Pixiv内では「ナランチャ」タグでの使用が多い。
「ひるむ…と、思うのか…
これしきの…これしきの事でよォォォ!」
プロフィール
生年 | 1984年(しし座)→1983年5月20日(おうし座)※ |
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血液型 | AB型 |
身長 | 170.5cm→164cm※ |
好きな本 | 本は読まない |
好きな映画 | 映画は見ない |
好きなTV | アニメの「北斗の拳」 |
好きな音楽 | 「トゥー・バック」、「スヌープ・ドギー・ドッグ」(アメリカン・ラップ・ミュージック) |
好きな食べ物 | ピッツァ(マルガリータにキノコをトッピングしたもの)、オレンジジュース |
嫌いなもの | カライ食べ物、液体関係の音(ピチャピチャとかズルズルとかいった)、冬の朝の革ぐつのコツコツという音はとても好き。 |
ヒーロー | ブローノ・ブチャラティ |
※生年と身長については、ホルマジオ戦において前者の内容になっており、後の公式プロフィールでは後者に改められている。
概要
第5部「黄金の風」に登場する、ギャング組織「パッショーネ」の一員。
おうし座生まれの17歳。
10歳の時に母メーラを亡くし、父も我が子に無関心なタイプだったために折り合いが悪く、12~3歳の頃には学校にも行かず友人の家で外泊する生活を送っていた。そうした境遇のため、「この世で一番大切なものは友情」だと、この頃のナランチャは信じていた。
だがある日、親友と思っていた仲間に身代わりに仕立て上げられ、強盗の濡れ衣を着せられて少年院送りになってしまう。
出所する際に母と同じように目の病気を患っていたが、逮捕された後に取り調べで何も喋ろうとしない態度に腹を立てた警官に殴られた怪我がなかなか治らなかった上に、感染症がこじれたものだった。
ところが、濡れ衣を着せた親友は「ナランチャの目の病気は母親譲り」というデマを流し、それを鵜呑みにした仲間達は「ナランチャと付き合うと病気がうつる」と手の平を返して彼を避けるようになってしまった。
そのナランチャ自身も暗示にかけられたがごとく、「自分も母と同じように目の病気で死ぬ」という恐怖に取り憑かれ、信じていた者に裏切られ、行き場所すら失って浮浪者となっていた。15歳になった頃、残飯を漁り飢えを凌いでところを少年に拾われ、彼の仲間から食事と手厚い看護を受けた。
ブチャラティの人情に感じ入ったナランチャは「あんたのところで仕事をさせてほしい」と願い出るが、激怒したブチャラティに突っぱねられてしまう。しかし、「命の危険が伴うギャングの道に進もうとした自分を親よりも真剣に叱ってくれた」彼に憧れ、恩に報いるためにブチャラティに秘密で組織に入団したのである。
この経緯は、シチュエーションは多少違えど、ジョルノと恩人のギャングの関係によく似ている。
護衛チームの中では、皆がセカンドネームで呼び合っているのに、なぜか彼だけがファーストネームで呼ばれている。ジョルノは物語の主人公であり、組織の新入りという事で別扱いと考えても良いが、ナランチャの場合は親しみなのであろうか?
【トリッシュの護衛】を独自に続けようとするブチャラティ一行についていく時、彼女と自身の境遇が重なり『俺も一緒に行く! 俺に「来るな」と命令しないでくれ!! トリッシュは・・・(信じる者に裏切られた時の)俺なんだ! トリッシュの腕の傷は、俺の傷だ!!』と自らトリッシュの護衛に同伴する決意をする。
性格
学校に行っていないため、勉強が苦手。掛け算が出来ない。お遣いも出来ない。
このことを本人も気にしており、学のなさをバカにされるとキレてナイフを振り回す。
しかし、無邪気で子供らしい性格で、ダンスや音楽を好む。
ちなみに勉強を教えてもらっているフーゴやジョルノよりも年上であるが、言動の幼さと童顔が相まってそんなふうには見えない。
学力は残念なものの人を見る目があり、本人すら気付いていなかったトリッシュのブチャラティに対する思いを見抜くなど鋭い一面があった。
他のメンバーと比べると戦闘スタイルも脳筋寄りであり、エアロスミスに機銃の無差別乱射をさせたり、道路を火の海にするなど、どちらかというと頭を使わない力押しの戦法が得意。
その一方、いかにもジョジョシリーズの登場人物らしく、学力と『戦闘脳』は別物で、戦闘時に見せる機転は凄まじいものがある。エアロスミスの機動力ではなく、二酸化炭素探知能力を生かして活路を切り開いたことが何度もあった。
上述の過酷な経験をした後に、真に”仲間”と呼べる者達と出会えたためか、人一倍強い仲間意識の持ち主である。最初の頃はチンピラ然としたところもあったが、数々の修羅場と仲間達との連携を経て人間的に成長し一人の漢になった。
容姿
やや癖のある黒髪にバンダナを巻いている。
スカートの様な腰巻をしており、中性的な外見と合わさって彼を女だと勘違いする読者もいた。加えて童顔で身長もそれほど高くないため、フーゴやジョルノより年下に見える。
アニメ版
- 1stOP「Fighting Gold」では、運命の鎖が途切れる度に表情が変化していく描写がありファンの間では【運命の鎖を幾度も断ち切って成長していくが、最終的に運命を受け入れることになる】と推測されている
