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Mr.ゲーム&ウォッチの編集履歴

2020-08-07 15:33:52 バージョン

Mr.ゲーム&ウォッチ

みすたーげーむあんどうぉっち

Mr.ゲーム&ウォッチとは、任天堂がかつて発売したゲーム『ゲーム&ウオッチ』シリーズのキャラクターの総称である。

1980年4月28日発売の任天堂のゲーム機・ゲーム&ウォッチでデビューしたキャラクター。

当初、この黒いキャラクターたちには名前がなかったが、『スマブラ』シリーズに登場した際に「Mr.ゲーム&ウオッチ」の名が与えられた。


ファンからの通称は「ゲムヲ」など。現役の頃は「ありんこ人間」「黒い人」などとも呼ばれていたようだ。


何気に初登場が液晶搭載のゲーム機で、しかも登場から40年近くなった現在でも液晶搭載のゲーム機に登場するスタンスとアクションを保つ、まさに液晶に生まれ現在でも液晶の中に生き、3DCGが当たり前の中で徹底して黒い平面のままである類稀なるゲームキャラクター。そもそも彼自身は液晶のセグメントそのものである為、現在でも徹底してセグメント表示のパターンのような動きのみ。目が無いように見えるが、初登場の「ボール」の時点で目は存在する。


概要

真っ黒な影だけの姿をした、実体のない存在。


G&Wの空前の大ヒットにより当時の任天堂の債務を帳消しにし、アタリショックで死にかけていたゲーム業界をその後のファミコンと共に再活性させた、まさしく現在の「ゲーム」の立役者なのだ。ゲームファンはこの黒い人に足を向けて寝られないのである。


しかし後輩のマリオが人気者になるにつれG&Wにも活躍の場を移しMrの居場所は段々と失われ、携帯電子ゲームブームの終息によりG&Wは1985年に国内シリーズは終了。

国外ではもう少しシリーズが続き1991年「マリオジャグラー」でシリーズ完全終了。皮肉にもこの「マリオジャグラー」、第1弾「ボール」のマリオリメイクであった。


その後、歴史の表舞台からは身を引くが、『ゲームボーイギャラリー』やカードe版・DSiWare版など、移植やリメイクとしてたまに引っぱり出される。

また、暇つぶしやミニゲームに最適なゲーム性から、『DSお料理ナビ』など一部ゲームにおまけとして収録されており、なんだかんだで今なお出番があるキャラクターである。


2015年に、デビュー35周年を迎え、2020年はついに40周年となる。


ゲーム業界黎明期のキャラクターとして

同年に誕生したパックマンは「ボール」1カ月後のデビューであり、ゲーム業界でも最古参の部類に入る(ただ、当時はMr.ゲーム&ウォッチという名称は無かった為、キャラクターという意味ではパックマンの方が古参である)。

任天堂のキャラクター史の中でも、はっきり人型であるビデオゲームキャラクターとしてはシェリフ(1979)についで2番目。


スマブラ

大乱闘スマッシュブラザーズDX』で最後の隠しキャラとして、『ゲーム&ウオッチ』の要素がこれでもかと積み込まれたキャラクター「Mr.ゲーム&ウォッチ」が登場。

以降、全作品に隠しファイターとして参戦している


スマブラDX

ボタンワザ一覧
Bシェフ
→Bジャッジ
↑Bファイア
↓Bオイルパニック

原作通りのカクカクした動きや、横必殺ワザ「ジャッジ」のランダム要素など、ユニークな要素を多く持つ。

高い火力を持つが、軽くて吹っ飛びやすいファイター。


デザインは「パラシュート」で落下する人や『ゲームボーイギャラリー』版の「ファイア」でビルから飛び降りる人をベースに、『ゲーム&ウオッチ』特有の色・平面な形状をそのまま再現している。『スマブラDX』の時点でデザインはほぼ完成しており手を加える余地が無いため、シリーズを重ねても見た目の変化は殆どない。『スマブラfor』では少し輪郭が丸くなった。なお、平面ではあるが、実際には立体で作られており、それを平らにして表示している。メタル化すると立体になる。


動きやSEも『ゲーム&ウオッチ』を再現しており、カクカクと動き、ピコピコとしたSEが鳴る。なお、カクカクしているのはモーションだけで、移動は滑らかになっている。『スマブラDX』の開発中は『ゲーム&ウオッチ』のように移動までもカクカクしたものが作られたが、遊びにくかったためボツになった。


