概要
1978年春の東映まんがまつりにて、スーパー戦隊シリーズ第2作『ジャッカー電撃隊』と第1作『秘密戦隊ゴレンジャー』が共演する。
カウントはされていないものの、現在のVSシリーズ(スーパー戦隊祭)の原型といえる作品である。
時系列は『ジャッカー』の本編終了後の出来事である。(本作品以外のVSシリーズで両作品終了後の共演となるのは『星獣戦隊ギンガマンVSメガレンジャー』のみ。)
なお、本映画が公開された1978年は、シリーズがスタートした1975年以降で唯一「戦隊」がTVで放送されなかった年である。
しかしこの映画の存在で、映像作品としては1年も途切れることなく続いている。
登場人物
ジャッカー電撃隊
- 鯨井大助長官
- 姫玉三郎
秘密戦隊ゴレンジャー
※ゴレンジャー側で変身前も登場したのはペギー松山のみ。キレンジャーとアオレンジャーはオリジナルキャストである畠山麦と宮内洋、アカレンジャーはライブラリ音声と高橋利道の新録。ミドレンジャーはライブラリ音声のみ。
犯罪組織クライム
- アイアンクロー(鉄の爪)【演:石橋雅史】
クライム四天王
その他
- この映画はもともとゴレンジャーではなく大鉄人17と共演する予定だった。
- もし実現していれば、『バトルフィーバーJ』に先駆け、大鉄人17VS四天王ロボの巨大ロボット戦が実現していた可能性もある。ちなみに、スーパー戦隊シリーズに巨大ロボ登場のきっかけとなった東映版『スパイダーマン』は、1978年の5月より(本作品は1978年の3月公開)。
- 劇中では、仮面ライダーV3がヨーロッパ、人造人間キカイダーはモンゴルで四天王軍団と戦っていることが明言された。
- 『V3』『ゴレンジャー』『ジャッカー』と何気に宮内洋が関わっている。
- 同時期に、仮面ライダーアマゾンが南米で十面鬼と戦っていたとされている。このとき、十面鬼がクライムと結託していたかは不明。