ビキニ女戦士
びきにおんなせんし
概要
普通のビキニを着用して戦う、女キャラクターのこと。デザインが単純なものとしてはアテナのアテナ姫やゴールデンアックスのティリス・フレア等があり、デザインが複雑なものとしては手足に甲冑を着用しているワルキューレロマンツェのキャラクター等がある。
イラストを描く際の注意点として、おっぱいをカバーする部分は柔らかい質感に見えるように工夫する必要がある。手を抜いてしまうと、硬いビキニアーマーに見えてしまい、観る者に誤解を与えてしまう。
関連イラスト
区別
『ビキニアーマー』と『アーマーではないビキニ』をどこで区別するか、これは意外に難しい。
単語としての"Armor"には『全身を覆う甲冑』という意味があり(プレートアーマー参照)、ビキニ状の物は厳密にはアーマーとは呼べないのである。もっともこれについては、キュイラスやブレストプレート、ときにはローブや普段着、礼服からレオタード、セクシーランジェリーにいたるまで、身体に着用するものは全て胴防具=Armorで統一されていることも多い。
また金属製のパーツが多ければアーマーなのかというとそれも微妙。
例えばなめし革を、人体にフィットしつつ動作を妨げないように成形し、表面に様々な加工を施したいわゆるレザーアーマー(革鎧)は、モノによっては下手な金属鎧より高性能な鎧である。
さらにファンタジー作品においては、毛皮や布に関しても、特殊な性質を持つ動植物(モンスター)を素材とし、錬金術による加工や聖職者の祝福で強化されたようなものも存在する。
レトロフューチャー系のSF作品では、金属光沢のある布地(のような素材)で形成された、ビキニ状の宇宙服も良く見られる。
現代あるいは近未来を舞台としたアクションものでも、なぜかビキニ姿の若い女性がやたら活躍したりする(銃娘、あるいはスコッティーJX監督によるアクションガールズシリーズも参照)。
とりあえずビキニアーマーの起源(諸説あるうちの有力なもの)に従い、『ブラにあたるパーツが金属装甲』であればビキニアーマー、というのが外見的にも解りやすい基準だろう。
ブラが金属製ではない、『鎧らしさを廃したビキニ衣装』が女戦士の装いとなりうるパターンとしては、以下のようなものが考えられる。
風俗習慣として
砂漠、密林、南洋、その他気候が温暖な地域の住民は老若男女を問わず薄着になる傾向があり、一般人から王侯貴族までビキニスタイルであってもおかしくはない。
またいわゆる原始人(もしくは現生人類の中でも自然と共存しているプリミティブな人々)が纏っている簡素な皮衣などがビキニの形態になっていることもある。
鎧が着られない
作品によって設定は異なるが、呪文等の専門家に対して装備の制限が設けられている場合、金属製の鎧は近接戦闘専門職の特権として扱われる。
その場合でも普通はローブや法衣など露出度の低いものが選ばれるものだが、『魔女』や『巫女』といった位置づけのキャラクターがビキニやそれ以上に刺激的な服装をしているケースも散見される。
魔力を操るための技術的な理由か、あるいは信仰上の教義によるものなのか、はたまた個人的な趣味であるのかはさておき、ビキニアーマーが定番となる以前は、このパターンのほうがお色気要素の主流であったとする説もある。
レオタード女戦士
なおこれらとは別に、『レオタード女戦士』というのもかなりの割合で見かける。タグとしてはレオタード / レオタード娘 / レオタ見せ衣装 / ハイレグアーマーが存在する。
ビキニと異なり上半身と下半身が一体であるため、『レオタード鎧』なるものはなかなか表現しにくい。レオタード全体を金属装甲にしてしまうと、鎧というよりはサイボーグに近い印象のものになってしまう。
よくあるパターンはビキニ同様、肩鎧やマント、グローブ(篭手)、ブーツ等の足防具、頭部防具で『武装』であることを強調し、レオタードは(見た目は)普通のレオタード、というもの。
レオタード姿の女戦士としては、
- アメコミのヒロイン(ワンダーウーマンをはじめ多数該当)
- ファイナルファンタジーシリーズのヒロイン(これも多数該当)
- セーラー戦士(セーラーレオタードも参照)
- キャッツ・アイこと来生三姉妹(これはどちらかというと女盗賊)
- マイティマジソードのバンブル
- 敵女 / 魔物娘 / 女幹部
等々。
実写の特撮ヒーローものでも、ビザールやビキニよりは頻繁に見かける。臍が出ていないから、お子様が視聴する番組にも登場させやすい…のか?