呉線
くれせん
概要
路線としては三原~海田市間の総延長87.0km(営業キロ)。
瀬戸内マリンビューと朝夕の一部列車を除くと、運行系統は広で分かれており、糸崎・三原~広間と広~広島間の運行が主。
三原側は朝夕に糸崎まで入る列車があり、1往復は福山から運行。海田市側は全列車が広島まで入り、こちらも一部が可部線や岩国方面への直通がある。
昔と今
旧軍港である呉への客貨輸送路線と山陽本線の並行路線として建設され、かつては途中に勾配区間(瀬野八)を挟む山線を迂回し当線を経由する優等列車や貨物列車も運行されていたことがあるが、現在は、通勤・通学など地域輸送に特化している。
全線単線だが非常に輸送量が多く、広駅~広島駅間の複線化も検討されているのだが事業費が高く、現段階では困難である。
一方、海沿いを走るため、2005年から観光用として専用のキハ47形の快速瀬戸内マリンビューが運行している。
呉駅の列車接近メロディーは呉海軍工廠で建造された戦艦大和にちなみ「宇宙戦艦ヤマト」が使われている。
普通のほか広島側では快速があり、平日日中と土休日は安芸路ライナー、平日の朝夕は通勤ライナーという名称を使用、停車駅が異なる。
なお、三原側の一部列車と、広島側の安芸路ライナーはワンマン運行されている。
この他、クルーズトレイン・トワイライトエクスプレス瑞風の運行ルートにも設定されている。
駅一覧
使用車両
105系(3扉車両)
現在は全て3扉車での運行で、広島側は日中全てが227系での運行となっている。
三原側はワンマン運転の都合で105系3扉車の充当が多い。
113系・115系の一部は下関総合車両所運用研修センター所属の車両が入るが、他は同広島支所所属の車両が使用される。
余談
第二次大戦中輸送量が激増し、複線化も計画された。しかし工事が間に合わないためにとりあえずバスで輸送力の強化を行ったが、この時に開設された路線が現在の高速バス・クレアラインである。