星のドラゴンクエスト
ほしのどらごんくえすと
「星のドラゴンクエスト」は、スマートフォン用のRPG作品。略称は「星ドラ」。
ドラゴンクエストシリーズに登場した装備を獲得・強化しつつストーリーを進めていくのが主な目的となる。
ときどき、時期に応じたイベントや過去のナンバリング作品に関連したイベントが開催され、限定アイテムや装備などが入手できる機会を得られる。
2017年11月8日にver.2.0となった。
2019年1月1日、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾が新たな「プロデューサー」に就任。CMで稲垣は「僕ドラクエやったことないんだよね」と告白し、周りを驚かせた。
ゲームシステム
スマホアプリでよく見かける、スタミナ消費型のゲームだが独自のシステムも見られる。
基本は3人+助っ人一人。マルチプレイでは4人で行えるが、途中退席するとNPCで自動式になる。
位置情報と連動して地図を伝承したり、近くの冒険者の地図を集める「すれちがい冒険者!」(2019年4月9日まではアイテムを拾ってくる「モガふり」)や、過去のドラクエシリーズの一部にもあった着せ替え要素、ゲーム内で特定の行動を達成すると報酬が得られる「○○の地図」など。「○○の地図」は月に3度お題ノルマが変更される。
パターンは武器、盾、兜、上半身、下半身の5つ。女性専用もあるが、兼用では纏うと服装が変更される。限界突破も可能。
2019年4月10日に実装された「すれちがい冒険者!」では、端末を振ることで自分の地図を手に入れたり、地図を伝承したり、近くにいる冒険者が伝承している地図を手に入れたりできる。同時に3つまでの地図を実行でき、1日につき3つまで地図を始められるが、100ジェムで一つ追加は可能だが、埋まっていてはNG。
同日にはシーズン2終盤も実装。
位置情報の電波が届かない場合は解像度を下げる設定を行う事をお薦めする。
なお、
ストーリー
かつてブルリア星(星ドラの舞台)を冒険し尽くした男がいた。その名は冒険王ガイアス。だが、ガイアスはブルリア星を冒険し尽くした後、姿を消した。
それから時が経ち、宇宙から強大な魔王、魔星王ドスラーデスが襲来。主人公達は父親である戦士アトモスと共に挑むが、圧倒的な力に敗れ、記憶を消しさられてしまう。
そして…主人公達はマール島と言う場所でモモンガ族のモガマルと、相棒のスラッピと出会う。そこから、星全てを巻き込む壮大な冒険が始まるのであった…
世界観
ブルリア星
シーズン1の舞台。主人公たちが住む。広い海にいくつかの大陸がある星で、現実の地球に似た環境である。マール島から様々な大陸をめぐり、各地で事件を解決しながらこの星に迫る危機に立ち向かう。
- マール島
- 主人公たちが流れ着いた島。
- バトラシア大陸
- ダーマ神殿がある大陸。南東部にはエルフの住む里、中央部は荒野地帯で、湖にはキングレオの城がある。
- ツンデラ大陸
- 北極にある氷雪の大陸。北極点には吹雪の城がある。
- マホラッド大陸
- 魔法文化が発達した大陸。
- ジャンガル大陸
- ジャングルに覆われた大陸。ブラザーフードの一員が住んでいる。
- ザバルア大陸
- 砂漠の大陸。コローレとヤヤーレが治めており、クロモンガ族の集落がある。
- ガンドグビア大陸
- 暗黒の大陸。星の守り神たる3体の星霊竜が暮らす。
- バルザス大陸
- シーズン2で訪れる謎の大陸。この大陸に住む者以外は存在を知らない。
惑星クラウド
シーズン2の舞台である雲海の星。海は分厚い雲で覆われ、その雲の上に台地が広がる。宇宙政府の支配が強い。
- バァジ島
