「こういう時は、“ジード”だ。ジーっとしててもドーにもなんない!」
概要
『ウルトラマンジード』の主人公:朝倉リクの口癖であり決め台詞。
元は幼馴染の愛崎モアが、しばらく一緒に暮らすことになった際まだ人見知りだったリクが動けなくなった時に教えた言葉であり、「俺がやらなきゃ誰がやる!」「このまま黙って見ているなんてできない!」といった意味。実際、第10話ではモアもだだをこねるザンドリアスに対して「ジーッとしててもドーにもなんないんだから!」という言葉を投げかけている。
略して「ジード」と言うこともあり、彼が変身するウルトラマンジードの名称も、レムに名前の登録を求められたリクがこの言葉を元に名付けたものである。
これまでのウルトラシリーズの決め台詞と言えば、大抵必殺技の名称を叫んだり、変身後に名乗り口上として述べるものが多かったが、こちらは変身前から使用するという珍しいケースである(他にはアスカ・シンの「本当の戦いはここからだぜ!!」などがある)。
OPテーマ『GEEDの証』にも「ジーッとしていたってドーにもならない!」という歌詞がある。
またスタッフやキャストのみならず、円谷プロダクションの広報もTwitterなどで使用することがあり、番外編として『ジーッとしないで、◯◯しようぜ!』というコーナーが設けられるなど、『ウルトラマンジード』という作品そのものを象徴する言葉となっている。
オマージュ・パロディなど
印象深い&覚えやすいフレーズであるためか、『ジード』以外の作品でもオマージュやパロディが見受けられる。
怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜
2期の第4話において、エレキングが無断でトレーニングから抜け出してシャドウの調査を行っていたことをピグモンに知られてしまい、「もう、ジーッとしてられないんだから!」と咎められたのに対して「ドーにもならないしね」と返すシーンがあった。
エレキングを演じている潘めぐみは『ジード』ではペガッサ星人ペガを演じており、それに因んだ小ネタである(潘自身も『怪獣娘』のラジオ番組「怪獣娘~ウルトラ怪獣ラジオ化計画~」に出演した際にこの台詞を言わせてもらったことについて言及している)。
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
第5話より登場したギャングラー怪人ブンドルト・ペギーが行動を起こす直前に「ジーッとしてても…。」と呟くシーンがある。
こちらも演者の水野直が『ジード』で銀河マーケット店長の久米ハルヲを演じており、それに因んだアドリブである。
アルファセレクションの公式ツイッターによれば、東映側がきちんと円谷プロから許可をもらっているとのこと。
その他
ニコニコ動画の配信では、冒頭のウルトラマンキングの衝撃的な行動から、「ジジーがいればドーにでもなる」「ジジーがいればドーにかなる」とコメントされることもある。
実際の作中世界は「ジジーがいたからドーにかなった」、そして「ジジーがいない今ドーにかしなければならない」のが現状であったわけだが……。
そして2017年9月30日、キングの力を借りたジード最強タイプ「ロイヤルメガマスター」が発表。
リクがギリギリまで頑張ったご褒美である。
関連項目
デジモンユニバースアプリモンスターズ:同期番組。こちらはジジーの発明がドーかしている。