曖昧さ回避
- 第一次世界大戦でのドイツ軍のエースパイロット・リヒトホーフェン男爵の二つ名。乗機を真っ赤に塗っていたことからそう呼ばれていた。
- 1.にちなんだバイク販売・買取チェーン店の名称→こちらを参照
- ナムコのゲーム、スカイキッドの1Pキャラクター。本名はフランツ・フォン・ドーセマイナー。
- 特撮番組『スーパーロボットレッドバロン』
- 4.のリメイクアニメ。本項で解説
概要
『レッドバロン』は、1994年4月5日から1995年3月28日まで日本テレビ系で放送された。全49話。
(2013年末~2014年8月、CATVチャンネルNECOにて再放送された。)
特撮番組『スーパーロボットレッドバロン』のリメイクであるが、共通点は一部の固有名詞とレッドバロンのデザインのみで内容は全く異なり、ロボット格闘技(メタルファイトというロボット格闘大会)が物語の舞台である。そのため必殺兵器エレクトリッガーも放電攻撃から、電気を纏ったパンチに変更されており、ほかの技も格闘系の技で固めている。
前半はメタルファイトを通じ、『神龍』の柳孔明、『カンフータイガー』の李仲達らの出会いから対決を経ての友情と主人公の紅拳が成長する経緯を描き、さらには主人公がライバルと認めたシャドー操る『ゴールドバロン』との激戦など格闘アニメにありがちな設定もふんだんに織り込んでいる。
同時にバロンを狙う秘密組織『鉄面党』の謎とバロンを付け狙う理由など、謎解きの要素が劇中に散らばめられていた。
中盤までのゴールドバロン戦までは真っ当(?)にメタルファイトを行っていた(その割には1対3などといった完全にルールに反した行為を平気で行っていたが)。
が、鉄面党が真相を現してからはメタルファイトそっちのけで物語が進行すると同時に鉄面党首相であるカイザーの正体をはじめとする本作の謎が次々と明かされることとなる。
終盤の『シグマタワー編』はかなりメチャクチャな展開、なんとレッドバロンモドキの大群が登場するのだ。
マザーバロンなるロボットが次から次へとレッドバロンを量産ならぬ出産。
赤の巨人「ライジン」、続いて青の巨人「フウジン」(やはり顔はレッドバロン似)
トドメはデビルいや「デスバロン」なるラスボス!?どうしてこうなったのか?
(設定的にはラスボス(コンピューター)が「最も優秀なメタルファイター」であるレッドバロンを己のボディーに選んでコピーしまくった為、一応矛盾はしていない)
そのうえパイロットは拳のコピーロボットという有様。最期はやはりやぶれかぶれだったのかもしれない。
終わらせ方もデスバロン軍VSレッドバロンチームと、ある意味王道的な終わらせ方なのだが、その後のメタルファイトや登場人物らに関するフォローもない形で終了したのはもはやどうしようもない。
と言うのも、内容も放送時期も『機動武闘伝Gガンダム』と丸かぶりであり、ネット局数も少なかったことも相まってほぼ注目されなかった作品だったりする。
(ぶっちゃけGガンと共に『ストII』以降の格闘ゲームブームに乗った作品である)
逆に注目を浴びなかったことで「こんなのがレッドバロンを名乗るな」なんて叩かれる事が無かったのは良かったのか悪かったのか…。
終盤の怒涛ともいえる路線変更は、玩具関連の売り上げが予想より良かったためであり、3クールで打ち切りになるところをそれで回避された形でこうなったのである。その波に乗って続編の『マッハバロン』の企画を立ち上げたのだが、放送局側に却下されたために実現には至らなかった。
ストーリー
風来坊メタルドライバー紅拳は、チャンピオンになるために日本にやってきた。偶然にも冴場翔子と出会い、彼女が開発したメタルファイターのレッドバロンを操縦することになった。成り行きからチームを組んでメタルファイトに出場することになるが、レッドバロンを狙う鉄面党の魔の手が彼らに忍び寄る。
登場人物
紅拳(CV:山口勝平)……Gガンと関連のある声優その一。一部のファンからはサイ・サイシーと中の人が同じ事をネタにされている。
熊野勇夫(CV:龍田直樹)……Gガンと関連のある声優その二。Gガンではガンダムファイター役だった。
李仲達(CV:高木渉)……Gガンと関連のある、というよりガンダムWと関連のある声優。実は五飛のオーディションで最終候補にまで残った人である。結局落選したが後番組でまさかの主人公に抜擢。
世界大会編
ハシミコフ(CV:菅原正志)……Gガンと関連のある声優その三。やはりガンダムファイター役。
鉄面党
主題歌
オープニングテーマ
「戦え! レッドバロン」
作詞 - 森京詞姫 / 作曲 - 小田純平 / 編曲 - 岩本正樹 / 歌 - 石原慎一
エンディングテーマ
「夢を見たかい」
作詞・作曲 - 本島一弥 / 編曲 - 藤原いくろう / 歌 - 本島一弥
関連動画
関連タグ
バロンシリーズ(特撮)
宇宙の騎士テッカマンブレード:過去の作品のリメイクという点だけでなく、前作との接点が記号程度、物語の方向性が異なる形となった点でも同じである。ただし『ブレード』はそこそこの評価を得て続編のOVAも製作されたという違いがある。