霧隠れとは、岸本斉史による漫画『NARUTO』に登場する地名及びそこに所属する人物に対して使用される用語。
概要
かつては血霧の里と呼ばれ、その当時のアカデミー卒業試験は生徒同士が殺し合いをするという過酷なものだったが、現在は行われていない。また政情不安になりやすく内乱が多発する。
その血霧の里とよばれる恐怖独裁制は四代目水影やぐらの時代のこととされているが、やぐらはうちはマダラ(実際はトビ=うちはオビト)に操られていた。そのことから、ある意味暁に最も翻弄されていた里であるといえる。しかしその暁の結成に至るには、霧隠れがかつて行った(おそらく三代目水影の時代)のはらリンの拉致と人柱力化が大きく関わっており(これも実際はマダラがオビトを闇堕ちさせるために暗躍したもの)、それ以前から血霧の里と呼ばれていた事がわかる。実際に暁が発足したのは雨隠れだが、霧隠れが「暁発祥の地」というのは割かし事実に近かったりする、血霧の里の逸話もあってミフネから見れば岩隠れの次に信用出来なかったのはこの里だった。やぐらの傀儡化と独裁制は因果応報といえるのかもしれない。
また干柿鬼鮫やアニメ版では枇杷十蔵などの霧隠れの実力者が加担していた為に、暁との関与が強まったのも要因の一つなのかもしれない。
白いわく、血継限界を持つ者は、内乱に利用されるため忌み嫌われて迫害される傾向にあるらしいが、五代目水影照美メイは血継限界を有するため、近年では改善されてきているらしい。
霧隠れには捕虜交換には応じない国で、他里の忍が捕まった場合は、忍びの忍術やチャクラの性質を徹底的に調べ上げ、抹殺するなど野蛮な国でもある。
アニメでは援助を受けている隣国に「海の国」がある。
小説版カカシ秘伝「氷天の雷」では霧隠れの抜け忍達の中でも戦う事に疲れた者の多くは波の国へと移住し、新たな人生を迎えたい為に暖かい生活を行おうと平民へと装って生活する事が多いと明かされている。
霧隠れの追い忍部隊
霧隠れには、抜け忍狩りを専門とする追い忍部隊が存在する。
特徴は暗部によく見られるお面が特徴である。かつて白も所属している。
木ノ葉の暗部と混合視されがちだが、抜け忍を捕まえ次第、遺体を解体し忍術やチャクラの性質など徹底的に調べ上げ、最後は痕跡を跡形も無く消す追い忍のエキスパート集団である。
しかし彼らは追い忍は、抜け忍を狩る為なら手段を選ばず、関係ない民間人を巻き込み虐殺したりなど、卑劣な行いが目に余った。
特に追い忍部隊の出身の栗霰串丸は人殺しを嗜んだり、暗部時代の黒鋤雷牙も依頼とは言え、民間人を手当たり次第虐殺するなど、霧隠れの里の風紀にも乱れがある。
またガトーの重圧があったからか、再不斬を狩るのを引いたりなど悪人の言いなりになっていた現状もあったりする。(その為、ガトーを殺そうとした再不斬を白が止めた理由は、追い忍から追われない為の根回しを失わない様にしたところからである。)
しかし照美メイが水影と変わったからか、ウタカタを追っていたツルギ達は聞く耳を持ち、木ノ葉の同盟関係を重んじたりなど、時代が進むに連れ残虐性は見られなくなっている。
上記に記した様に、ガトー亡き波の国には霧隠れの抜け忍が多く隠居しているが、追い忍が動かないのも照美メイが一枚噛んでいるのかもしれない。
しかし今度は霧隠れの抜け忍が、欲に溺れた波の国の人々に不満を覚え、迫害された屈辱を晴らす為に抜け忍我龍率いる一派が波の国を襲撃し多くの人々の命を奪っている等、霧隠れからの抜け出た忍び達の問題行動は未だに大きく抱えている。
所属
水影
忍刀七人衆の先代達
抜け忍
- 桃地再不斬
- 白
- 鬼兄弟
- 干柿鬼鮫
- 黒鋤雷牙(アニナル、後に原作に逆輸入の形で登場?)
- 蘭丸(アニナル)
- 枇杷十蔵
- 鬼灯水月
- ウタカタ
- 我龍(小説版 カカシ秘伝氷天の雷
- 華氷(小説版 カカシ秘伝氷天の雷
- 羅氷(小説版 カカシ秘伝氷天の雷
関連イラスト
関連タグ
暁 木ノ葉隠れ 砂隠れ 雲隠れ 岩隠れ 雨隠れ 滝隠れ 忍者