ワザは『ゲーム&ウオッチ』シリーズの様々な作品の要素が寄せ集められており、珍しく『スマブラ』オリジナルのワザは一つもない。


スマブラX

ボタンワザ一覧
Bシェフ
→Bジャッジ
↑Bファイア
↓Bオイルパニック
切りふだオクトパス

X』では全体的に素早くなり、上必殺技のファイアの仕様変更による高い復帰力、下スマッシュのふっ飛ばし力アップと使いやすくなった。

最後の切りふだは「オクトパス」。使用中は完全無敵だが、移動速度は遅めでジャンプ力も無く、高い段差や長い谷を越えられない。オクトパスのまま谷底へ落ちる様は非常にシュールである。


アドベンチャーモード「亜空の使者」では亜空軍に関わるキーキャラクターとして登場。

本人は自分が何をしているのかよくわかっていなかったらしい。

また、参戦キャラで唯一名前のテロップが表示されなかった。


スマブラfor

ボタンワザ一覧
Bシェフ
→Bジャッジ
↑Bファイア
↓Bオイルパニック
切りふだオクトパス

for』ではパックマンの参戦PVの最後に先行で登場している。

あまりの平面ぶりからamiiboがどうなるのか心配されていたが、ゲームよりもだいぶ厚みをもたせた状態でフィギュア化された。

製造コストが他のファイターより安いからか、4種類のポーズが用意されており、差し替えることができる。ある意味別格の扱いである。


スマブラSP

ボタンワザ一覧
Bシェフ
→Bジャッジ
↑Bファイア
↓Bオイルパニック
切りふだオクトパス

SP』では大半のワザで原作のゲームに準じた姿に変わるようになり、よりファンサービスの行き届いた仕様となった。

これによって下強攻撃「マンホール」のリーチが短くなる、空中上攻撃「スピットボールスパーキー」が息を吹きつける攻撃から息のエフェクトを飛ばす攻撃になる、上強攻撃「フラッグマン」が旗を左右に1回ずつ上げるワザに変更されるなど、大幅な性能変更が施されいる。

特に前空中攻撃は爆弾を落とす「ボンアウェイ」に変更。直接攻撃はできなくなったが、下方向に高威力の爆弾を落とすため、牽制等に使える。

下スマッシュ攻撃の「バーミン」は、上手く当たれば相手を埋めることが出来るようになった。

さらに下必殺ワザの「オイルパニック」がなんと物理判定の飛び道具を反射出来るようになったため、全ての飛び道具が下Bで対応可能になったリンクの弓やドクターマリオのカプセルも、もう怖くはないのだ。

変身系の切りふだが廃止されたため、最後の切りふだの「オクトパス」も変身した後に前進しながら伸ばした足で相手を捕まえてステージの外に連れ去るワザとなった。移動中は上下に位置をずらす事が可能。


同じMr.ゲーム&ウォッチでも全く別物と呼べる性能に仕上がっている。前作で彼を使いこなした人ほど慣れるまでの時間が必要になるだろう。


勝ちあがり乱闘のお題は「母線回帰」

ファミコンやアーケードを出身とするファイターが、発売されたゲームの年代が新しい方から古い方へさかのぼるように登場する。

ちなみに母線回帰とは、サケやマスが産卵のために河川をさかのぼる習性のことをいう。


ファイターが爆発的に増えた今でもパックマンと並びに最古(1980)のファイターとして君臨しているが、大乱闘に出演するキャラクターとしては、彼より古いシェリフ(1979)とテレビゲーム15(1977)がアシストフィギュアとして登場している。

また、『for』より登場したダックハントは、カモの方が「光線銃カスタム」(1976)に登場しており、数えようによってはこちらが最古になるともいえる。


ゲーム&ウォッチシリーズ参戦ファイター

Noファイター初出演
26Mr.ゲーム&ウォッチDX

25.ロイ(クロム)→26.Mr.ゲーム&ウォッチ→27.メタナイト


その他のゲスト出演

主役の座こそ引いたものの、その強烈なキャラクターは「昔なつかしの任天堂キャラ」として強い需要がある。


メイドインワリオ』シリーズでは、ナインボルトステージの常連。


みんなのリズム天国』では「はたらくまんじゅう」の背景にゲスト出演。「まんじゅう1」では『セメントファクトリー』、「リミックス3」では『シェフ』、「まんじゅう2」では『ジャッジ(ただしハンマーではなくカマを持っている)』の姿で登場する。


『Nintendo Land』では、『オクトパス』の潜水夫がダンスするアトラクション「オクトパスダンス」が登場する。


関連イラスト

ゲムヲ


関連タグ

ゲムヲ(略称) 任天堂 スマブラ 平面 棒人間 横井軍平(生みの親)

パックマン(共に1980年デビュー)

ロボット(同じく、生みの親が横井軍平氏)

液晶(電卓から液晶モニターの歴史と共にある)

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