- 義勇軍の秘密基地や他の星の住人の言葉がわかる聖水が湧くトラスレ神殿がある。
- ヨンツゥオ大陸
- 星屑魔法団の活動拠点。宇宙政府の上級執行官の支配が強い地域。
- マタセ島
- マタセ王が治める島。住人はスライムのことをエルフと呼び共生する。
- ボォフゥ大陸
- 竜巻が吹き荒れる大陸。
- ビナビ諸島
- 火山のある3つの島からなる、惑星クラウドのコアに一番近い場所。
月
ブルリア星からは月、宇宙政府からミドリア星として見られる。
登場キャラクター
主要キャラクター
本作では3人のキャラクターがプレイヤーの分身として登場。
いずれも「冒険王ガイアス」の孫という設定があるが、それ以外の容姿などは好きに設定可能。場合によっては過去作の容姿にも変化出来る。
下記の設定もゲーム開始時のものに過ぎず、性別逆転も可能。
- アース/テラ(いずれもデフォルト名)
- 主人公の一人で、男の場合はアース、女の場合はテラと名前がつく。
- 公式サイトに登場する銀髪の少年と、金髪の少女がデフォルトの容姿になっている。
- サンド(デフォルト名)
- 主人公のきょうだいである赤髪の少年。所謂クールタイプ。
- アクア(デフォルト名)
- 主人公のきょうだいである黒髪の少女。所謂ヒロインタイプ。
- モガマル
- マール島に住んでいるモモンガ族。浜辺で打ち上げられていた主人公たちと出会い同行する。
- 顔グラフィックのパターンがかなり豊富。カレー粉など辛いものが苦手。
- ロト伝説を準えた旅では勝手に脚色すると精霊ルビスに電撃を食らわせられる。プサンの出会い等にも色々とツッコミを入れる。
- 彼らモモンガ族にはある秘密が隠されている。
- ガイアス
- 主人公たちの祖父で、御年77歳の初代冒険王。
- 主人公たちが持っている「冒険王の書」に精神のみを飛ばし、要所要所で助言を行う。凄まじい程の妄想癖と恋愛歴が多々ある。
- 彼自身は、遠いどこかの場所に囚われているらしい。
- スラッピ
- モガマルと一緒にいる、小さいスライム。人間の言葉は話せない。
- 魔星王ドスラーデス
- 宇宙からやってきた魔王。主人公たちの記憶を消し去ったが、アトモスにより封印された。ワルモンガが復活を目論む。
- ワルモンガ
- モガマルと同じモモンガ族にして、日焼けにより黒くなったと言う、クロモンガ族。
- 詳しくはネタバレになる為伏せるが、モガマルとは幼馴染で、とある事情で敵となっていた。
- 後に改心する。
- アトモス
- ドスラーデスを封印した若者で、ガイアスの息子であり、主人公たちの実父。
- オリオリ
- シーズン2で登場。義勇軍の総司令官で、星屑魔法団の団長セアドの妻。宇宙王の末裔で、宇宙政府を内部から変えようとして両親を処刑され、セアドにより「宇宙王の書」に封印され、「宇宙王の書」を通して主人公と交流する。
宇宙政府
- ラデュラゲ
- 宇宙政府上級執行官。ザバルア大陸で登場。モモンガ族及びガイアスが政府の掟に反し惑星を移動したため、月もろともブルリア星を破壊しようと企む。
その他のキャラクター
- コバチッチ
- シーズン1のサブクエストに度々登場するアフロヘアーの男性。お宝目当てで冒険しており、口癖は「つかもうぜ、でっかいドリーム!」。
- ガンドグビア大陸ではチーコという女性と結婚した。
- ロシナンテ
- バトラシア大陸に生息する馬。魔物によって鞍と手綱を盗まれてしまっており、奪還後は主人公たちを乗せてバトラシアを旅する。先祖はガイアスの愛馬だったらしい。
- カンダタ
- キラーパンサー
- バトラシア荒野に生息するヒョウのような魔物。ワルモンガによって子供3匹を人質に取られていた。毒沼もものともせず走るため、守り神とされている。
