御殿場線
ごてんばせん
概要
神奈川県の国府津駅から、松田、静岡県の御殿場を経て、沼津駅へ至る60.2kmの路線で、大部分は関東地方に属するがJR東海管轄となっている。
東海道新幹線を除くと、同社の路線で唯一、関東地方にある路線である。
かつては東海道本線の一部として複線化されていたが、丹那トンネル開通で現線名となり、戦時中の鉄不足でレールが供出され、現在は単線となっている。
幹線であるが、ダイヤは御殿場-沼津間が日中30分ヘッド、国府津-御殿場間が1時間ヘッドと、ローカル線並みである。
松田-御殿場駅間では、小田急電鉄の片乗り入れによる特急列車「ふじさん(旧あさぎり)」が運行され、小田急線経由で新宿まで乗り入れている。かつては沼津まで運行していた。
「ふじさん」は小田急線の新松田駅手前より連絡線を経由し、御殿場線の松田駅に発着する。
新松田駅と松田駅は至近距離にあるが、電車が頻繁に行き交う新松田駅に比べ、松田駅は鄙びた佇まいである。
下曽我〜沼津でTOICA/Suica/PASMOなどのICカードが利用可能であるが、国府津以遠からはICカードは利用できない(松田駅で新宿方面に向かうふじさんに乗車する若しくは新宿方面からのふじさんで松田駅で下車する場合はPASMO利用可)。
そのため事前に当該区間の乗車券を買っておく必要がある。
2021年春より全線でTOICAが利用可能となり、国府津駅をまたぐIC定期券が発売予定。
運転士・車掌はいずれも沼津運輸区の担当。一部列車はワンマン運転