Fate黒化
ふぇいとくろかあるいはこくか
概要
Fateシリーズでは、黒化が正式な用語として使用されている。「こくか」と読む。
ユーザー間では「オルタ化」のほうが通りは良いかもしれない。
Fate/staynight
聖杯の中に淀む黒い泥に犯され、属性が反転したサーヴァント。物理的な干渉力が増大するが霊体化はできなくなる。魔力も聖杯から無尽蔵に供給されるため、戦闘力も強化される。ただ暴走状態になってしまうため細かい制御は不可能で、「暴走機関車」に例えられる。
Fate/prototype
劇中では黒化の原理は説明されておらず前述のような聖杯の中に潜む者の影響によるものか後述の召喚者の意図によるものかは不明。
リメイク前の旧Fateではセイバーが綾香から令呪を奪ったサンクレイド・ファーンの手によって黒化された状態で召喚されているがprototypeでも黒化された状態で登場するのか不明。ただ、蒼銀のフラグメンツでのサンクレイドの発言から黒化された状態で登場する可能性がある。
最終決戦時、沙条愛歌の手により前回の聖杯戦争に登場したセイバーを除く六騎のサーヴァント達が黒化された状態で召喚されビーストと共に綾香率いる三騎士サーヴァント達と一大決戦を繰り広げる。
Fate/GrandOrder
本作では、黒幕側の召喚者が召喚するサーヴァントの別側面として黒化サーヴァントが召喚され、主人公達と敵対する。戦闘力は通常時よりも強力になりクー・フーリン に至ってはバーサーカーにクラスチェンジしている。
主人公達が例外であるはずの彼らを召喚できるのはストーリー上で出会い、縁ができるためと思われる(カルデアの召喚システムはガバガバ……とか言ってはいけない)。
Fate/strangeFake
本作では冬木から持ち込まれた泥を真アーチャーのマスターが真アーチャーに使用、結果真アーチャーはアーチャーでありながらアヴェンジャーでもある存在へと変質することとなる。
公式での黒化英霊
余談
いわゆる「悪堕ち」と同一視されやすい「黒化」だが、実際は属性の反転・別側面の発露であり、本人の本質に変わりはないとされる。セイバーなら、正道をもって統治するか、暴君をもって統治するか、という手段は違えど王であることの本質は変わらない。
ジャンヌ・オルタのみ例外で、彼女は本人の別側面ですらない、いわば贋作であり、本来の意味での黒化サーヴァントではない。