「疼く…疼くぜこの傷が‼」
陛下のデータ
- 銀河皇帝
- 身長:55メートル
- 体重:6万6000トン(ベリアルマント込みらしい)
- 出身:M78星雲、ウルトラの星
概要
ウルトラマンゼロに敗れ、別次元の宇宙(アナザースペース)へと流れついたウルトラマンベリアル陛下の新たなる姿にして、自らが築き上げたベリアル銀河帝国の皇帝。
両手の爪が赤く以前よりも鋭く長いものとなったほか、右目には前回の戦いでゼロから受けた攻撃で負傷した傷跡が痛々しく残っており、傷が疼く度にゼロへの復讐心を募らせる。
また、
- 自ら「銀河皇帝」と名乗る
- マントを着用する
- 大軍団を率いて数々の星々をその支配下に置こうとする
等、かつて自身が暗黒面へと陥るきっかけとなったエンペラ星人閣下の影響が色濃く見受けられる。
さらに、ギガバトルナイザーを失った(後に取り戻すことになるが)ため今回は自らの肉体や能力をフルに活用する戦い方へとスタイルを変えている。
流れ着いた先でヤプールとの熾烈な勢力圏争いを制し、新たに配下に加えたアイアロンとダークゴーネを引き連れ、さらにレギオノイドやダークロプスゼロを基にしたダークロプスを量産して大軍団を結成し、光の国への復讐を兼ねてアナザースペースを含む全宇宙制覇の野望のために猛威を奮う。
これを追ってきたゼロとのその仲間たちと戦い、ゼロと互角以上の戦いを繰り広げるが、ゼロに更なる恐怖を与えるべく、本拠地であるマレブランデスに大量に貯蔵してあったエメラル鉱石のエネルギーを吸収し、超銀河大帝へと姿を変えた。
そのほか、ニンテンドーDS専用ソフト『怪獣バスターズ パワード』ではラスボスを務められた。(後述)
アーケードゲーム『ウルトラマンフュージョンファイト!』にも通常のベリアル共々参戦しているが、カイザーベリアルのカードは怪獣カードとしての扱いを受けており、ウルトラ戦士とのフュージョンアップには使用できなくなっている(通常のベリアルはウルトラフュージョンカードに分類されるため、フュージョンアップに使用可能)。
主な必殺技
デスシウム光線
歴代のウルトラマンたちと同じように組み上げた両腕から放つ、ベリアル陛下の放つ赤黒い最強必殺光線。腕を十字に組む構えはスペシウム光線と同じだが、右掌を正面に向けているのが特徴。
ゼロのゼロツインシュートを遥かに凌ぐ威力を持っている。
『ウルトラマンオーブ』最終話では、通常のベリアルの姿で放つ様子を初めて披露した。
カイザーベリアルクロー
両手から伸びた赤い爪を伸ばし、相手を切り刻む技。
また相手に突き刺して別名「ベリアルの闇」とも呼ばれる洗脳物質ベリアルウィルスを注入し、突き刺された相手を洗脳してしまう。この技でミラーナイトが一時闇落ちしている。
なお、カイザーベリアルとなる前にもレイモンにレイブラッドの邪悪な因子を爪から注ぎ暴走させており、この能力を発展させたものかもしれない。
カイザーベリアルリッパー
ウルトラスラッシュ系統の技だが、劇中未使用。
腕から三日月状の斬撃を衝撃波のように放つ。
ベリアルマント
重量感あふれる真紅のマント。10万トンもの重さがあるらしい…(多分はったり?)
『怪獣バスターズ パワード』での陛下
主人公達に敗れたベリアルが復活した姿として登場。シナリオ中の最後のミッション「最終決戦」と、それをクリアした後に出現する「よみがえった皇帝」の合計2回戦うことになる。
通常時のベリアルの技に加えて回避が困難な技を多用し、ゲーム中のラスボスに相応しい強さを誇っている。
ある程度の技はパターン等を覚えてしまえば比較的回避が楽になるが、その中でも一回ごとに角度を変えながら連続で突進してくる技と地面からマグマを連続で噴き出させる技は全て避けることが非常に困難であり、特に後者はマグマが噴き出してくる場所が不特定、マグマを一発回避できたと思ったら今度はその場所からマグマが噴き出す、最大HPを増やしておかないと一発でも喰らえばほぼ即死などかなりの鬼畜性能となっている。陛下マジ流石っす!
余談
スーツは前作のものを改造しており、マスクとマントが新規に制作され、マントが似合うよう首の位置が変更された。また、監督のアベユーイチからの要望により爪も長くなった。
当初はアーマーを装着した姿という案で考えられていたが、あまり良くならなかったため顔の傷とマントにとどまった(アーマーを装着した姿という案は、後にカイザーダークネスで実現した)。