概説
注文から料理の提供までの時間が早く、食器を用いずにその場ですぐに食べる事のできる料理の事。
英語で表記すると【First(一番目)】ではなく【Fast(早い)】であり、本来なら「ファストフード」と呼ぶのが正しい。
現代用語辞典など教養の部門では前者が通用されるが、テレビメディアなどでは後者を使用する事が多い。
分類
ハンバーガーやホットドッグなど、サンドウィッチ系が主流。日本では蕎麦やうどん、おにぎりも分類される事がある。
実は、日本で始めて売り出されたものは屋台の寿司だったりする。
その多くがフランチャイズ方式によるチェーン店舗経営で影響しており、特に日本ではハンバーガー業界はファーストフードの顔ともいえる割合で業界を占めている。
なおフランチャイズ方式を正式採用したのは、ケンタッキーフライドチキンが一号とされる。
昨今では駅前や百貨店のフードコートにも進出し、多くの店舗が軒を連ねている。
評価
比較的安価で持ち運びしやすい一方、栄養価が偏りやすい。
場合によっては、「雑な食事」の代表のように扱われてしまう事もある。
一絡げに「ジャンクフード」と蔑称される場合も多い。
元々“パンに肉”という、《炭水化物+脂質》の太りやすく野菜の少ないメニューが多い事から、90年代以降の健康嗜好の強まりから徐々に印象が悪くなってしまった。
このため名誉挽回として、野菜をふんだんに使用したメニューや、敢えて手間のかかるメニューを開発し少し価格を上げて高級感を醸すなど、業界全体で品質向上の動きが強まっている。
一方で、財布は薄いが胃袋は大きい学生たちにとって、ファーストフード店はファミレスと並ぶ格好の溜まり場ともなる。
日本のハンバーガーショップでは、学生たち数人がフライドポテトをつまみながらおしゃべりに興じる姿がよく目撃される。
関連タグ
ハンバーガー サンドウィッチ ホットドック フライドチキン ドーナッツ