誰かが君を狙っている 何かがやって来る
誰だ? 誰だ!? 誰だ!?
(第1話ナレーション)
概要
仮面ライダーシリーズは、諸事情から『仮面ライダーストロンガー』で一旦終了する。
しかし、『スターウォーズ』や『宇宙戦艦ヤマト』が火付け役となったSFブームによりシリーズは復活することとなる。初代への原点回帰を意識して、題名は『仮面ライダー』である。そして、初代と区別をつけるため、最大の特徴である、空を単独で飛行が可能という要素が付けられた(当時大ブームを巻き起こした映画『スーパーマン』の影響が強い)。初期のEDである「はるかなる愛にかけて」はライダーシリーズの中でも高い評価を得ている。
なお、タイトルが初代と紛らわしいことはネットムービー「ガチで探せ!君だけのライダー48」でもネタにされていた。
あらすじ
ハングライダー部に所属する大学生の筑波洋は、練習中、謎の集団に追われる一人の男性を助けた。博士の名は志度敬太郎、人間改造工学の権威であった。彼は悪の秘密結社「ネオショッカー」の科学者だったが、組織のやり方に耐えられず脱走したのだった。しかし、博士を拘束すべくネオショッカーは怪人ガメレオジンを派遣した。手始めに洋のクラブ仲間を皆殺しにした後、ガメレオジンは博士を捕まえる。さらに助けに入った洋に瀕死の重傷を負わせた。自分を助けてくれた洋を死なせたくない博士は彼を救うためにネオショッカーと共に彼に改造手術を行う。そして洋は仮面ライダーとして生まれ変わった。しかし、ネオショッカーのコンピュータが仮面ライダーを組織の脅威と判断し、ガメレオジンに仮面ライダーの抹殺を指示する。だが圧倒的なパワーで仮面ライダーは怪人を見事に打ち倒した。改造人間にしてしまったことを洋に深く謝罪する博士だったが、洋は闘う力を与えてくれた博士に感謝の意を示すと共に、正義のために悪の組織であるネオショッカーと戦うことを誓うのだった。
登場人物
本作の主人公で、スカイライダーに変身する。
これまで、世界の平和を守ってきた仮面ライダー1号・仮面ライダー2号・仮面ライダーV3・ライダーマン・仮面ライダーX・仮面ライダーアマゾン・仮面ライダーストロンガーの事。デルザー軍団壊滅後は世界中に散らばり各地のネオショッカー支部と戦っていた。時には苦戦するスカイライダーを助けるため、日本に帰って来たりしたが、最終回ではネオショッカー大首領を倒すために日本に集結する。
本作の中盤から登場するコミカルヒーローで、スカイライダーと共にネオショッカーと闘う頼もしき(?)仲間。
- 志度敬太郎
人間改造工学の権威。第14話で海外のネオショッカー対策委員会に招請、谷源次郎に後事を託し日本を離れた。(シリーズ中、昭和ライダーの科学者では健在。漫画仮面ライダーSPIRITSにも登場。)
演者の田畑孝は体調不良を理由に第13話で降板し、同作の放映期間中に死去。
- 叶みどり
志度博士の助手。弟がいる。
- 杉村ミチ
- 野崎ユミ
- 叶茂
叶みどりの弟。
第14話から登場。喫茶店「ブランカ」のマスター。筑波洋の大学の先輩。
- 沼二郎
第14話から登場。喫茶店「ブランカ」のバーテンダーで谷の協力者。
- 伊東ナオコ
- 小沢アキ
悪の組織ネオショッカー
本作品の悪の組織。デルザー軍団壊滅後に現れ、世界征服のため世界中で暗躍する。
余談
ちなみに中盤からは設定を生かしづらくなった(体の色を変更したためバンクフィルムが使用できなくなった)理由で「セイリングジャンプ」や「ライダーブレイク」が封印されたが、使用する描写がなくなっただけで、使用できなくなった訳ではない(一応画面外で使用した描写はある、またそれ以外にも金銭的な大人の事情もあったらしい)。
しかし最終回では8人ライダーセイリングジャンプを行っている。
関連項目
8人ライダー対銀河王・・・この作品の劇場版。
仮面ライダー(新)・・・この作品の通称。
仮面ライダーアマゾン/仮面ライダーアマゾンズ・・・『仮面ライダー(スカイライダー) 』のリメイク版が作られれば『スカイライダー』という作品名で完成するのかもしれない。