ゼロ(FEif)
ぜろ
「イイねぇ、その目...」
概要
親に捨てられた生まれに恵まれぬ元盗賊で、窃盗・暗殺などの腕は暗夜王国でも指折り。最下層の貧民街出身で、天涯孤独の身。子供の頃から生きる為にあらゆることに手を染め、時には己の身を売ることもあったという。
城に忍び込んだ際に仲間たちに裏切られ囮にされてしまい、自暴自棄になり抵抗を見せなかったが、その様子が逆にレオンの興味を買い、盗賊から一転してレオンの臣下となった。
右目については子供の頃ろくでもない奴にヤられたと語っており、眼帯の形がしいたけに見えることから暗夜の臣下の中では1番ネタにされている。
「軍の中で一番、月を見るのが好き」とあるが、不完全な欠けた月ではなく、満月を好んでいる。
一見落ち着いた大人の風貌だが、男女問わず意味深かつ卑猥な言葉を投げかける。特に「いやらしいな」「ギンギン」という言葉を好んで使う。しかも彼の台詞は、「イく」「イイ」など本来なら平仮名か漢字で表記すべきところをわざわざカタカナで表記され、「悦ぶ」「愉しむ」といった風に漢字の表記もアレな感じである。
そのため特に女性陣から不評を買うことがある(ニュクスからは子供じみている、シャーロッテやオーディンからは変態、オボロからはハレンチなどと評されている)。
もちろん単に不評を買うだけにとどまらず、
- ニュクスからは魔法で言葉を奪われる(例えるなら放送禁止用語の伏字状態)。
- エリーゼに卑猥な言葉遣いが移ってしまい、それに怒ったエルフィからはリンゴのように頭を潰すと脅される。
- シャーロッテからは裏路地に引きずり込まれて鉄拳制裁を喰らう。
など、少なからず痛い反撃を受けてもいる。
マイキャッスルの温泉でも女主人公(カムイ♀)と遭遇した時でも、大半のメンツが恥じらう中、『なかなか大胆だな、もっとこっちへ来いよ…』などと言い出すことからもこの性分を伺い知ることができる。
生い立ちゆえに温室育ちで幸せそうにしている者をみると無性に苦しませたくなる性分で、他人の苦しむ姿を見て喜ぶサディスティックな面も持つ。
しかし、ゼロが「苦しませたい」「顔を引き攣らせたい」と思うのは、苦労を知らない人間と人の心に土足で入ってくる人間のみである。
ハロルドからは「卑猥な言葉遣いは隠したいことがあるからだ」と看過されている(思い込みが入っているが)。アクアのように、苦労してきて人から距離を置いていると判断した相手には、卑猥な表現を使わずに会話をする。
……だがオボロとの支援会話では、意味もない口癖のように厭らしい言葉遣いをしている。どちらが素なのか疑問に思うところだが、おそらく普通に喋るのに隠語(下ネタ)が染みついている状態なのだろう(実際、敬語で喋る時は卑猥な表現をあまり使わない)。
一方で、自分に生きる意味を与えてくれたレオンには絶対的な忠誠を誓っており、彼にとって一番大切な思い出はレオンとの出会いの瞬間であると断言している(自分が始まったのはレオンと出会った時だと言う程)。
その忠誠心はレオンに危害を与える可能性をひとつでも潰す為、王族周辺にいる全ての人間たちの過去の経歴を調べ上げている程。ゼロや他の人間の認識では、この世界に生まれた者は必ず足跡があり、調べれば必ず過去の経歴がわかると断言されている。
そのため、どんなに調べても全く経歴が出てこない同僚のオーディンたちに対しては、少なからず不審感を抱いている。しかしオーディンのことはレオンが臣下として認めたという事実から、後にオーディンへの疑心を取り消している。
本人曰く、「レオン様の部下になる前の記憶は断片的ではっきりしていない」
