概要
初登場はDQ2。死亡した仲間を100%の確率で復活(蘇生)させることができる。多くの作品ではHPも最大値まで回復するが、Ⅱ(FC版・味方のみ)ではHP1で復活、ⅨではHPは最大値の半分で復活となる。
強敵と戦うときは必須で、ザオリクを使えるキャラは最優先で回復させ、死なせてはいけないのが常道。
味方だけでなく、敵も使うことがある。なおザオリク等で復活した敵を再び倒せばもう一度経験値が貰える(ただしⅨでは貰えなくなった)。たいていはザオリクを使う敵から倒すのが常道だが、敵の構成(はぐれメタル+あくましんかん等)によってはザオリクを使う敵を残す方が美味しい場合が存在する。
なお、ファイナルファンタジーシリーズのレイズとは異なり浄化作用はなく、単純な復活効果なので、くさったしたいなどのアンデッドに使用しても「アンデッドとして蘇生」する。生前に戻ることはない。
何故イベントで死んだキャラクターをこれで生き返らせないのか、というのは誰しもが一度は思うこと。でも触れないのがお約束。
DQ4(リメイク版)のブライの台詞(ロザリーを生き返らす前後)では「教会で復活できるのは導かれし者かその協力者に限る」とある。
どう見ても導かれし者ではない敵モンスターがザオリクで生き返っていることに対してのフォローは無いが、教会での蘇生措置とはまた異なるものなのかもしれない。
DQ10では「ザオリクを使っても効果がない完全な死」が明確に描かれているシーンが存在する。
また、ダイの大冒険ではホイミなどの回復呪文はある程度生命力の残された者にしか効果が無いと明言されており、まだ生きている人物に対して使用できなかった例がある。
ザオリクやザオラル(恐らく世界樹の葉や復活の杖等も)も恐らく同様ではないかと思われ、まだ生かす事は可能な体に生命力を吹きこんで復活させるものと思われる。いわゆる仮死状態でしか使えないという事だろう。
実際にスライム冒険記では、2巻にて灰になった敵(魔龍)が通常の方法では生き返す事が出来ないと明言されており、その際は世界樹の葉に魔界の秘薬を合わせた特殊な方法によって蘇生させている。
この事から、恐らくは損傷が酷い死体、例えば真っ二つになった死体や潰れた死体等にも効果が無いように思われる。
ドラクエ3のオルテガも、戦闘不能になった状態で何回も炎による追撃を受けていたことから、死体が黒焦げだったのかもしれない。
だが、メガンテなどで粉々に砕け散った仲間やモンスターは簡単に蘇生できる。どういうことなの・・・。鎧や盾が使用不能になっていないのだから、実は誇張表現かもしれない。
また、術者と対象者の実力が離れすぎていても使えないようである。例えば、デスタムーアは自身の使い魔(?)である左手と右手に生き返してもらうことはできるものの、あくましんかんを近くに待機させていると思われるミルドラースは生き返してもらう事が出来ない。(もし出来たら勝ち目がないが)
ドラゴンクエストを元にした作品(ロトの紋章やダイの大冒険など)ではこの手の蘇生呪文は扱いが難しいようでほぼ封印状態。
漫画版DQ6ではマダンテの対極にあり、伝説上の究極蘇生魔法として登場。
小説版DQ7では「回復呪文も効かないほど重傷」「かつ仮死状態で辛うじて生き延びている者」に効く呪文とされている。
使用者(味方側)
関連項目
ザオラル 確率50%で復活することができる。HP残量も半分。
メガザル 自分は死ぬけど、死んだ仲間を全員生き返らせる事が出来る
世界樹の葉 100%復活できるアイテム。なぜか一度に1枚ずつしか持てない(例外あり)
ふっかつのじゅもん 誰もが一度は「ざおりく」と入れた経験がある、はず。