「ディ・レギウディア。そいつを殺せ」
概要
国際テロ組織「ワールドセイバー」がドットブラスライザーの設計データを元に開発したLBXであり、アーマーフレームのタイプはブロウラーフレーム。
エンペラーM5同様、デザイナーの園部淳氏が『LBX烈伝』の為に描き下ろした機体である。
元になったドットブラスライザーとは外見が酷似しているが、こちらは青中心のカラーリングであり、全体的にあちらよりも刺々しくなっている。
また、セレディ・クライスラーが使用していたディ・エゼルディの設計思想を応用する事によって、その力は軍事兵器とも言えるレベルに達している。
基本装備は、独特な形状の双剣「コルディクティス」。
通常時でもオーバーロードに耐えられるだけの性能を誇るが、高出力形態の「アブソルートフェイズ」(ドットブラスライザーのラグナロクフェイズに相当)に変形する事で、竜を思わせる風貌となり、ただでさえ高いステータスがさらに向上する。
また、コルディクティスは分割してバックパックの一部となり、代わりにビームクロー「フィアミクス」を使用する。
名前の由来は、おそらくディ・エゼルディ+Legion(軍団兵)+アルカディアだと思われる。
アルカディアは理想郷のひとつとして知られており、ワールドセイバーが掲げる理念を意識していると考えれば納得できるだろうか。
また、Legionについては、オーレギオン同様、複数のLBXの要素を併せ持つという点から推察できる。
作中での活躍
※以下、さらなるネタバレ注意!!
その力は凄まじいものであり、アキレスⅡカスタムの必殺ファンクション「グロリアスレイ」を正面から受けて無傷だったり、スタンフィールインゴットを貫通する程の威力を誇るシャドールシファーの必殺ファンクション「魔王弓フィーニス」をフィアミクスで簡単に弾いてしまう等、下手したらあのオーレギオン以上とも言えるチートっぷりを発揮し、バンやアラタ達を終始圧倒していた。
しかし、最後はバンのアキレスⅡカスタムとアラタのアキレス・ディードカスタムの合体必殺ファンクション「ダブルレイウィング」の前に敗れ去る(ただしブレイクオーバー)。
その後、ヒロの洗脳は無事解ける(ただし昏睡状態となる)も、機体はワールドセイバーに回収され、その後の所在は不明となる。
余談
プラモデルはプレミア価格が付いており、なんと定価(1500円程度)の10倍以上となっている(2020年8月現在)。
『LBX烈伝』がアニメ化でもされない限りは再販も絶望的だろう。
また、『ダンボール戦機』シリーズのメディアミックス作品における総合的なラスボスとも言える本機だが、ドットブラスライザーやディ・エゼルディ以外にも、竜型のブロウラーフレームである点や、肉弾戦を得意とする点はイフリートを、複数のLBXの要素を併せ持つチート機体である点や、元々味方側の力だったものを敵に利用された点はオーレギオン(ミゼルオーレギオン)を、青主体のカラーリングは、歴代ヒロ機に加えファントムを意識した可能性があり、正に集大成に相応しい存在であると言える。
関連タグ
ダンボール戦機 LBX ブロウラーフレーム 大空ヒロ ドットブラスライザー ディ・エゼルディ ワールドセイバー ホビージャパン チート もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな
歴代ヒロ機:ペルセウス / イカロス・フォース / アキレスD9 / ディ・レギウディア
カイザ / フェアリー:同じく軍事用兵器として開発されたLBX。
バンシィ / ユニコーンガンダム3号機フェネクス:類似要素がある。