「スポーツを科学と心でサポートする」
概要
上記の文言をキャッチフレーズとするスポーツ用品メーカー。綴りは「scrtc」で、ロゴマークは獣の爪。
然してその実態は激獣拳ビーストアーツの活動拠点であり、現代のスポーツ科学を元に激獣拳をより進化させる事を理念としており、七拳聖のリーダー格であるマスター・シャーフーがその重鎮の座に収まっている。
企業の規模も、同じく七拳聖の1人であるミシェル・ペングがスウェーデン支社で采配を振るっている所から、世界的な大企業である事は確かである。
関連会社としてスクラッチマイスターズ社なる企業も存在しており、エレハン・キンポーがその工場長を務める。
特別開発室
スクラッチ社の中でも、ゲキレンジャーにとって最も関わりの深い部門。
真咲美希が室長を務めており、彼女もまたシャーフー彼の弟子で激獣レオパルド拳の使い手である。
今作におけるゲキレンジャー側のパーマネントセットであり、現代的なビルの一室として表現されているのが特徴。
操獣刀を除くゲキレンジャーの武器や、変身に必要なゲキチェンジャーはこの特別開発室にて開発された。
物語開始当初は「心」の宇崎ラン、「技」の深見レツの2人だけで心技体のトライアングルが成立せずにいた為、「体」に相当するビーストアーツの拳士として素質のある者を捜していた。其処へ折しも「拳魔の腕輪」を封印すべく獣源郷に向かっていた美希が臨獣マンティス拳マキリカに襲われた際、偶然居合わせた漢堂ジャンに助けられる。並外れた「体」を持つジャンは今回の事で美希からスカウトされ、残りの2人と合わせて此処に心技体のトライアングルが完成した。
尚、ゲキレンジャーのメンバーは後に加入する深見ゴウ、久津ケンの2人も含めて表向きは全員スクラッチ社の社員と言う事になっており、「スクラッチ社特別開発室所属アスリート」の肩書が与えられている。
関係者
真咲美希
演:伊藤かずえ
スクラッチ社の特別開発室室長にして激獣レオパルド拳の使い手。元はシャーフーの弟子で、理央やゴウとは同期である。下には12歳になる娘のなつめがいる。
昔は不良だったらしく、関東スケバン連合初代総長として名を馳せた時期があり、今でも不良達からは「伝説の美希」として恐れられる存在である。娘がいる為、当然ながら既婚者。
真咲なつめ
演:桑江咲菜
美希の娘で12歳(※後に13歳)。子供である為、当然スクラッチ社の社員ではないが開発室に出入りしていた為、物語開始時からラン達とは顔馴染み。
得意料理は豚の角煮。幻獣ユニコーン拳ハクに拉致された事も有る。
ロボタフ
スクラッチで開発されたトレーニング用ドロイド。猫型の頭部で両腕が大型のパンチグローブと言う外見を持つロボットである。設定を変えれば初心者から達人まで、果ては格闘技からスポーツまで幅広い用途の訓練に対応出来る。無論ゲキレンジャーのトレーニングにも対応出来、プログラムすれば臨獣拳の技すら再現可能と言う高性能を誇る。
余談
本社の外観のモデルとして有明フロンティアビルが撮影されている。
表向きとは言え、ヒーローが会社員と言う設定は『激走戦隊カーレンジャー』以来である。
関連タグ
マスター・シャーフー、ミシェル・ペング、エレハン・キンポー:会社の運営に携わる七拳聖。
株式会社ペガサス:『激走戦隊カーレンジャー』の会社で、ヒーローがその社員と言う設定も共通。但し、スクラッチ社と違ってこちらは町工場レベルの規模の小ささ。
ナイトメア(プリキュア):放送時期が同じ『Yes!プリキュア5』に登場する企業。但し、こちらは悪の敵組織。
クライアス社:11年後の『HUGっと!プリキュア』に登場する企業。こちらも相当にブラック。
スマートブレイン、ユグドラシル・コーポレーション、幻夢コーポレーション、飛電インテリジェンス、ZAIA:平成及び令和の仮面ライダーシリーズに登場する企業。ペガサスやスクラッチと違ってこちらは黒かったり限り無く黒に近いグレーだったりする。