくないことが考慮されて(理由は後述)、ファフナーへの搭乗はもちろん、物語冒頭にてフェストゥムが襲撃してくるまで竜宮島の実態を知らされていなかった。


性格

口下手で他人と積極的に関わろうとしないが、根は純朴かつ実直で、冲方丁氏曰く母性的な性格。

無意識レベルで自己否定が強いために、ファフナー搭乗の際の変性意識でも性格の変化がほとんど見受けられず、機体との一体化に適している。実は戦闘中、美しい外見をもつ敵(フェストゥム)を壊すことに密かに暗い悦びを覚えており、ファフナーから降りた後そんな自分を嫌悪するのが常。平穏な日常に自分の居場所を見出せず、平和を求める一方で戦いの中に身を置こうとする矛盾を抱えている。


生まれつき自己否定的な性格ではなく、劇場版の前日譚にあたる小説『Preface of 蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』では、ファフナー搭乗の際の心象風景である「暗く重い海の中」について「元来は海の上にいた」と指摘されており、本人は「罰するために、自分から落ちた」と解釈している。

その原因は、幼い頃親友だった総士が同化衝動を引き起こした際に「ひとつになろう」と迫られ、咄嗟に反撃し彼の左目を失明させて逃げたこと、加えて総士が大人たちにそれを隠したため、自分の行いに対する罰を受けなかったという一連の事件に拠る。

これ以降一騎は、総士を傷つけた理由を忘れたまま「総士に憎まれている」「自分は大事な人を傷つけても平気な人間」と思い込み、「いなくなればいい」とまで考え続ける自己否定の強い性格が形成された。またこの事件以降、総士とは疎遠になっていったため、周囲からは2人は不仲であると思われていた。


だが決して死にたがりではなく、自分が「いなくなる」ことへの恐怖を常に抱えて戦っており、心の安らぎである遠見真矢に「俺のこと憶えていてくれる?」と尋ねたり、ドラマCDでは右半身不随になる程同化現象が進行した際、自分が「生きたまま違う何かになる」恐怖に耐えられなくなり、史彦に「(治療なんて)間に合うもんか!」「あいつら(フェストゥム)を倒すために俺を育てたんだろ!」と普段では考えられない言葉を発したりと、限界まで追い詰められていた。


遍歴

1期/小説版

初騎


14歳。「中学を出たら自分を知る者が居ない島の外へ行く」ことを望みながら、無気力な日々を過ごしていた。しかし突然のフェストゥム襲来により、ファフナー・マークエルフのパイロットとして訓練を受けぬまま実戦投入され、以降は竜宮島防衛の要のパイロットとなる。

その後、羽佐間翔子の死と、春日井甲洋の豹変・同化を経て戦いに疲弊し、同時にファフナーを人命より優先するかのような言動を採る総士を理解できなくなってしまう。


総士の見て来たものを自分も見ることで彼の胸中を理解できるのではないかと考えた一騎は、狩谷由紀恵に唆されるまま竜宮島を出奔し、外の世界の惨状を知るも、日野道生カノン・メンフィスら人類軍の捕虜となる。しかしフェストゥムの大群に襲撃された人類軍基地で亡き母そっくりのフェストゥム・ミョルニアに出会い、人類とフェストゥムの共存の可能性を探る日野洋治が開発したマークザインを託される。

融解したマークザインの中で自身の過去と対峙した一騎は、竜宮島のコア・皆城乙姫の導きで、事件の真相と総士が自分を憎んでおらず、むしろ感謝していたことを知り、「総士ともう一度話がしたい」と存在し続けることを選択。生まれ変わったマークザインと共に、島への帰還を果たした。


安息は長くは続かず、イドゥンマークニヒトによってジークフリード・システムごと総士が攫われると、一騎は彼を取り戻すべく、仲間たちと共に人類軍の北極ミール殲滅作戦への参加を決意する。

最終的に作戦は成功したものの、肉体をほぼ同化された総士は、帰路の途中で一騎に「お前が信じてくれる限り、いつか必ず帰る」と約束して消滅。この作戦で両目をほぼ失明し、竜宮島に1人帰還した一騎は「ここでお前を待っている。ずっと」と総士に誓う。その後は1年間昏睡状態となり、眠り続けた。


劇場版


16歳。髪が少し伸び、両目は色を認識しないばかりか日に日に衰え、同化現象の進行により瞳の色は常に赤い。昏睡状態から目覚めて1年、喫茶「楽園」でアルバイトをしながら総士の帰りを待つ。


