概要
スティッキィ・フィンガーズのジッパーで首と胴体を分割されたマリオ・ズッケェロを拷問する際にナランチャ、フーゴ、ミスタの3人がとったダンスのこと。なお、「ギャングダンス」はファンによって名付けられた愛称である。
何の脈絡もなく唐突に無言かつ無表情で踊りだすのに加え、その妙な振り付けがシュールさを醸し出している。
TVアニメ版でもしっかりと再現され、原作以上の細かい動きでカクカクと踊る三人とラジカセから流れるノリのいいBGM、抽象的に表現されるズッケェロへの拷問シーンなどが合わさったおかげでよりシュールな演出となっている(そもそも、TVアニメ版のジョジョは「ピシガシグッグッ」なども細かい動きで再現されていたので、こういった部分で制作側の意気込みが伝わってくる)。
音源に関しては、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』オリジナルサウンドトラックvol.1「Overture」に「canzoni preferite」のタイトルで収録されている。
余談
- 映画『レザボア・ドッグス』の拷問シーンが元ネタという説がある。こちらでは踊るわけではないが、ラジオの音楽をBGMに耳を削ぎ落とすという、それはそれでエグい演出である。
- 『ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル』では挑発として、上の3人が使用している。フィニッシュポーズはそれぞれ違う。 【ジョジョASB】ギャングダンス