概要
プロ野球と競馬情報をメインとしたスポーツ新聞であり、力道山時代からプロレス関連報道に力を入れていることでも有名。
基本は夕刊紙だが、東北地方では朝刊として発刊される。また、系列紙の大阪スポーツと中京スポーツは夕刊紙として、九州スポーツは朝刊紙として発刊されている。なお、北海道からは2017年12月28日付をもって撤退した(よって北海道では原則購読出来ない)。
かつての姉妹紙にナイガイタイムス→リアルスポーツ(廃刊)がある。
数あるスポーツ紙の中でも特に娯楽性を重視しており、プロ野球・プロレス関係の飛ばしや、芸能人の噂、UFO、UMA関連など、「どうしてこうなった」的な都市伝説をネタにした記事を堂々と一面に持って来ることがしばしばある。
「ホモ」「AV」絡みのネタを特に好み、とにかく扇情的な見出しが名物。
昭和天皇崩御翌日の一面見出しが「ブッチャー流血」だった、というのは「自重しない東スポ」としてもはや伝説となっている。
自他ともに認める『眉唾もののデタラメゴシップスポーツ紙』の代名詞であり、浅草キッドの水道橋博士からは「日付以外は全て誤報」と言われたことも。
裁判で訴えられた際には「東スポの記事を信用する人間はいない」と開き直った主張をして1審で勝訴してしまったことは非常に有名なエピソードである。
ちなみに2審では裁判長から「信用できる人間がいないと報道機関が主張することは報道機関としての存在そのものを自ら否定していることと同じ」と言われ敗訴に終わっている。
ただし極稀に本当のスクープを持ってくることもありサザンオールスターズ活動休止(2008年)、安室奈美恵の引退(2017年)を最初に報道したのも東スポ。2018年のドラフトでの金足農業の吉田輝星が一位指名が来ない予想も的中した。
ネタ記事ばかりではなく、時々思いもよらぬスクープや鋭い報道をする辺り、侮れない新聞である。
過去には上述したプロレス団体とのパイプを生かし、オカダ・カズチカと三森すずこの交際を報じようとした文春砲を出し抜き、不発状態に追い込んだ事もある。
関連
日本経済新聞 - 近年、誤報が目立つことから「最近の日経は『東スポ並み』」と言われる(最近の東スポへの評価も込めている)。
ロシアの声 - Webサイトのニュース記事がロシアの東スポとまで揶揄される国営のラジオ放送会社。もう一度言う。国営である。