- 原作では母親は説明文にしか出て来ないが、アニメでは臨終の場面と、ナランチャと父が墓参りするシーンが追加されており、墓碑銘には「MELA GHIRGA 1958.9.21~1994.1.16」と刻まれていた。メーラ(MELA)はイタリア語で「リンゴ」の意味。因みに「ナランチャ」はイタリアの古語で「オレンジ」の意味を持ち、母子共に果実から来ている。
- 他にも悪童たちと盗みをはたらくシーン、無実を訴えるシーン、出所後に親友が悪びれることなくナランチャを迫害するシーンなどが追加されている。
- ヴェネツィアでボス親衛隊を撃退する際に流れるBGM「il vento d'oro」は、専用にアレンジがされている。
身長と生年月日は後に公表されたプロフィールのものではなく、ホルマジオ戦の際に判明した「1984年しし座生まれ、身長170.5cm」の情報が採用されている。
スタンド『エアロスミス』
小型のプロペラ戦闘機型のスタンド。詳細は当該記事へ。
担当声優
瀧本富士子(黄金の旋風)
山下大輝(アニメ)
余談
ヘリコプターの事を「ヘリ」ではなく、放送ギョーカイ用語に倣って「ヘリコ」と略して呼ぶ。
実際、ヘリコプターの由来はギリシャ語の「螺旋(helico)」と「翼(pteron)」から来ており、区切って読むと「ヘリコ・プター」となる為、ナランチャのような略し方は寧ろ語源学的に正しい。
関連イラスト
関連タグ
ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 パッショーネ 護衛チーム メーラ・ギルガ
ジョルノ・ジョバァーナ ブローノ・ブチャラティ グイード・ミスタ パンナコッタ・フーゴ
レオーネ・アバッキオ トリッシュ・ウナ ジャン=ピエール・ポルナレフ
【警告】これより先、この男にやってくる運命が記載されているため閲覧には注意されたし
【鎮魂歌は静かに奏でられる】
自分達に情報を提供してくれた男を護るために、ジョルノ ミスタ トリッシュ達と共にコロッセオに足を運ぶが その途中で強烈な睡魔に襲われて眠ってしまう。
目覚めたはいいが、少し違和感があった。『俺とジョルノ、ミスタとトリッシュ・・・・眠っている間に、お互いの身体が入れ替わったのかよぉぉっ!?』眠っている間に、ジョルノと身体が入れ替わってしまっていたのだ。
幽波紋で何が起きたのかを調べるが『うおおぉぉぉ! は・・速い!!速すぎて見えなかった!!! でも、なんだ? なんだかわからねぇが・・・・スカッとした気分だぁっ!!!!』と今までと違いパワーに溢れている状態に驚いていた。
周囲の情報分析後、コロッセオの入り口に向かって歩く黒い影が持つ矢を自分達が手にして勝利を確信した時に仲間達に
『お・・・俺、ネアポリス(故郷)に帰ったら学校に行くよ! 「頭悪いなぁ」って他のヤツに馬鹿にされるのも結構いいかもな・・・って。 アツアツのピッツァも食いてぇ! 楢(ナラ)の木の薪で焼き上げた故郷の本物のマルゲリータだ! ポルチーニ茸も乗っけてもらおう!』とボスとの戦いが綺麗に片付いた後にやりたいことを挙げていき『トリッシュ、あんたは最後まで守り抜くぜ! 俺達が!!!』と告げるが・・・
【やってきた運命】
次の瞬間、時間が跳んだ。 その周囲の警戒をする中で、仲間達は身体に複数の鉄棒が突き刺さった亡骸を見つける。
『早くナランチャを降ろすんだ!! 手当てを・・・ジョルノ!!』
しかし、ジョルノは気づいてしまった『貫かれた傷は完璧に、僕のゴールド・エクスペリエンスが治した・・・だが、既にいないんだ・・・ナランチャは、もう・・・』治療が間に合わなかったこと、ナランチャの魂が向こう側の世界に飛び立ってしまったことに・・・
しかし、涙を流して悲しむ余裕はない・・・・矢を手にして、ボスを倒さねばならない。
去っていってしまった者達のためにできることは、祈るよりも未来(まえ)へ進まねばならない。
『ナランチャ・・・君は、此処に置いて行く。 もう、誰も・・・君をこれ以上傷つけたりしないように・・・決して・・・』
ジョルノは、ゴールド・エクスペリエンスの能力で石壁を植物に変え、無数の花を生み出して亡骸を埋め尽くして隠した。
そして、『だが、君を必ず・・・故郷へ連れて帰る』と約束を胸に最後の戦いへと向かって行った。
余談
アニメでは、『もし、フーゴに遭えたらまた「頭悪いなぁ・・」ってバカにされるのも結構いいかもな。アバッキオは、いなくなっちまったけど・・・』と語るシーン、そしてナランチャが向こう側へ飛び立ったこと哀しむように雨が降り、何処かの路地裏と石碑の近くを経由し、雲海の中を突き進む小型の飛行機が、雲海を抜けツバメとなって大空を飛んでいく演出が組み込まれた。
『恥知らずのパープルヘイズ』では、ディアボロとの決戦時に「故郷へ連れて帰る」とジョルノが誓ったとおり、決戦後はジョルノによってネアポリスの教会へ多額の寄付とともにナランチャの葬儀が行われたことが語られている。
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