裏世界に通じていて、レオンのために尽くす人間ではあるが、ツバキに殺気を見抜かれたり、同じく貧民街出身のベルカには尾行を撒かれていたりなど、どこか足りない面も存在する。主君に似たのであろうか。
なお、通常の異性との結婚のほかに、主人公(カムイ)が男性の場合は唯一同性結婚が可能。
なぜ彼が男性を好きになれるのかは不明。「語れない過去」のせいか、それとも生まれつきか、はたまた主人公(カムイ)だからなのか……。
ただし、子供は生まれないので注意が必要。
ゼロの娘エポニーヌもかなり特殊な性癖の持ち主である。父娘ともども卑猥な発言が多く、この父娘が本作のCERO判定を上げた原因のひとつであることは間違いないだろう。
エポニーヌが義賊をしていることには断固反対している。これは娘に自分と同じ思いをさせたくないのと、裏街道ではなく明るい真っ当な道を歩いて欲しいという父親としての親心である。
なお、エポニーヌのその特殊な性癖だが、父親が同性婚をするとエポニーヌ本人が生まれなくなってしまうというのは何とも皮肉なところである。
ユニット性能
本作のシーフは、武器が従来作の剣とは違い弓となっている。
暗夜王国の味方で弓が使用できるのは(外伝やクラスチェンジ、任意加入ユニットを除くと)彼のみなので貴重な飛行特効持ちとして頼りになる。
特に防衛戦となり、大量の天馬武者が飛び交う暗夜篇10章においては、忙しなく飛行特効を任されることになる。
また序盤では貴重な鍵開け要員でもある。
技が低めなので、命中が高い青銅の弓を買っておいてもよい。パラレル先はダークマージ。
従来作のアーチャーに当たる白夜の弓使いに対し、今回のシーフはハンター・アーチナイト・遊牧民のような高機動の弓兵としての性質も持つが、さらに今回は魔力・魔防が高いという側面も持つ。その為本来は相性が悪い魔道士系にも太刀打ちでき後半からは返り討ちすることも可能。
シーフ経由でアドベンチャラーにクラスチェンジすると、白夜兵種の弓聖に比べ命中と必殺は劣るが魔力が高くなり、魔法武器シャイニングボウにより守備が高い敵にも有効な攻撃ができる。
但し魔法武器での攻撃は必殺と奥義系スキルが発動しなくなる点は注意。また、立場上有利な忍者・天馬武者は魔防が高いので、暗夜王国ではシャイニングボウが優位な場面が限られてしまう。
また、そのまま育成すると力も魔力もやや中途半端になりえてアタッカーとしては1歩引いてしまうため、アドベンチャラーはスキル獲得程度に収めてボウナイトとして活躍させる方が有用性は高い。
ボウナイトの「暗器殺し」を習得すれば、暗夜王国篇で多い天馬武者、忍の両クラスに対して優位に立ち回れるので、活躍の場面もかなり広くなる。
固有スキルは【暗夜の拘束術】。
マイキャッスルに牢屋があれば「捕獲」コマンドが選択可能になり撃破時に敵一般兵を牢屋へ送る。なお一般兵だけでなくシナリオや外伝の一部の顔付きボスキャラも捕獲できる。但し固有キャラはもちろんガルー族と妖狐族の一般兵は捕獲出来ないので注意。
また、人間ではない幻影兵、ノスフェラトゥ、透魔兵(謎の兵)も当然捕獲は不可能である。
バディ候補はレオン、オーディン、ハロルド、ツバキ。
しかしレオンとオーディンから得られる素養がいずれもダークマージ(保有済)であるため、事実上バディ候補は2人しかおらず、暗夜篇の場合に至ってはハロルドのみとなる。
そのままでも十分に活躍させられるが、スキル獲得をするには結婚に頼らざるを得なくなる。
そういう意味では主人公と性別問わず結婚できてしまうところが利点となっていると言うべきか。
