データ
CV | 堀江瞬 |
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所属 | アドラステア帝国・黒鷲の学級 |
生年月日 | 帝国暦1163年11月7日 |
年齢 | 16歳(第1部開始時点)→22歳(第2部開始時点) |
身長 | 177cm |
個人スキル | 居眠り |
紋章 | セスリーンの小紋章 |
初期クラス | 貴族 |
趣味 | 睡眠全般、紋章学の研究 |
好きなもの | 昼寝、朝寝、読書、釣り、甘い物、自由 |
嫌いなもの | 争い、血、武器、勤勉さ、義務、束縛、政治、お化け |
概要
プロフィール
ヘヴリング伯爵家の嫡男で、父親は内務卿ヘヴリング伯。
内務卿は国内の文官の長にあたり、国の要職。対になるポジションに軍務卿がおり、そちらは国内の武官の長にあたる。(ちなみに、現在の帝国の軍務卿は、幼馴染であるカスパルの父親のベルグリーズ伯。)
貴族の生まれ、それも内務卿の嫡子という立場だが、嫌いなものに「義務」「束縛」「政治」とある。彼なりに今の帝国の政治体制を見て思うところがあるようだ。
その他、血や争いごとを毛嫌いしており、血を見ると気絶してしまうほど。
そんな彼が何故士官学校に入学したのかは、主に支援会話で語られることとなる。
一人称は「僕」。二人称は「貴方」もしくは「君」。
主人公のことは「先生」と呼び、ややフランクな敬語で話す。
容姿
男性にしては長い緑髪を白いリボンで一本結びにしている。髪紐をいつ誰に貰ったかは忘れてしまったらしい。
五年後になると更に髪が伸び、毛束の一部を紐からちょこんと出したおだんごヘアーの様なスタイルになっている。
肌が白くキメ細やかで「女の子によく羨ましがられる」とのこと。
長髪や白い肌、柔らかい声質も相まって中性的という印象を受けるが、身長は士官学校編の時点で年上の男主人公を超えており、黒鷲の学級で彼より背が高いのは188cmのヒューベルトのみ。寝る子は育つということだろうか。
性格
良く言えばマイペース、一言で言うなら非常に面倒臭がりな性格。
個人スキルに「居眠り」とあるように趣味は昼寝。
支援会話では、昼寝をしていて出席出来なかった講義の資料を主人公に部屋まで運んでもらったり、授業態度をエーデルガルトに注意される描写があり、一日の殆どを寝て過ごすこともある筋金入りの居眠り。なお朝寝と夕寝もする。
本人も、重要な講義や後述の自分の興味がある事柄に関して考えている時に眠気が襲ってくるのは困ると感じているものの、眠ることそのものは好きなので、改善しようとは思っていないよう。
そんな自由人な彼が熱中出来るものが「紋章学」。紋章を持っていないと長男だろうと家督が継げない、紋章を持つ娘を有力な貴族に嫁がせて成り上がろうとする貴族がいる…など、本作は紋章至上主義社会とも言える世界観である。また、紋章に関してはまだ謎が多いため、紋章学は非常に重要な学問である。
彼の紋章への熱意は凄まじく、珍しい紋章を持つ人に「その体を僕に預けて色々と探らせて欲しい」と、一見すると勘違いされかねない発言まで飛び出すほど。(これはFE恒例だが)
支援会話も紋章に関する話題から始まるものが多い。前述のような大胆な発言が飛び出る支援会話も少なくないが、中には相手の紋章や出生の秘密を見抜くものまであり、彼にとって紋章の研究は気まぐれに調べるものではなく、真剣に向き合う大切なものだとわかる。
彼は授業態度こそ不真面目だが、エーデルガルトに認められるほどの知性を持ち合わせている。
その知性は、他者をよく観察しているヒューベルトに「稀に見せる集中力、事物への理解力、常識に囚われない発送の豊かさなど、その才覚には目を見張るものがある」と言わしめるほど。
だからこそ、その知性を活かせと授業態度や私生活の怠慢を注意されるに至っている。残念なことに、彼の知性は興味のある事柄か、面倒事を避ける為にしか働かないようだ。
