概要
現在は“ジャンヌ・ダルク”の名で知られる中世フランスの魔法少女。
最愛の妹カトリーヌの死をきっかけに、崩壊寸前のフランスを救うべく立ち上がった。
素朴で人を信じやすく、キューブ(キュゥべえ)を“天使様”と呼び慕っている。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
プロフィール
出演作品 | 魔法少女たると☆マギカ |
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性別 | 女性 |
出身地 | フランス(15世紀) |
年齢 | 17歳(1429年)→19歳(物語終了時) |
肩書き | 魔法少女 |
願い事 | フランスに光をもたらす力 |
固有魔法 | 光を操る能力 |
キャラクターデザイン | 枡狐/蛙空 |
声優 | 堀江由衣 |
人物像
百年戦争において、フランス軍を導いた、英雄ジャンヌ・ダルクその人。作中では「タルト」という愛称で呼ばれる(後述)。兵士や領民から「聖女」「乙女」として崇められている。
「魔法少女まどか☆マギカ」の世界観においては、キュゥべえ(当時のフランスではキューブと呼ばれている)と契約を交わした魔法少女であると設定されている。
リズ・ホークウッド、メリッサ・ド・ヴィニョル、エリザ・ツェリスカといった魔法少女の仲間達を引き連れ、フランスに光をもたらすために、連合イングランド軍との戦いに身を投じる。
誕生日は史実と同じく、(1412年)1月6日。
戦闘の時には強い芯で信念を貫くが、普段は明るい気さくな性格をしている。
地元にキリスト教の教会があったことから、神に対する信心も深い。キューブのことはその容姿から、「天使様」と呼んでいる。
タルトという呼称について
元々、故郷では周囲から「ジャネット」という愛称で呼ばれており、自分のフルネームさえもうろ覚えだった。
リズとキューブ(キュゥべえ)に助けられた際、彼女は2人への自己紹介のため自分の名前を地面に書いて見せたのだが、誤って「Jehanne Tart」と書いたため、「ダルク」の部分が「タルト(正確にはタートの訛り)」と読まれてしまった。
「タルトというのはいい響きだ、そう呼ばせてもらいたい」とキューブが言ったこともあり、以降はタルトの呼び方が定着したのである。
なお、史実でもジャンヌ・ダルクは文盲で、筆記ができなかったとされている。公式に残っているジャンヌの署名は3通あるが「Jehanne」の名前のみである。一方姓については公式な記録ではさまざまあり、「Tart」もその1つである。
魔法少女として
ソウルジェムの位置は胸元で、カラーは淡いピンク、形は十字架。変身中の姿は、清楚な純白の軽装甲冑。
危機に晒されたフランスを救うため、「フランスに光をもたらす力」を求めて魔法少女となった。
このため特定の願いではなく、純粋に魔法少女の力を欲して契約した形になっている。後年の日本には、同じように願った成見亜里紗という魔法少女もいるが、彼女は利己的な理由から力を欲しており、契約に至った経緯には大きな差がある。
キューブによると「規格外な力」の持ち主で、その願いにふさわしい強力な魔力の行使と破格の攻撃力・防御力を誇り、潜在的な魔力量を多く持つ。耐久力も高く、魔女の攻撃や大砲の弾ですら無傷でいられるほどである。
一方で、持久力に欠け、魔力の燃費の悪さが際立っている。強大な力を発揮するには相応の魔力が必要であり、大技を使用するに比例してソウルジェムの濁りも早くなる。初戦ではソウルジェムを大きく濁らせてしまっていたが、後に謎の魔法少女から魔法で冶金した「クロヴィスの剣」を授かり、それを媒介とする事で魔力消費の調整ができるようになった。
固有魔法として「光を操る能力」を持つ。地を抉り魔女を跡形もなく消滅させるなど非常に強力で、頭にイメージすることで「光の剣」や「光弾」など、光(=熱エネルギー)を様々な武器に具現化させるといった応用も可能。必殺技は剣を長槍に変化させて投擲し、高威力の攻撃を与える「ラ・リュミエール(光よ)」。
生来の平和主義のため、当時としては(現代においても?)珍しい固有武器を持たない魔法少女である。作中で振るっている剣は、魔法とは関係ない普通の武器である。
また、フランス、パテーの地において、コルボーとの2度目の戦いの最中、彼女たちを敵と断じ、覚悟を決めた際に、これまでとは異なる姿に変身。
さらに装甲が薄くなるも、膨大な魔力から防御力が、むしろ堅固になっている。
そのほかの能力も軒並み上がっているが、魔力の消費量は悪化している。
この姿は、かずみのように、これまでの変身先の姿を上書きしたものではなく、さらなるものとなっている。そのため、彼女は、シリーズ初の(かずみ☆マギカでいうところの)2段変身を可能にした魔法少女である。
来歴
プロローグにて、かつて「聖女」「乙女」と謳われた彼女が「異端」「魔女」として火刑に処される中、絶望を抱かず「人」として運命を受け入れ、ソウルジェムを握りしめて過去を思い出す所から物語は始まる。