彼の名を冠した武器である「ゼロの虐弓」は装備中に守備力、魔法防御力、回避率が下がることに加えて追撃不可能と大きなデメリットを被る代わりに、相手のHPを1残すという効果を持っている。飛行系に大ダメージを与えて、最後の一撃は他の人に譲ろう。ゼロの名を冠しただけあり、サディスティックな性能である。
属性 | 無 |
---|---|
武器種別 | 弓 |
移動タイプ | 歩行 |
武器 | キラーボウ |
奥義 | 氷蒼 |
パッシブA | 明鏡の一撃 |
パッシブC | 魔防の紋章 |
配信初期から参戦している。
担当声優の他作品配役の影響か「キラーボウ」を装備しており、奥義発動間隔を短縮できる(因みに公式イラストでは「キラーボウ」を手にしており、白夜編で敵として出て来た時も装備している)。
原作通り魔道士顔負けの魔防を持つが、代償として攻撃が最低クラス。キラーボウの威力も低いため、柔らかい敵や飛行特効を狙わないとろくにダメージが通らない。
しかしデフォルトの奥義の威力が魔防に比例しており、先制攻撃時に魔防に補正がかかる「明鏡の一撃」の相乗効果で、奥義さえ出れば大ダメージが期待できる。
もう一つのスキルも周囲の魔防を上げる「魔防の紋章」で、とことん対魔法ユニットというコンセプトになっている。
発売当初はNPCとして参戦。原作通り弓を使うシーフとして登場している。
相変わらず卑猥な言葉を使うため、ツッコミを受けることも。
ちなみに攻撃のモーションはタクミやサクラ、アンナと同じなので、強攻撃でハメられないように注意しよう。
そんな彼も、追加パック第一弾で遂にプレイアブルになった。クラスは「シーフ」→「アドベンチャラー」
フルボイスになったことで卑猥さは拍車を掛けており、「ご奉仕」やら「昇天」やら、より意味深な言い回しもあったり。
その一方で、シーダに対しては全く卑猥な発言が通用せず、好意的に解釈されてゼロのほうが根を上げてしまったり、オボロとの絆をAにした状態でダブルを組ませると、原作同様にオボロに卑猥な言葉を使わないように頑張る姿が子安氏のボイス付きで見られる。
専用武器である「ゼロの虐弓」は追加ヒストリーマップで入手できる。
アドベンチャラーになると原作同様に杖を装備可能になる。ちなみに本作には「ご奉仕の喜び」というスキルが存在するため、付けるとネタとしてイイかも…(杖を使った時に自分も回復する効果のため、有用性も高いが)
彼が覚えるスキル「滅殺」は、低確率で必殺の一撃・連撃の威力を激増させるというもの。
ただし発動率は幸運依存なので、幸運の低いゼロだとなかなかイかせられず持て余しがち。
逆にマークスやシーダなどの幸運が高いキャラに覚えさせればイイ時に発動するかも…。
なお、ゼロ自身は弓使いとしては魔防は高いが守備が低い関係上、物理耐久は紙なので特攻で瞬殺できる相手や魔法使いを相手にするといいだろう。
ちなみに、if原作でゼロ自身が「滅殺」を習得するには、忍の素質を持った[[カムイ>カムイ(FEif)](男女両方可)と支援Sになってマリッジプルフでクラスチェンジした場合のみ得られるスキルである。
ちなみに中の人が同じナバールとファウダーも同作に登場しているため、子安と子安でダブルを組み、子安を倒すという真・ガンダム無双以来のテラ子安を味わうことができる…ようになる。なってしまう。
DLC第2弾の購入でナバールがプレイアブル化するので、ダブルを組めばデュアル子安ができるようになってしまうのだ(ナバールのスキル「孤高」との相性はよろしくないが・・・)。
またオーディン…じゃなくてウードが現状NPCで参戦しているが、ゼロ(やレオン)はオーディンとの関係を疑っているものの、当然ウード自身は何も知らないため、問い詰めたりしないなど大人の対応をしている。