「さあ、ウイングゼロ最大の一手だ」
概要
『スーパーロボット大戦DD』の最大のウリとも言える作品の枠を超えた乗り換え「クロッシング・パイロット」の第2弾、ゼロの駆るウイングゼロ(EW)である。
機体そのものに代わりはなかった第一弾「アムロ・レイinマジンガーZ」と異なり、ちゃんとゼロ仕様の専用カラーとなっている。どちらも同じサンライズ版権だからだろうか。
イベントにおけるシナリオはサンライズ所属の谷口廣次朗(谷口悟朗ではない)、カラーリング設定はオリジナルデザイナーのカトキハジメ氏。
外見
形状そのものはEW版のウイングゼロと同一だが、蜃気楼やガウェイン同様の「漆黒の基本色+黄(金)のマーキング」となっている。
一方、翼に関してはギアス原作におけるゼロ専用機のダークレッドではなくダークパープルとなっており、巨大で目立つことから非常に禍々しい。
また、ツインアイと胸部の球体は赤紫(もしくは赤)となっており、黒を基調とした機体色も相まって文字通りの『魔王』(堕天使または悪魔)とも言える。
身も蓋もない言い方をすればカラーリングはコンパチなので既存のプラモで、またはガンダムブレイカーシリーズで簡単に再現可能(と思われる)。
しかしながら戦闘アニメはちゃんと新規モーションが描き起こされており、翼をマントに見立てた動きと既存のゼロ専用KMFを彷彿とさせるポーズによる「らしさ」は通常のウインズゼロとの見事な差別化に成功している。
設定
シュナイゼルが新規建造した黒いウイングゼロをルルーシュが強奪したもの。
正確に言うなら、DDでの展開からシュナイゼルがウイングゼロに興味を持つことを予測したルルーシュがブリタニアに設計図を意図的にリークして建造させたマッチポンプ、強奪ありきの策である。
また、今回のイベント時点の黒の騎士団はまだ公的にテロリスト扱いのため、モビルスーツのような巨大な機体を自前で建造してしまうとバレると言う事情もあった。
リークの結果ブリタニアによるウイングゼロの量産という悪夢のような事態を引き起こす可能性もあるが、ルルーシュの目算ではゼロシステムの問題でたとえ量産してもシステムを克服できる乗り手がロクにいないとのこと。
なお、設計図入手の経緯および強奪作戦の詳細は今回のイベントでは描かれなかった。
というわけで本機にもゼロシステムはキッチリと搭載されている。
つまり本来なら強靭な精神力がなければマシンに取り込まれる訳であるが、自身が精神面でヒイロに劣ることを自覚していたルルーシュは彼とは違うアプローチ…すなわち、ゼロシステムの提示する戦術プランよりも優れた案をパイロットが提示することでシステムに打ち勝った。身も蓋もない言い方をすればレスバで完全論破して黙らせたのである。
指揮に優れたルルーシュならではの方法である。
……まぁゼロシステムなしでトールギス以上の殺人的な機動性をもつウイングゼロを運用、それもルルーシュのような貧弱モヤシっ子が乗るという方が余計に無理ゲーな気がしなくもないが。
武装
上記の通り、ゼロらしく一々見栄を切るため既存のウイングゼロとは大きく印象が異なる。
ごぞんじいつものサブウェポン。
だがゼロは両手を広げ直立浮遊するいつものポーズで発射する。
分割状態での射撃。DDでのヒイロ版とは撃つ順番が左右逆になっており、
よくみるとクルリと一回転している。こんな細かいところでもオサレを忘れないルル。
加えてビームの色も異なっており、スパークの色は青から黒、
ビーム本隊も本来のものより若干暗めになっている。
ツインバスターライフル最大出力
告知PVでもお披露目された必殺技。〆にマントに見立てた翼を払ってキメポーズを取る。
余談
お披露目の相手はV.V.らしき人物の操るガウェインの予備機(デザインの変更などはなく本来のガウェインと全く同じ)。
原作ではオレンジ卿と相討ちどまりでゼロ無頼や蜃気楼のように噛ませにならずに出番を終えたガウェインであるが、
これによって予備機とはいえ今回ついに、しかもよりにもよってルルーシュ本人によって新機体の噛ませにされる憂き目にあってしまった。
ゲーム上の性能
関連イラスト
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クロッシングパイロット
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