概要
全身が純毛によって覆われており、それがミンク族の名前の由来となっている。
一見動物(ゾオン)系能力者に思えるが、明確な種族名もある為、独特の種族である事がわかる。
また、『エレクトロ』と呼ばれるスタンガンのように触れた相手に電流を流す技を持つ種族であり、「生まれながらの戦闘種族」「赤子ですら身を護る術を持つ」「弱者という概念すらない」とまで称される。
更に満月を見ることにより、ミンク族の奥の手といえる真の姿、「月の獅子(スーロン)」になることができる。この形態となると一時的にまるで獅子のように髪の毛が増え、身長が伸び、身体能力も大きく向上する。
これは満月の光がミンク族を高揚させ、記憶の奥底の更なる野生が呼び起された姿だというが、本来は、凶暴性が増す上に一晩で暴れ、戦い疲れて死んでしまう暴走形態であり、訓練をして制御しておく必要がある。また、制御できるようになっても肉体への負担は大きいため長時間の変身はできない。
変身は、目を月光から隠すことで解除される。従って、帽子やサングラスを付けていれば覚醒せずに済む。
元となる動物の形質を有している者が多く、例えば犬のミンクは骨好き、牛のミンクはひらひらしたものに思わず突撃する、ゴリラのミンクはバナナが好き。
また、魚人族のようにどのミンク族からどのミンク族が産まれても不思議では無いとのこと(84巻のSBSより)。つまりウサギの母親からゴリラのミンク族が産まれても不思議ではないのである。
魚人族のような、人間とミンク族の結婚などの例や半ミンク族がいるのかは現時点では不明。
モコモ公国
ゾウで独自の文明を築き上げており、数百年にわたってモコモ公国という国家で繁栄を成していたが、四皇「百獣のカイドウ」の側近である海賊ジャックによって国を滅ぼされた。
シャボンディ諸島における人身売買オークションでは、相場70万ベリーとされている。
文化
個人差や育った場所の違い等はあるが、基本的に陽気で義理堅い人柄の者が多く、やたらと頬ずりをする挨拶「ガルチュー」が特徴(サンジ曰く天国)。
ただ、トンタッタ族ほど生真面目で馬鹿正直な訳でもなく、強大な外敵との長期戦で優位に立つための策を速やかに出す知恵者や、周りを気遣いながら繊細な話を行うために地元特有の挨拶をするふりをするなど、細やかな気配りができる者もいる。
人間に対してはあくまで「毛の薄い猿のミンク」と言う認識なため友好的。
体毛の少ない人間たちのことを「レッサーミンク」と呼び、それに憧れる者も少なくない。
食事に関しては基本的に人間と変わらないが、毛のある動物の肉は食べない(カバは食べるらしい)。
二人称、三人称はかなり独特で「そティアら」「ゆガラら」などの不思議な言葉を使う。男性語と女性語の違いがあるのが特徴。
人物
国王
犬のミンク族(♂)
猫のミンク族(♂)
戦獣民族
犬のミンク族(♀)
ウサギのミンク族(♀)
- バリエテ
猿のミンク族(♂)
銃士隊
イヌアラシ側の戦闘部隊。被害を最小限にすることを第一としており、武器の奪取を主とする。
中でも、シシリアンと、シマウマのミンク、狼のミンク(後者2名は名称不明)はイヌアラシ三銃士と呼ばれ、ギフターズでさえ相手にならないほどの実力を持つ。
ライオンのミンク族(♂)
侠客団(ガーディアンズ)
ネコマムシ側の戦闘部隊。ジャンバールを軽く投げ飛ばすほどの猛者たちがいる。
イヌアラシとネコマムシの対立には他の住民同様心を痛めていた。
ジャガーのミンク族(♂)。団長。
- ロディ
牛のミンク族(♂)
- BB(ブラックバック)
ゴリラのミンク族(♂)
その他
白クマのミンク族(♂)。ハートの海賊団航海士。
白クマのミンク族(♂)。ノックス海賊団戦闘員。
ベポの兄。ビッグ・マムに寿命をとられて死亡。
ライオンのミンク族(♂)。ビッグ・マム海賊団戦闘員。
リスのミンク族(♀)。ナース。
ヤギのミンク族(♂)。ドクター。
トナカイのミンク族(♀)。ガーディアンズのアイドル的存在。
チョッパーに一目惚れされる。
ネコのミンク族。ホーキンス海賊団魔術師。