概要
実家はトキワ館という映画館であり、そこで怪獣映画を見て育った。
早稲田大学進学後はテレビ芸術研究会に所属。学生時代からテレビドラマの助監督やシナリオライターのアルバイトを行い、大学は二年で中退したがライターだけでは食べていけなかったため、アニメ業界に進出。
サンライズにて『サイボーグ009』の制作進行を勤めた後にスタジオぴえろに製作として入社。
スタジオぴえろ第一回作品である『ニルスの不思議な旅』の制作進行を勤める中で押井守と知り合い、押井がチーフディレクターに昇格した『うる星やつら』からは文芸を担当。本格的に脚本家としての活動を開始し、同時期にはキャラクターデザインの高田明美と結婚するなど公私ともに転機となった(後に離婚)。なおゆうきまさみの漫画『究極超人あーる』の文芸部部長の伊東君というねこ男は氏がモデルである。
ゆうき、出渕裕の企画ごっこから始まった警察ロボットものに興味を持ち、高田と『天使のたまご』の独創性ゆえに干されていた押井を加え『機動警察パトレイバー』の原作チームであるヘッドギアの設立に寄与した。
氏の作風は90年代まで組んでいた押井や、スタジオぴえろの発起人の一人である演出家、鳥海永行からは「構成はまだまだだが、ダイアローグ(キャラクター同士の掛け合い)が優れている。アイデアマンである。」と評価されている。
また押井が『アヴァロン』を監督する際、「伊藤を脚本家にすること」を条件にされたという。
主な作品
脚本
- うる星やつら
- ねらわれた学園
- 魔法の天使クリィミーマミ
- ダーティペア
- きまぐれオレンジ☆ロード
- めぞん一刻
- 究極超人あ~る
- 機動警察パトレイバー
- ウルトラマンパワード
- ガメラ大怪獣空中決戦
- GHOST_IN_THE_SHELL/攻殻機動隊
- ガメラ2レギオン襲来
- ガメラ3邪神覚醒
- エレメントハンター
- MM9
- 絶対少年
- .hack
- ドットハック セカイの向こうに
ゲーム
- サンサーラ・ナーガ/サンサーラ・ナーガ2 テキストを担当
外部リンク
関連タグ
高田明美(元妻)