概要
SFC初のファイナルファンタジーシリーズであり、SFC三作の一つ。前作のFF3と比較すると、劇の演出を参考にして制作したといわれるストーリーは人の愛憎といったものに重点を置いており、かなりドロドロした人間関係が見られる。暗黒騎士として自分の生き様に苦悩していたセシル、幼馴染みへの恋心を付け込まれ、自分を見失ったカイン、故郷を喪い、数奇な運命を辿ることになるリディアやエッジなど登場人物も暗い設定のものが多く、それでもともに力を合わせ、世界の平和を取り戻すため生き抜く人間ドラマが多くのプレイヤーに支持された。
また、この作品は『スターウォーズ』の影響をかなり受けているといわれ、舞台は地球をモチーフにした青き星から地底世界、果ては月面までかなりスケールが大きい。また、ファンタジー離れしたバブイルの巨人や魔導船の存在など未来的な文明も登場する。
この世界観は、従来のRPG世界観に囚われない魔法世界と科学文明の融合などといったFF6、FF7などに影響を与えた。
人気シリーズの一つでもあり、後にワンダースワンカラーやGBアドバンス、ニンテンドーDSなどに移植、リメイク作品が登場し、更に2008年には続編の『ファイナルファンタジー4 THE AFTER 月の帰還』が携帯用ソフト、Wiiウェアとして配信された。
登場キャラクター
パーティーに加わるキャラクター
- セシル・ハーヴィ
- ローザ・ファレル
- カイン・ハイウインド
- リディア
- テラ
- ギルバート・クリス・フォン・ミューア
- ヤン・ファン・ライデン
- パロム
- ポロム
- シド・ポレンディーナ
- エッジ(エドワード・ジェラルダイン)
- フースーヤ
敵キャラクター
その他キャラクター
余談
元々、この4は実は「5」として開発されていた。
当時スクウェアはファミコン版の4とスーファミ版の今作を同時に開発していたのだがスタッフが「アクトレイザー」の音楽に感銘を受け急遽ファミコン版の4をお蔵入りにし、今作を4に繰り上げて音質を向上させたという経緯がある。
またさらにややこしい話だがアメリカでは今作が「2」として発売されている(所謂ファミコン版2はアメリカでは発売されていない)。
関連タグ
表記ゆれ