ガイロス帝国
がいろすていこく
概要
ヘリック共和国とゼネバス帝国が存在する中央大陸から離れた暗黒大陸に存在する軍事国家。
厳冬地帯に位置する北国であり、温暖な地域を渇望というどこかで聞いた事情を持っている。トローヤ遺跡の存在から古代文明等も存在したようだが、中央大陸統一時代にはは戦いに明け暮れる蛮族が暮らしており、地底族長ガイロスの移住後、ガイロス皇帝1世がこれをまとめて一代で帝国勃興にまで至った。
第一次大陸間戦争時代の首都はダークネス(チェピン)。これに加え、ガイロス皇帝の強健によってデビルメイズ、ゴッドクライ、ブラッディゲートといった周辺国を統治している。ZAC2056年の惑星Zi大異変によって大打撃を受けたが、ZAC2099年には復旧しており、軍事費に国家予算の6割を捻出する軍事色の強いお国柄となる。同時代ではチェピンは軍需産業の拠点となっており、首都はヴァルハラに遷都された。同年にはヘリック共和国への侵略橋頭保の確立を名目に西方大陸エウロペに進出。翌年ZAC2100年に敗戦し本国へ帰還。ZAC2101年には本土決戦を挑むが、プロイツェンの陰謀によって首都ヴァルハラが崩壊し大痛手を受ける。その後は新たに勃興したネオゼネバス帝国への対抗としてヘリック共和国との連合に加盟した。
バトルストーリーでの活躍
中央大陸での戦争で、苦戦するゼネバス軍を支援する形で登場。
敗戦が決定的になるとゼネバス軍を裏切り、残存戦力を吸収して暗黒大陸へと撤退。
追撃するヘリック共和国との間で第一次大陸間戦争が勃発する。
当時のバトルストーリーでは「暗黒軍」と呼称されていた。
しかし、惑星Zi大異変(グランドカタストロフ)によって決着の着かぬまま休戦、40年余りの平和な時が過ぎる。
その後、皇帝の死去により幼い皇太子ルドルフ・ゲアハルト・ツェッペリンⅢ世が帝位を相続、ゼネバス皇帝の息子であるギュンター・プロイツェン元帥が摂政として、まだ年若いルドルフに代わって権力を握るとヘリック共和国に対し宣戦布告。
中央大陸へと進撃し第二次大陸間戦争が勃発する。
しかし、これはヘリック・ガイロス双方の戦力を消耗させ、共倒れを目論むプロイツェンの陰謀だった。
開戦当初は優勢で戦いを進めるも豊かな国力を持つヘリック共和国が徐々に戦局を握り、暗黒大陸へガイロス帝国を押し戻す事に成功。
その後、プロイツェンの反乱によってネオゼネバス帝国の建国が宣言されると、ガイロス軍はヘリック共和国と休戦して共同でネオゼネバス帝国を攻撃、PK師団を壊滅に追い込みプロイツェンを追い詰めるも
ガイロス・ヘリック連合軍を巻き込んだ自爆により戦力の大半を喪失、帝都も焦土となってしまう。
ネオゼネバス帝国も実は本命である鉄竜騎兵団(アイゼンドラグーン、と読む)が中央大陸に上陸し、全土を瞬く間に掌握してまんまと建国に成功した。
その後、プロイツェンの自決からカール・リヒテン・シュバルツ中佐がルドルフ幼帝をギリギリのタイミングで救出していたため
皇族全滅の危機は回避され、ルドルフ幼帝は無事復権するも第二次大陸間戦争とプロイツェンの反乱で受けた深刻な打撃から国力が大きく弱体化、表舞台から退くこととなる。
以降は鉄竜騎兵団による電撃的奇襲攻撃で本国を奪われたヘリック共和国を裏方で支援し、凱龍輝開発の為の援助(野生体の提供)を行うなど裏方に徹した。
このようにヘリック共和国とは極めて良好な関係となったが、先帝時代の所業から中央大陸にいる共和国民衆からは未だに敵視されている。
ネオゼネバス側からは先帝時代での裏切りやそれから続いた度重なる旧ゼネバス系将兵への冷遇から反ガイロスを表明されるほど嫌われ、
ガイロス側も今回の戦いで国土のみならず人員面でも大きな打撃を被っているため、ネオゼネバス帝国との関係は最悪の一言に尽きる。
ガイロス帝国製ゾイド一覧
・第一次大陸間戦争時
・第二次大陸間戦争時
アニメでは
アニメ『ゾイド-ZOIDS-』では西方大陸に所在する国家と、設定そのものが異なる。こちらではヘリック共和国と20年間停戦したのちにプロイツェンの陰謀によって再戦するが、後にホマレフが共和国軍を自国に招き入れてプロイツェンを打倒したため、同国と講和に至っている。