以下の三駅が存在する。
- かしわばら:滋賀県米原市にあるJR東海東海道本線の駅。切符の表記は「【東】柏原」
- かいばら:兵庫県丹波市にあるJR西日本福知山線の駅。切符の表記は「【福】柏原」
- かしわら:大阪府柏原市にあるJR西日本関西本線(大和路線)と、近畿日本鉄道(近鉄)道明寺線の駅。JRの切符の表記は「【関】柏原」
またかつてはしなの鉄道北しなの線の黒姫駅も柏原駅(かしわばら)を名乗っていた(1968年まで)。
放送ではJR東海では「番線」、JR西日本では「のりば」が使われるので、以下それに従う。
柏原駅(滋賀県)
所在地:滋賀県米原市柏原1081
1900年に国鉄の駅として開業。滋賀県の最東端に位置する。ナンバリングはCA80。
東海道本線では最も乗降客数が少ない駅である。
島式ホーム2面4線を持つ地上駅。大垣駅が管理する簡易委託駅。
通常は内側の2番線・3番線にのみ旅客電車が発着する。1番線・4番線には貨物列車と工事列車が退避する。
柏原駅(兵庫県)
所在地:兵庫県丹波市柏原字松ヶ端1172-1
1889年に阪鶴鉄道の駅として開業。
2面2線の相対式ホームを持つ。トイレは改札の外にあり、バリアフリーに対応。
篠山口駅が管理する。ICOCAのエリア外のためICカード読み取り機がない。
1番のりばは上り本線、2番のりばは下り本線だが、乗客が跨線橋を渡らなくても列車に乗れるよう、上下線とも1番のりば発着が基本である。行き違う場合は、1番のりばに篠山口方面行きの列車、2番のりばに福知山方面行きの列車が停車する。
柏原駅(大阪府)
所在地:大阪府柏原市上市一丁目1-32
1889年に現在の関西本線の駅が大阪鉄道として開業。1899年には現在の近鉄の駅が河陽鉄道として開業、なお近鉄では最も古くに開業した駅の一つである。
ナンバリングはJRがJR-Q27、近鉄がN17。
ホームは島式ホーム2面4線に大和路線の下り(天王寺方面)通過線となっている。1番のりばは切り欠き式。
有効長は1番のりばは近鉄車両2両分、2番のりばがJR車両6両分、3・4番のりばがJR車両8両分。
大和路線の下り(天王寺方面)と近鉄が同一ホームにある。近鉄線のホームには中間改札機が設けられ、各種ICカードを利用する際にはこれにタッチする必要がある(なお当駅、乗降車の場合は駅改札とこれの二度必要)。
近鉄大阪線堅下駅とは500メートルの距離にあり、定期券のみ近鉄柏原駅との連絡運輸が設定されており、通しの運賃での乗車が可能(普通切符は不可)。
大和路線の快速は平日朝に設定される当駅発の3本のみ3番のりばから発車し、他はすべて通過する。
その他
3駅とも同一地方にあるJRの同名異音駅である。
現在、大阪駅からは福知山線の柏原駅のみ直通列車が存在。他の二つは大阪から走る列車は存在するがどちらもすべて通過する(2016年3月まで滋賀県の柏原駅に停車する大阪方面の列車が存在した)。
関連タグ
たかつき:高槻駅(大阪府)高月駅(滋賀県) 近畿地方に複数存在するJR西日本同士の同音異字駅。敦賀(近江塩津)発着の新快速がどちらにも停車する。
くじょう:九条駅 近畿地方の奈良県(近鉄)、大阪府(OsakaMetro、阪神。同一所在地の別駅扱い)、京都府(京都市営地下鉄)の駅。4駅すべてに近鉄が乗り入れており、特に大和西大寺駅からはOsakaMetro以外の3駅に直通列車が存在する。