マイペースだからか「(一方的に)他人に尽くすこと」「何事にも全力に取り組むこと」も避けている。
困っている人や、努力しているのに何故か結果のでない人を見かけても、すぐに手を差し伸べることはしない。しかし、人が他者に尽くしたり、何事も熱心に取り組むことについては否定せず、あくまでも「何故その考えに至っているのか」を純粋な疑問として問うのみであり、嘲笑うことはない。
彼は「無駄な努力はしない主義」の効率主義者ではなく、本当にただ面倒臭がりなだけなのである。
本人曰く「(努力家の人は)自分にはないものを持っている」「自分と違う人は嫌いではない。ただついていけない時もある」とのこと。努力家な人間に、「共に頑張ろう」と喝を入れられなければ「(努力家な人が)何事にも全力なのも悪くないと思う」と相手を尊重するような態度を見せる。
熱血寄りで喧嘩っ早く、性格が真反対のカスパルと親友でいるのも、彼がカスパルの努力や考え(正義)を頭ごなしに否定しないからだろう。
また、日頃から他者をよく観察している為、人の成長や変化に気づくのも早い。
「本音しか口に出さない」とのこと。その素直な意見で相手を傷つけることもあれば、小っ恥ずかしくなるような褒め言葉も同じトーンで伝えてくる。爆弾発言の理由はこれである。
ちなみに、支援会話の存在する全ての女性とペアエンドが発生し、その殆どでこの爆弾発言が飛び出すので必見。
彼はセイロス教の四聖人のうちの一人、聖セスリーンの小紋章を宿している。
本人曰く「四聖人の紋章でも、小紋章なら持つ者自体は珍しくない」とか。
四聖人の紋章を持つユニットは他にもフェルディナント(聖キッホル)やベルナデッタ(聖インデッハ)がいる。
彼らを含め四聖人の紋章を持つユニットは、四聖人と類似点が多く、聖キッホル(フェルディナントが持つ紋章)は正義感が強い、聖インデッハ(黒鷲の学級だとベルナデッタが持つ紋章)は人付き合いが苦手、手先が器用などが一例。
リンハルトと聖セスリーンの共通点は
- 珍しい魚が好き(彼の趣味の一つは釣り)
- 白魔法の適性が高い(彼はリブローやレストを覚える)
- 家庭的なことが苦手(彼の部屋は本で散らかっており、料理もせず傍で見ているだけ)
- 争いごとは苦手(彼は血を見ると気絶するほど血液が苦手、戦いを嫌っている) など。
ちなみに、リンハルト以外にも聖セスリーンの紋章(それも珍しい大紋章)を持つユニットがいる。そのユニットもまた、聖セスリーンと性格や性能上の共通点が多いが…?
ユニット性能
得意技能は理学と信仰、不得意技能は斧と格闘。
成長率は、HP:30・力:30・魔:45・技:40・速:40・幸:45・守:30・防:45・魅:20。
魔力・魔防が高く、HP・力が低めな、典型的な魔道士タイプ。特に魔防はフレンに次いで全キャラ中2位。スピード面は至って平均レベル。得意技能と性別を鑑みて、ウォーロック系、ダークビショップ系、ビショップ系がオススメの兵種。
特筆すべきは耐久面。今作に登場する魔法を得意とするユニットの多くが守備の伸びに難アリな中、彼は30%とそこそこ守備が高く、物理職にしては守備が少し心許ないカスパルやペトラと同じ。それ故にうっかり前に出過ぎても事故死が少ないのが特徴。そのそこそこ高い守備と最高クラスの魔防故、守備と魔防の合計成長率が全味方ユニット中堂々の一位
ただし、彼の所属する学級には彼以外の回復役が少ない上、彼と同じく所属学級内で最初から回復役を務めるメルセデスやマリアンヌと違い自己回復手段を最初から持ち合わせている訳ではないため、過信は禁物。
また、全体的に脳筋で主にするには危なっかしいカスパルや、平民の出であるアッシュやラファエルよりも魅力が低い。というかワースト1位タイである(同率の相手は奔放な性格で主にはしたくなさそうなカトリーヌで、しかも初期値の分彼女の方がマシ故実質彼が最下位)。
これにはドロテアとの支援会話で「魅力なんて生きるのに邪魔」と言い放った彼のキャラクター性が反映されているものと思われる。