ジャンヌ・ダルクはフランス北東部の田舎・ドンレミ村に生を受ける。
幼少期は剣術の才もなく、読み書きすらも不自由な、平凡な田舎娘で、妹のカトリーヌともに敬虔なキリスト教徒として平和に過ごし、村人からは「ジャネット」と呼ばれていた。
ある日、カトリーヌと共にカトリーヌと共に光を見つけ、それが森の方に行くを見て森の中に入るが、そこでグリーフシードが孵化し、現れた魔女結界の中で魔女の口づけを受けた兵士に襲われる。そこへ現れたリズ・ホークウッドとキューブ(キュゥべえ)に助けられる。この際に、自分の名前をフルネームで地面に書いた際に、「タルト」と呼ばれるようになる。
タルトの高い資質を見込んだキューブは、タルトに契約の話を持ち掛けるのだが、当時叶えたい願いを持たなかった彼女は、「自分は人々を助けるような立派な人間ではない」という理由でその場では契約を辞退した。
しかしその3年後、リズ達が村を離れた際に、村がイングランド兵達に襲われてしまう。
カトリーヌや村の人々を喪ったタルトは、フランスに同じ悲劇が訪れないようにするため、戦争を終わらせ平和な時代をもたらすべく魔法少女として戦うことを決意。
「フランスに光をもたらす力を」と願い魔法少女になったタルトは、幽閉されているシャルル王太子を即位させ、荒廃した国を1つにまとめるため、行動を起こす。
後に魔法少女が魔女になることを知るも、「フランスが平和になるならば」と覚悟しているが、タルトの因果律があまりにも強大で、物事がタルトの思う通りの結果へと繋がることに対し、タルトの願いが達成された後がどうなるかに対し、リズは不安を隠せなくなる。
終盤、既にソウルジェムが限界を迎えていたものの、リズの願いに寄って魔女化が防がれていた事が判明。その力でイザボー・ド・バヴィエールを打ち倒すも、このままでは自身が呪いを振りまく存在となってしまう事を危惧し、自ら捕らえられ、火刑に処せられた。満19歳没。
マギアレコード
期間限定イベント『時を超えて鳴らす鐘〜魔法少女たると☆マギカ〜』の限定キャラクターとしてリズ・ホークウッド、メリッサ・ド・ヴィニョルと共に実装。同イベントのピックアップガチャ限定であり、通常のガチャでは入手不可能。
時系列的には1429年当時(17歳)の彼女である。
なお、タルト役の堀江由衣は既にショップキャラの八雲みたまを担当しており、天音月咲及び御崎海香役の内田彩に続き、メリッサ及び矢宵かのこ役の加隈亜衣と共に本作での兼ね役事例となる。
ゲーム上の性能
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
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×1 | ×2 | ×1 | ×1 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
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★4 | Lv.80 | 18,720 | 6,916 | 6,936 |
★5 | Lv.100 | 24,260 | 8,976 | 8,998 |
コネクト「必ず守ってみせる!」
レアリティ | 効果 |
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★4 | 攻撃力UP[Ⅶ] & 防御力UP[Ⅶ] |
★5 | 攻撃力UP[Ⅸ] & 防御力UP[Ⅸ] |
マギア「ラ・リュミエール」
レアリティ | 効果 |
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★4 | 敵全体にダメージ[Ⅴ] & HP回復(全) & 自身に呪い(1T) |
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅶ] & HP回復(全) & 攻撃力UP(全/3T) & 自身に呪い(1T) |
原作での魔力を大量に消費する描写の再現か、仲間を回復させる代わりに自信に呪いをかけてしまうというリスキーな必殺技。ホーリーマミなど、「相手が状態異常だとダメージアップ」を持っている相手は天敵になりうる。
ドッペル「浄火のドッペル」
レアリティ | 効果 |
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★5 | 敵全体にダメージ[Ⅸ] & HP回復(全) & 攻撃力UP(全/3T) |
専用メモリア
経歴
メインストーリー/アナザーストーリー
未登場。
魔法少女ストーリー
- タルト
時を超えて鳴らす鐘〜魔法少女たると☆マギカ〜
関連リンク
リズ・ヴィスコンティ メリッサ・ド・ヴィニョル エリザ・ツェリスカ