- キングレオ
- バトラシアの湖の城に住まうライオンの魔物。元々は人間で悪魔に魂を売り渡して魔物となり、バトラシア全土を手中にしようとしたが、見かねたガイアスによって倒された。ワルモンガの持つ魔星王の書によって復活した。のちにザバルアで再登場する。
- モエリー
- ツンデラ大陸を治める女王であったが、既に儀式を行って女王の座は退いている。氷壁を融解させる能力を持つ。
- 名前の通り、燃えやすい性格をしている。かつてはガイアスに恋をしていたが、その恋は実らず、新たな恋人が現れるが、ワルモンガに恋の擦れ違いを利用されてしまう。
- ポーラ
- プロスペロに育てられた少女。主人公達と同様に記憶を失っていたが、徐々に取り戻しアトモスの娘で主人公達と血縁にあるとされたが、ある選択肢を決めなければならなくなる(スキップ可)。
- 魔星獣プロスペロ
- ドスラーデス配下の3つ目の鳥の魔物。嘗てはガイアスの冒険に同行した賢者だったが、ダイの大冒険の勇者達と同様の憂き目にあい、達観と心の闇が生まれ凶行に走る。
- レティス
- 伝説の神鳥。
- ペック
- とある村で神鳥に乗ったと言う少年。おしゃべり草で会話が成り立たなくなり、だんまり草を探しに同行。ブラザーフードの暗躍で両親を含む村人が襲撃で落命する不幸に遭うが逆境を跳ね除ける心を持つ。
- アルダララ
- 宇宙政府に従うブラザーフードの首領。
- コローレ女王
- ザバルア大陸の女王。凄まじいワガママから姉弟間の政変で戦争状態に。しかしヤヤーレ将軍を倒すと…
- ヤヤーレ将軍
- コローレの弟。姉に強いコンプレックスを抱いている。
- ヴェラ
- ブラザーフードの一員。
- セセニョン
- シーズン2のサブクエストに登場する女性戦士。
職業
3・6・9・10にあった転職システムが採用されており、職業ごとに職業スキルが異なる。また、10などにあった上級職もある。
最初は見習い冒険者で(最大Lv20)、過去作同様ダーマ神殿を解放した時点で転職が解禁されるが、本作ではかなり序盤から転職可能。
上級職に転職するために必要なさとりは職業ごとに存在し、それぞれを職業神の聖堂に住まう職業神レオダーマが守護する。但し曜日毎に開門する時期が異なっている。
上級職
転職するにはさとりを持っているほか、かっこ内の基本職がどちらもLv50以上であることが必要。
もととなる基本職のその時のLvに応じたボーナスがもらえる。
転生前Lv50になると、基本職を含むすべての職業の転生前Lv50まで獲得経験値が増える「鍛錬の証」、転生前Lv99になると、基本職を含むすべての職業の転生前Lv99まで獲得経験値が増える「皆伝の証」を獲得。「鍛錬の証」と「皆伝の証」は効果が重複しない。
転生前Lv60、Lv70、Lv80になるとそれぞれの上級職に応じ、すべての上級職で効果を発揮するボーナスを獲得する。
Lvが99になると転生でき、職業スキルのレベルを上げられる。最大3回まで転生可能。
- バトルマスター(戦士+武闘家)
- 魔法戦士(戦士+魔法使い)
- パラディン(僧侶+武闘家)
- 賢者(僧侶+魔法使い)
- 海賊(船乗り+踊り子)
- スーパースター(レンジャー+踊り子)
- 魔物マスター(船乗り+レンジャー)
- グラディエーター(武闘家+船乗り)※
- 天文学者(僧侶+レンジャー)※
※シーズン2より追加された、本作オリジナルの職業
過去の実装機能
- モガふり
「すれちがい冒険者!」に機能変更する形で終了。
当初は1日3回まで(ジェムで回数を回復可能)、後に午前・午後のそれぞれ4時に回数がリセットされるため1日6回まで無料で実行可能だった。
