概要
ゼウスの神殿のあったオリンポス(オリンピア)の名前を冠した世界的なスポーツ大会である。
シンボルマークから五輪とも呼ばれる。
大会公用語として、第1公用語はフランス語。第2公用語に英語を基本とし、
第3公用語として、開会式や閉会式には、開催国の公用語を用いることもある。
夏季オリンピックは、4年に1度。閏年に行われる。
冬季オリンピックは、夏季オリンピックの2年後に行われる。
開催場所の選考
開催都市は1回につき1都市と決められており、現在は2段階の選考となっている。まず各国内で立候補希望都市を絞り、国内オリンピック委員会を通じて IOC(国際オリンピック委員会) に立候補を申請し大会計画等を書類として提出、選考が行われる。この段階で落とされたり辞退する都市もある。2次選考はIOC委員による現地視察などが行われさらに詳細な開会計画を各都市が提出、最終選考は開催の7年前のIOC総会で1都市に過半数の票が集まるまで繰り返し投票、という形で決定され投票の前には各国招致団のプレゼンテーションが行われる。
経済効果
世界中からスポーツ関係者が大挙して押し寄せるとあって、開催国には多大な経済的利益が発生する。
オリンピックの会場招致に各国が熱を上げる裏には、この恩恵を利用して自国の経済発展をもくろむ意図も多分に含まれている。
特に近年その白熱ぶりは加速している。
一方、開催国に決まったとしても、そこからの会場の施設やインフラ網の整備、治安の維持や国際化の対応など、開催国側にも相応の負担が発生し、これを如何に乗り切るかも主催国としての度量が試される場面である。
主催国は開催時期までに「問題を解決する」という前提で決定するため、失敗すると国際的な評価に大きな爪痕を残しかねない。
開催都市
(太字は各回の記事あり)
夏季
1896年 | アテネ | 1900年 | パリ | 1904年 | セントルイス |
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1906年 | アテネ | 1908年 | ロンドン | 1912年 | ストックホルム |
1920年 | アントワープ | 1924年 | パリ | 1928年 | アムステルダム |
1932年 | ロサンゼルス | 1936年 | ベルリン | 1948年 | ロンドン |
1952年 | ヘルシンキ | 1956年 | メルボルン | 1960年 | ローマ |
1964年 | 東京 | 1968年 | メキシコシティ | 1972年 | ミュンヘン |
1976年 | モントリオール | 1980年 | モスクワ | 1984年 | ロサンゼルス |
1988年 | ソウル | 1992年 | バルセロナ | 1996年 | アトランタ |
2000年 | シドニー | 2004年 | アテネ | 2008年 | 北京 |
2012年 | ロンドン | 2016年 | リオデジャネイロ | 2020年 | 東京 |
2024年 | パリ | 2028年 | ロサンゼルス | 2032年 |
冬季
2012年 | ロンドン | 2016年 | リオデジャネイロ | 2020年 | 東京 |
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1924年 | シャモニー | 1928年 | サンモリッツ | 1932年 | レークプラシッド |
1936年 | ガルミッシュ=パルテンキルヒェン | 1948年 | サンモリッツ | 1952年 | オスロ |
1956年 | コルティーナ・ダンペッツォ | 1960年 | スコーバレー | 1964年 | インスブルック |
1968年 | グルノーブル | 1972年 | 札幌 | 1976年 | インスブルック |
1980年 | レークプラシッド | 1984年 | サラエボ | 1988年 | カルガリー |
1992年 | アルベールビル | 1994年 | リレハンメル | 1998年 | 長野 |
2002年 | ソルトレイクシティ | 2006年 | トリノ | 2010年 | バンクーバー |
2014年 | ソチ | 2018年 | 平昌 | 2022年 | 北京 |