多摩美術大学卒業後、タツノコプロに入社し1981年よりフリーになった。
タツノコ時代は入社後すぐにデザインセンスが認められており、『科学忍者隊ガッチャマンⅡ』制作時には、創立者の吉田竜夫や九里一平の直轄であったデザイン室に、天野喜孝と共に所属していたと押井守が証言している。
その後スタジオぴえろでの仕事を多く担当。同社の文芸を担当していた脚本家の伊藤和典と結婚(それを知った押井は「ぬぁにぃ~!」と叫び細い目を見開いた)、ゆうきまさみの『究極超人あ~る』では伊藤をモデルにした猫男・文芸部の伊東君の彼女として登場していた(後に離婚)。
キャラクターデザインとしては特に『うる星やつら』(後期)、『魔法の天使クリィミーマミ』や『きまぐれオレンジ☆ロード』、『機動警察パトレイバー』(アニメ版)などの仕事が知られている。
『機動警察パトレイバー』では、制作集団ヘッドギアの一員としてキャラクターデザインを担当。同作品の小説やビデオジャケットのイラストなども担当し、画集も何冊も出版している。
作中登場した白いワニ「アケミちゃん」は彼女への連絡メモが設定表に書かれていたため、掲載したアニメ雑誌が誤解して名付けたものである。
しかし、『劇場版』では押井が黄瀬和哉らに鼻の穴を描かせるなど、リアル志向のデザインに変更した作画を行わせたり、『劇場版2作目』において泉野明や篠原遊馬があまり活躍しない作劇を行ったため、彼女のキャラクター目当てに見に来たファンを泣かせてしまったといわれている。
なお、『ケルベロス・サーガ』の首都警警備部特機隊「ケルベロス」の紋章デザインも彼女の仕事である。
現在はキャラクターデザインだけではなく、宝飾デザイナーとしても活躍している。
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伊藤和典(元夫)