信仰が得意なのは、彼の所属する黒鷲の学級には信仰が苦手な生徒ばかりという点ではかなりの強みで、特にドロテアや先生が才能開花するまでの間は唯一の回復役となる。
クラスチェンジ先は、彼の得意とする理学か信仰のどちらかに着目し、ウォーロック系統かビショップ系統で育成するのが良い。
特筆すべきは離れた味方を回復出来るリブローと、味方を任意の場所へ移動出来るワープ。
この二つの魔法が噛み合っており、単騎で戦える強力なユニットや鍵開けが出来るユニットをワープで送り込み、傷ついたところをリブローで回復するという運用が可能。
コンボで使わなくても、序盤からリブローを使えると安全圏から回復出来るので安定する。
注意点としては、味方ユニットを避難させることの出来るレスキュー、範囲内の味方を全員回復出来るリザーブ、隣接ユニットを大量に回復できるリカバーは習得出来ないので注意。(今作はユニットごとに習得出来る魔法が固定)リカバーは先生が使えるのでそこまで問題にはならないが、レスキューとリザーブが使えるフレンはルート次第で離脱してしまうため、離脱するルートを選ぶ場合はリザーブの使えるメルセデスなどを加入させておくと良いだろう。
最上級職は理学と信仰が得意なのを利用して、グレモリィ……とはならない点に注意しよう。グレモリィは女性専用職のため、彼が最上級職を目指すならば、剣術を育ててエピタフにするか、槍術と馬術を育ててダークナイトかホーリーナイトにしなければならない。どちらも得意ではない技能を伸ばさなければならず、1つで済む分エピタフの方がまだマシか。あるいは、機動力向上のために頑張ってホーリーナイトを目指すか。とはいえ、回復をするだけならビショップでも充分なのでそこで止めてしまうのも一つの手(移動力の低さが苦しいか)。
最上級職にしづらい為踊り子にする選択肢もあるが、黒鷲の学級であれば他候補が充実している事や、上記の通り魅力値が低く白鷺杯の選考に不利である点には留意したい。踊り子として運用する場合は別にメインヒーラーを用意し、彼自身はサブヒーラーとして活用するのが良い。また、踊り子取得時に得られる「剣回避+20」などの有用なスキルが無駄になってしまうのも痛い。
支援会話
※括弧内アルファベットは支援レベルの上限値。
支援A以上のキャラクターとはペアエンド(後日談)が発生。
※ベレトの場合は同性婚となるが、支援会話の内容はベレス(女主人公)と変わらない。
黒鷲の学級
ドロテア=アールノルト(A)
ペトラ=マクネアリー(A+)
青獅子の学級
金鹿の学級
セイロス聖教会
フレン(A)
カトリーヌ(A+)
灰狼の学級
ハピ(A)
エクストラから見返せない会話差分
- 主人公Cは8月以降だと追加台詞あり
関連人物
クラスメイトのカスパルとは、性格こそ似ても似つかないが、不思議と馬が合う。
本人達曰く「腐れ縁」だが「切っても切れない縁」。
固有の掛け合いがあったり、マップ上で一緒にいることも多い二人組である。前述のように父親同士は犬猿の仲だが、カスパルとリンハルトは今まで一度も喧嘩をしたことのない仲良しコンビ。
共通点は少ないように思えるが「マイペースに見えて実は周りを見ている」「正直な言葉しか語らない」など意外にリンクする点もある。お互い本音しか語らないからこそ、喧嘩も起きないのかもしれない。
条件を満たすと、二人の最初で最後の喧嘩を見ることが出来る。
紋章学の教師として慕っている。ただ、「紋章で左右されない世界を作りたい」と高い志を持って日夜必死に研究するハンネマンと、結果を出せるだけの能力はあるが、マイペースで眠気に負けてしまうリンハルトでは熱意に差がある。
ハンネマンから「我輩の後を継いでくれ」と言われても「紋章学自体は面白いけれど、人と関わるのが疲れるし、大きな目的はないから諦めようと思っている」と返すなど、同じ紋章学に興味はあっても、その考え方はかなり違うようだが…?