人の集まりが少ない場所で実行すると大した成果は得られない。
- プレイヤーの3Dフィギュア出力
着せ替えたキャラクターをオンラインで3Dプリンター製のフィギュアとして注文可能なサービス。
当初は専用ハッシュタグをつけたツイートからの抽選プレゼントだったが、その後
有償販売で誰でも購入可能に。シーズン2のストーリーが実装される少し前に終了している。
光沢オプション込みの場合だと税別で2万かかる。
小ネタ
今作は過去作のオマージュ要素が多くみられる。
- 序章のボスがドラゴン→DQ1
- バトラシア大陸へ渡る際に大王イカとの戦闘がある→DQ8
- カンダタが冠を盗む事件→DQ3
- キングレオの設定→DQ4
- キラーパンサーが味方側として登場→DQ5
過去の『ドラクエ』シリーズの楽曲がBGMとして使われている。また、期間限定のイベントクエストにおいて使われる楽曲もある。
- タイトル画面・オープニングムービー→「序曲X」(DQ10)
- ダウンロード画面→「Love Song探して」(DQ2)
- ビューティーサロン→「インテルメッツォ」(DQ4)
- ブルリア星でのホーム画面など、メインBGM→「果てしなき世界」(DQ2)
- 惑星クラウドでのホーム画面など、メインBGM→「足取りも軽やかに」(DQ7)
- ふくびき→「酒場のポルカ」(DQ9)
- ブルリア星でのフィールド・徒歩移動→「冒険の旅」(DQ3)
- 惑星クラウドでのフィールド・徒歩移動→「勇者の故郷」(DQ4)
- フィールド・船での移動→「海図を広げて」(DQ4)
- フィールド・馬、そり、飛行船など乗り物での移動→「馬車のマーチ」(DQ4)
- フィールド・魔法のじゅうたんでの移動→「のどかな熱気球のたび」(DQ4)
- ダンジョン→「ダンジョン」(DQ3)/「死の塔」(DQ5)/「迷いの塔」(DQ6)
- ブルリア星での通常戦闘→「戦闘のテーマ」(DQ3)
- 惑星クラウドでの通常戦闘→「戦火を交えて」(DQ5)
- ボスとの戦闘→「不死身の敵に挑む」(DQ5)
- 特定のボスとの戦闘→「戦いのとき」(リメイク版DQ3)
星ドラ部
株式会社UUUMに所属するクリエイターたちによる部活動。
2019年3月現在の部員
- ぽこにゃん(顧問)
- ミラクルぐっち(部長)
- さとちん
- 新希咲乃
- Belle
- CO-DA
- ポルンガ
- じゃじゃーん菊池
- ニャマト
- JOKER
- まぐにぃ
- オリオリ(谷崎理子)
2019年2月より、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾によるWeb番組「7.2(ななにー) 新しい別の窓」(AbemaTV)に稲垣の『星ドラ』挑戦VTRゲストとして部員たちが出演するほか、「ユーチューバー草彅チャンネル」にもミラクルぐっちがゲストで登場する。
関連イラスト
関連タグおよび略称
星ドラ(公式のハッシュタグもこの名称で通じる)
FFRK:コラボイベント『異次元の扉 ~勇者たちの旅路~』を2018年12月21日~2019年1月7日の期間開催。このイベントではFFRK本来のバトルシステム『ATB』(キャラ別に時間経過で行動する)ではなく、コマンド選択したら時間に関係なく隊列の上側から一斉に行動するドラクエ寄りのバトルシステムになっている。
コラボレーション
上記3つはいずれも復刻開催が行われたので、今後また遊べる可能性もある。
ファイナルファンタジーレコードキーパー 上記も参照。
他、過去のドラゴンクエストシリーズや発売直前の新作とのコラボも多数。