ある日、総士の導きで竜宮島に人型フェストゥム・来主操が漂着し、史彦から島の存亡を掛けた操との対話を命じられる。対話の中で、竜宮島と戦いたくないという彼の強い思いを理解した一騎は、操が彼にとっての「神様のような存在」であるミールに逆らってそれを伝えるよう、操を乗せたマークニヒトと拳を交えてもなお説得を続けた。一度は全身を同化されながらも彼に意志を伝えさせ、島に侵攻したミールを去らせることに成功する。この時、操の遺志によって視力と瞳の色を取り戻し、帰還した総士との再会を果たした。


EXODUS

旅立ち


19歳。髪は結べるくらいの長さにまで達し、仕事中は後ろで結わえている。元々母親似の顔立ちだったが、今作では母親そっくりになった。彼の身を案じるアルヴィス上層部にファフナーへの搭乗を禁じられ、「楽園」で雇われマスターとして本格的に働いている。

余命3年を宣告されており、残された時間をどう使うかを苦悩しつつ模索していた。1話の近藤剣司要咲良の会話から身体能力がかなり衰えていることが察せられる。

1期で人類軍の北極ミール殲滅作戦に参加した際の活躍ぶりや、捕虜になった際に彼から採取された「MAKABE因子」が、人類軍のファフナーパイロット育成を彼らの寿命と引き換えとはいえ大きく進歩させたことから、人類軍の間では「Dアイランド(竜宮島)の英雄」と目されている。しかし、当の一騎は「自分と同じ苦しみを人類軍の若者達に背負わせてしまった」と苦々しく感じていた。


そんな中、竜宮島の新たなコア・皆城織姫の命により、インド・シュリーナガルへ遠征した派遣部隊を援護すべく、再びマークザインを駆って戦場に立つこととなる。そしてフェストゥムと「おはなし」ができる日野美羽の言う「平和な未来」を信じ、残り少ない命を「皆を守る」ことに使おうと決心する。

リミッターを解除したマークザインとの一体化が原因で、総士との絆によって抑え込まれていた変性意識が「万能感と救済意識」という形で表れるようになった。


犠牲を重ねるばかりの旅の途上で、かつては自分の命の一部だからと惜しんでいた髪に鋏を入れたが、その直後に自分を守るために暗殺者を射殺した真矢の姿を目の当たりにし、なおも手を汚そうとする彼女に初めて生きて島に帰ろうと伝える。そして島との合流直前の戦いで、同化現象により砕け散った右腕と引き換えに単騎でアザゼル型アビエイターを下し、限界寸前の体で島に帰還した。

昏睡中に羽佐間姉妹の姿で現れた島のミールと対話し、「まだ俺にも命の使い道があるなら、それを知るためにいきたい」と、「生と死の循環を超える命」の祝福を受ける道を選択。ミールに「世界の傷を塞ぎ、存在と痛みを調和させるもの」と呼ばれ、赤かった両目と右腕が再生した状態で目覚めた。なお、一騎は「俺を、母さんみたいにするのか」と尋ねているが、母親(の姿をしたミョルニア)と同じマスター型フェストゥムとなったかは不明。


第4次蒼穹作戦中、旅の間に一行を苦しめたアザゼル型ベイグラントのコアに操られる、ジョナサン・ミツヒロ・バートランドと対決。激闘の末ミツヒロに心を見出し、コアに改竄されていた彼の記憶を取り戻させるが、コアの抵抗によって存在と無の地平線に送られる。そこで現実では既に肉体が砕け、地平線の彼方へ遠ざかる総士を見つけた一騎は、何度でも会おうという彼の言葉に「必ず」と応えた。


2年後、一騎は元の世界に戻って間もなく総士のマークニヒトの中から見つけた子供と、第3アルヴィス・海神島にいた。彼は海の向こうに何があるのかという質問に答え、子供を「そうし」と呼んだ。


余談

  • これまで、翔子・真矢・カノンの3人から想いを寄せられているが、まるで気づく様子がない。一応本人にも人の心を推し測る力は犬のショコラに負けているという自覚はある。また、小説版では「自分がそういう対象になるとは夢にも思わない」と言及されており、一騎の自己評価の低さや自分の価値を認め難い性格が、自分へ向けられる好意への鈍感さに繋がっている描写がある。
  • 作中の一貫した総士への傾倒ぶりを、「総士病」と呼ばれることもある。ただし、盲従しているわけではなく自らの意思で選択した結果であり、彼の命令に従わない場面も多い。

関連イラスト

一騎誕おめくすぶってるようなので

シナスーは黒verがすき・・センシティブな作品


関連タグ

蒼穹のファフナー Alvis マークエルフ マークザイン 英雄二人 太陽と月

皆城総士 遠見真矢 真壁史彦 羽佐間翔子 春日井甲洋 カノン・メンフィス 来主操 こそうし


カップリングタグ

総一 一総

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