曖昧さ回避
- 『ストライダー飛竜』に登場するキャラクターのひとり。本項で解説する。
- 『らんま1/2』に登場する接骨医、小乃東風。
- 『ついでにとんちんかん』のメインキャラの1人、中東風。
- 『カウボーイビバップ』第20話に登場した殺人鬼。本項で解説する。
概要
ステージ2ボスで、ステージ5中ボスであるが、こちらは倒さなくてもクリア可能である。
『ストライダー飛竜2』でも中ボスとして登場。
サイファーと同じ能力を持っており、キックやジャンプなどで攻めてくる。
ナムコクロスカプコンではグランドマスター陣営のユニットとして敵対。
ナムカプとある程度話が繋がっているプロジェクトクロスゾーン2ではグランドマスターの死後、残党として活動していたようだ。
関連イラスト
関連タグ
カウボーイビバップの東風
「ハロー、ボーイ」(cv.銀河万丈)
読みは「トンプー」。20話「道化師の鎮魂歌」に登場。
世間では「マッドピエロ」と呼ばれる、道化師の格好をした殺人鬼。
I.S.S.P.(太陽系刑事警察機構)の高官などを標的としているが、常に笑いながら相手を殺害し、更に殺しの場での目撃者は例え一般人であっても執拗に追跡して必ず殺害するなど、狂気的な行動が目立つ。
特筆すべきはその驚異的な戦闘能力。大人数相手に正面からの撃ち合いで全員を殺害する射撃精度、風船のように丸い体からは想像もつかない驚異的な機敏さと白兵戦能力、更に服の中には夥しい量の重火器を仕込んでおり手を変え品を変え波状攻撃を繰り出してくる。
更に超能力のような力を有しており、重力を無視した跳躍や銃弾を停止させる力場を発生させるなど、攻防速どれを取っても隙がない。
物語での活躍
偶然殺人現場に出くわしたスパイクに突如として襲い掛かる。
銃弾も得意の格闘も全く寄せ付けない戦闘能力でスパイクを圧倒するも、間一髪で海に逃げられる。
その後、スパイクに招待状を送り付け、廃棄された遊園地を舞台にやはりスパイクを圧倒的な戦闘能力で追い詰めた。途中でフェイの戦闘機「レッドテイル」が援軍に駆けつけるも、苦も無く迎撃して墜落させている。
その恐ろしい強さはスパイクさえ「年貢の納め時かもしれない」と漏らすほどであり、視聴者の間でもビバップ最強の敵ではないかとされている。
正体
ジェットが昔の伝手を手掛かりにエドに調べさせたところによると、その正体はかつてI.S.S.P.が極秘裏に行った人体改造による超人的暗殺者育成の研究の被験者。この研究によって超能力を得はしたものの脳に異常を来して止まらない幼児退行を引き起こし、施設に隔離される事が決定。しかし、途中で施設の人間を皆殺しにして逃走し、以降は研究に関わったI.S.S.P.の人間を殺害して回っていた。
ジェットの推測では、最初こそ復讐心から殺しをやっていたものの、幼児退行の影響で次第に遊びのように心から殺しを楽しむようになったのではないかとされている。
弱点
一見して無敵に見えた東風だったが、彼にはたった一つだけ弱点があった。
それは、被験者時代に研究施設で飼われていたオッドアイの猫である。
東風は猫の声や姿を見るとトラウマがフラッシュバックするのか激しく動揺する。スパイクが最初に追い詰められた際も、野良猫に動揺して銃を乱射するなど隙を見せていた。遊園地での戦いでも勝ち目はないかに見えたが、猫の玩具に怯えてスパイクから目を離すというミスをする。
しかし猫の玩具は破壊され、スパイクも拳銃を弾かれて絶体絶命のピンチに陥る。
道化師の最期
追い詰められたスパイクの手に残るのは、前の戦いで東風に突き差された投げナイフ一本。
その時、遊園地内を自動で行進していたマスコットロボのパレードの光が差し、東風はスパイクの目の色が左右で違う事に気付く。オッドアイの猫のトラウマに動揺した東風はスパイクの反撃を許し、放った銃弾はスパイクの肩に命中するも、超能力を使い損ねてナイフが太腿に刺さってしまう。
ダメージは軽微だったが、幼児退行が進んだ東風はその痛みに耐えきれず駄々っ子のように我を忘れて泣き叫ぶ。母親に助けを求めてもがく東風を待っていたのは、パレードで行進する巨大な犬のマスコットの足に踏み潰されるという呆気ない最期だった。
ビバップ唯一の完全デジタル作画による無機質な不気味さ、声優銀河万丈の怪演、夜の遊園地に響き渡る不気味な音楽と極めてホラー色の強いこの回は視聴者のトラウマ回になった。
スパロボでは
『スーパーロボット大戦T』にて、パイロットでもないのに登場を果たす。
本作では木連の改造人間計画の失敗作と言う設定で、その残党の火星の後継者に洗脳されてナデシコCに直接ボソンジャンプして出現。その外見故にチボデー・クロケットを恐怖のどん底に突き落とし、ルリを攫った。
火星極冠遺跡で侵入してきた自軍部隊の応戦に向かうも、遺跡の力で過去のトラウマがフラッシュバックして錯乱し、スパイクに倒される。スパイクも、その怯えぶりから過去を察したのか少し同情している。