「奴らが次に狙うのは美しい星、地球だ…。 マブシーナ、お前は輝く戦士を見つけ、共に戦うのだ!」
「たとえ私一人になろうとも、この国は守る!!」
「肉体が極限まで疲労した時、人の精神は研ぎ澄まされる。結果がオールライトッ! 君になら、私の遺した夢を託せるかもしれないな」
CV:杉田智和(ナレーション及び変身アイテムのボイスも兼任。)・菊池勇成(幼少期)
概要
異世界にある美しい宝石の国・クリスタリアの王。
苦しんでいる民には救いの手を差し伸べる慈愛に溢れた性格で、クリスタリアの民が幸せへなれる様に尽力してきた。一方で、マブシーナの幼い頃の回想や夢?の中での充瑠との対話した態度から、フランクな一面も持っている。
クリスタリアが闇の帝国ヨドンヘイムに侵略された際、娘である王女マブシーナに不思議なパワーを秘めた5つの宝石「キラメイストーン」を託し、友人である博多南無鈴の居る地球へと彼女を逃がした。
かつて調査の為に様々な世界に赴いており、地球に赴いた際に博多南家と縁が生まれ、宝路を養子とする事になった。
また、自身が討伐したヌマージョの呪いによって、最愛の妻のマバユイネを亡くしている。
『どんな苦難でも心の持ち方次第で良い結果につながる』と言う信条を持ち、「結果がオールライトッ!」が口癖。
ハイティーンになってから養子に迎えた宝路も、自然にオラディンやマブシーナを家族として接した事から、家族にも愛情深く良い家庭人であった事が伺える。
『エピソードZERO』ではヨドンヘイムの侵略時の詳細が描かれている。
玉座の間に攻め込んで来たクランチュラとベチャットに対し、自ら剣を手に応戦・善戦するも、ヨドン軍の内通者となっていた弟・ガルザの不意打ちを受けて倒れてしまう。更にベチャット達に集団で滅多打ちにされ、動かなくなった所を引きずられて行った。
その後の生死は不明だったが、エピソード4でガルザの口から「死んだ」と断言されていたが、エピソード29にてガルザにやられて肉体崩壊する前に、魂を分離させて転生しようとした事が判明。
その際ヨドン皇帝に見抜かれて、魂が完全に分離する前に封印されており、それゆえ直接的には動けなかった為、充留の心に何度も接触してはアドバイスを送っていた。
同エピソードにて、充留達に魂を救出されミラクルストーンに転生。なんと『魔進オラディン』として復活した。
後に国民を愛するあまり自分を省みず働き続けた結果、過労死寸前の状態に陥っており、ヨドン軍の侵攻によって僅かながら寿命が延びたと言う皮肉な事実が、魔進達の証言から明らかになっている。
マブシーナ曰く、「クリスタリアでイメージ(想像)を形に出来た唯一の人物」との事。これをエピソード1で聞かされた熱田充瑠は、自分の想像力がキラメンタルである事に気付き、キラメイレッドへの変身を果たした。
オラディン王のキラメンタルは非常に強く聖地アタマルドという1つの世界を創り出すほど。
余談
名前の由来は、北欧神話の最高神オーディンと思われる。
声を演じる杉田氏は、戦隊シリーズではキアイドーやドリルロイド2等、怪人ポジションでの出演が多く、今回初めて戦隊側の味方ポジションを演じる。尚、特撮関連の変身システムボイスに限定しては、キバットバット3世やギンガドライバーと、幾つか特撮関連で演じた経験があり、2019年7月に登場したミライドライバーセットの1つであるギンガドライバー、2020年に登場するキラメイジャーのアイテム全般、同じく2020年3月に登場するCSMキバットベルトと、いわゆる小物系でないメインの変身アイテムを、かなり短いスパンで担当している。
また、ガルザを演じる中村悠一氏とは付き合いの長い親友同士であるのは有名で、キャストが発表されるや「磁石コンビが一年間通して戦い合うのか」と話題になった。
杉田・中村氏が戦隊シリーズ内で戦い合ったのは前述のドリルロイド2VSビート・J・スタッグ/スタッグバスター(特命戦隊ゴーバスターズ)以来となり、その時とは善悪の立ち位置が入れ替わった構図となっている。
エピソードZEROの戦闘シーンで使用した剣は、宇宙戦隊キュウレンジャーのドン・アスランの武器の流用。奇しくも、1人息子を持つとある星の王が全身を鎧で覆った怪人であり、オラディン・ガルザ兄弟に共通する要素を持っている。
更にその一人息子は、いかなる困難にも挫けないポジティブシンカーであり、オラディンと同様の寛容さも持ち合わせる。
関連タグ
マバユイネ:妻。 マブシーナ:娘。 ガルザ:弟だが裏切られた。
クリスタリア宝路:友人の息子にして、養子。
博多南無鈴:友人の息子にして、友人。
速杉ホクト(新幹線変形ロボ_シンカリオン_THE_ANIMATION):中の人&父親キャラつながり
デェムシュ:中の人&ニチアサつながり。こちらも異世界の住人であるが、オラディンとは逆に(同胞を含めた)弱者を平気で排除する戦闘狂で、同志と共に己の故郷を壊滅へと追いやる等、人物像がどちらかと言えばガルザに近い。