ちなみに、選択したルートや結婚相手にもよるが、二人とも将来的に紋章学界に名を残すような研究結果を出すエンドを迎えることもある。
対象になるルートに制限があるが、支援会話のあるキャラクター。
リンハルトとは互いに聖セスリーンの紋章持ちという共通点があり、支援会話では聖セスリーンとの共通点や紋章学な興味から興味津々と彼女の秘密へと切り込んでいく。そして条件を揃えるのが困難な「実験」に彼女と取り組もうと考えるリンハルトだったが……?
今作最大の事案と度々称されるその衝撃的な支援会話・後日談は必見。セテス涙目必至。
他学級の生徒だが、どちらかを引き抜くことで支援会話が見れる。
支援会話はリンハルトが彼女の紋章の秘密を掴む所から始まり、彼女の問題を解決する為に珍しく本気を出して奮闘する。
なお甘いものが好きという共通点がある。
他学級の生徒だが、どちらかを引き抜くことで支援会話が見れる。
彼女の持つとある紋章がもたらす「不幸」に興味をそそられ、その有無を徹底的に研究しようとする。
マリアンヌが触ったものですら研究対象となる事もあり、食堂では特殊な会話が発生する。
他学級の生徒だが、どちらかを引き抜くことで外伝が発生する。
紋章を持たないレオニーに「紋章がなくても、英雄の遺産のように使える武器の伝説」の話をすると、その話に巻き込まれていき…?
紋章を持たないことにコンプレックスを抱く平民のレオニーと、紋章を持つことや貴族であることに頓着はなく、むしろ家が潰れても別に構わないとすら考えているリンハルトは対照的である。
似ているところとしては、本音しか口にしないところだろうか。
級長ではないので、本編中で特別なイベントがある訳では無いが、後述の理由により記述。
ゲームシステム的にも、黒鷲の学級の生徒として交友することが出来る。また、級友とその側近キャラではないので条件さえ満たせば他の学級を選んだ場合でも引き抜くことは可能。
人と話すだけで疲れると言う面倒臭がりな彼にとって「くだらない話」も「くだらなくなくない話」も出来る貴重な人として慕われる一方で、主人公の紋章や浮世離れした雰囲気に興味を持ち「調べさせて欲しい」と何度か主張してくる。
支援会話と投書はシリアスとギャグが混ざっており、前述の眠ることや面倒臭がりな性格によるものや、争いを嫌う彼が戦場に出ることへの思いや紋章学の今後について考えるなど温度差は激しめ。
今作の同性婚が出来るキャラクターの一人。
男性生徒で唯一、男主人公と同性婚が出来る。全体を見ても他の男性同性婚ユニットがぼかされている中、伴侶と明言される唯一のユニットである。
但し女主人公だった場合と支援会話の内容が特別変わる訳では無く、また支援中でも特に同性同士であることには触れられない(同性婚の場合、同性であることに触れるキャラクターもいる)。
他ユニットの支援会話で「珍しい紋章を持つ者同士が番になったら子供はどうなるのか」と触れるものもあるため、紋章学という視点では子供を作ることにも興味があるようだが、彼にとって結婚相手の性別は些細な問題なようだ。
余談(落とし物など)
落とし物
羽毛を詰めた枕、四聖人の真実、魔法で動く餌
喜ぶ贈り物
美味しい焼き菓子、紋章図解、釣り用のウキ
好みの茶葉
東方の着香茶、ハーブティー
習得する魔法について
彼の習得する黒魔法に目を向けると、エクスカリバー、ウィンド、シェイバーなど風にまつわる魔法を多数習得する。ファイアーエムブレムシリーズ恒例の、少年の風の魔道士が意識されているのかもしれない。(ただし彼は子供ではない)
高火力なユニットではない為、どんな敵でもさくさく敵を倒せる訳ではないが、エクスカリバーには飛行特攻の効果があるので、そういった部分で戦略的に動けばしっかりと活躍が可能。
関連タグ
ファイアーエムブレム ファイアーエムブレム風花雪月 黒鷲の学級
恋人(タロット) - セスリーンの紋章の元ネタ