ガラオックス
がらおっくす
概要
『仮面ライダー』第95話「怪人ガラオックスの空とぶ自動車‼」に登場する牛と人喰い烏の能力を備えたアメリカ西部出身のゲルショッカーの改造人間。
角から噴出する別名“悪魔の霧”とも呼ばれる特殊なガス『ミスティーガス』を使ってありとあらゆる地上の乗り物を空中へ浮かせて地上に降らせる事で街を大混乱に陥れる『ミスティーガス計画』の実行を使命とする。鳴き声は「カオーォゥ」
能力
飛行能力を持つほか、両腕の鋭い爪で相手を引き裂く『悪魔のツメ』やあらゆる物をを刺し貫く事ができるとされる頭部の2本角を相手に差し向けて突進する『角エグリ』、爪の先から発射するロケット弾が主な戦力。
そしてこの怪人最大の武器は角の先端より噴出する水素の50倍の軽さを持ち、あらゆるものを空中へと浮かばせてしまうという特性を持った別名“悪魔の霧”とも呼ばれる『ミスティーガス』で、これを使って1度は仮面ライダー新1号を倒した強敵である。
なお、怪人自身はこのガスを噴射した後、ガスを鼻で回収して効力を無効化している。
ちなみにガスの効果は密室でのみその効果を最大限に発揮できるために、郊外、それもだだっ広い広場などでは全くその効果が発揮できないという弱点が存在する。
活動歴
“悪魔の霧”『ミスティーガス』の能力テストでとあるアベックの乗った車を襲撃したガラオックスはアベックの片割れである勝彦青年がライダーに救出され助かったという報告を受けると直ちに彼の口居封じへと向かう。
少年ライダー隊に匿われている勝彦を偽の救急車を使って捕えることに成功すると、救出の為に追いかけて来た本郷猛=仮面ライダー新1号を救急車に閉じ込め『ミスティーガス』の餌食にするという二重の罠により、はるか上空の彼方から地上へと叩き付けることに成功。
真相を知って駆けつけたおやっさんと滝が見た物は焼け焦げたライダーの赤いマフラーのみだった…
ライダーが死んだと思いライダーに変わって怪人を倒そうと考えた2人は“ライダーが生きている”との偽の情報を流して怪人を誘き出し、地雷原へと誘い出して仕留めようとするが、怪人が飛行能力を持っていた為に失敗。
窮地に陥るが、実は“本当に”生きていたライダーが駆けつけ2人の窮地を救い、最後の対決へ。
密閉空間でこそその真価を発揮する『ミスティーガス』も開け離れた空間である郊外ではその威力を発揮出来ない為、それ以外の力を最大限に生かして応戦する怪人だったが、角の片方をへし折られ『ミスティーガス』を封じられ、最後は『ライダー外面キック』を受け爆散した。
その後、最終回においてヒルカメレオンが生き返らせた再生怪人軍団の1人として登場し、イノカブトン、クモライオン、サボテンバットと滝和也を捕えるが、その後の行方は不明。