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ヨドン皇帝は死んだ。奴の持っていた力は、俺が使う」

「俺は生まれ変わった新しい皇帝……ロードガルザ!!」

データ

身長/200cm(巨大身長/53.0m)

体重/260kg(巨大体重/689.0t)

ハッシュタグ/#狼 #ヨドン皇帝 #意識の部屋 #ひらめきは世界を救う #神絵師 #ガルザの記憶 #キラメイレッド

概要

ガルザヨドン皇帝の肉体に取り込まれた後、その主人格の座を乗っ取った事でパワーアップした、最凶最悪の姿。

エピソード42で、ガルザがあえてヨドン皇帝を地球に降臨させた直後、その一瞬の隙をついたクランチュラが特殊爆弾を当てる事で皇帝の人格が弱体化。意識内でガルザが皇帝を斬り捨て肉体の主導権を握った事で誕生した。

全身の鎧はガルザ時代よりスマートになると共に、全身各部に金色のパーツが追加されており、被っていた邪面は三日月型から、ガルザのもう一つのモチーフである「月に向かって吠える狼」の意匠が前面に出された形状へと変化している。更に愛剣は刃部分がスモッグジョーキー同様、チェーンソーの機構を備えた黄金の直刃剣・魔剣『ゴルドチェーンソード』へとなった。腕には爪が、邪面や腹部には牙の意匠が、そしてゴルドチェーンソードと、かつてジョーキーを褒め称えた言葉を反映したようなデザイン。総じて禍々しくも神々しささえ感じさせる姿と化しており、充瑠/キラメイレッドはその姿を「ワクワクする姿」と絶賛、他のキラメイジャー達を戦慄させた。

ヨドン皇帝の意識を乗っ取り力を取り込んだだけに、その戦闘能力は絶大以外の言葉が見つからない程強大。キラメイジンの攻撃を容易く捌き薙ぎ倒しグラビティックドミネイトで宙に浮かせて弄び合体解除へ追い込む、キングエクスプレスザビューンの合体をアッサリ止めるばかりか、キラメイジャー側最強クラスの戦闘能力を誇るグレイトフルフェニックスの渾身の一撃さえもまるで通じず逆に必殺技の『トルネードスクリュークラッシュ』によって一撃で返り討ちにしてしまう程。

そうして完全な優位性を見せ付けた上で、魔進オラディンを拉致しヨドンヘイムで処刑すると宣言。翌話のエピソード43でオラディンクリスタリア人としての姿に戻し、バスラに吸い込ませる方法で苦しめつつその命を絶とうとする。

その上でレッドとシルバーも自らの手で討ち倒す事を目論み、闇ゲートを潜って地球へ赴き待ち構えていた宝路/キラメイシルバーと交戦。圧倒的な実力差で甚振るもレッド=充瑠が状況を覆してくれるのを信じる宝路の発言に激昂、ヨドンヘイムにとんぼ帰りする。

帰ったヨドンヘイムで、捕まえたクランチュラに開かせた闇ゲートを通って乗り込んでいたキラメイジャー5人がオラディンを助けようとしていたので、ジョーキーに乗ってレッドを連れ去り別の場所で一騎打ちを開始。取って置きの大技『ビーストウルフオメガディア』を放つも、レッドがその技を見て感激して対抗するように閃いた新技『ゴッドバードアルファズム』に打ち消されてしまう。

そしてこれが切っ掛けで、充瑠とガルザの心の奥にあったキラメンタルが感応。ガルザの本当の過去の記憶が“意識の部屋”として2人の前に現れた事で、ガルザはオラディンに恨みや憎しみを持っていなかった事、そうした暗い感情は干渉していたヨドン皇帝の洗脳により捏造された物であった事実を悟る事になった。

そして真実を知られたヨドンは、意識を滅ぼされたフリを止めてロードガルザより身体と力の主導権を取り戻し、取り込んでいたガルザを放逐。そのまま圧倒的な力を奮って彼を抹殺してしまった。

使用技

  • グラビトンプレス

重力で敵を押さえつけ、動きを止める。

  • グラビティックドミネイト

重力制御で敵を浮かせ、抵抗を封じる。

  • トルネードスクリュークラッシュ

ゴルドチェーンソードを構えたまま高速回転しながら突撃し、斬撃と竜巻の軌跡で攻撃する。元はガルザが幼少期に空想していた必殺技。

  • ビーストウルフオメガディア

邪悪の極まったジャメンタルのオーラを狼の形に変えて斬撃と共に放つ。同じく幼少期に空想していた必殺技の一つで、オラディンともイメージを共有していた充瑠/キラメイレッドの繰り出した『ゴッドバードアルファズム』と打ち合った。

余談

エピソード43で判明した事実により、ロードガルザはヨドン皇帝が少年ガルザに捏造した感情を植え付け、そこを起点に時間を掛けて造り上げた『裏切りの鬼将軍ガルザ』と言う偶像の集大成でもある事が判明した。

また同時に、才能に溢れそれを正しい事へ使おうと決めていた少年の人格・精神・パーソナリティー諸々を半生ごと奪って歪め、少年が故郷を、周りに居た人々と築いていた絆をも無残に壊してしまった、ヨドンの極悪非道な所業の象徴とも化している。

関連タグ

魔進戦隊キラメイジャー

ガルザ(キラメイジャー)

クワガタロイド:中の人的には寧ろこちらを連想させるが、クワガタっぽい見た目からこっちを思い出した人もいた模様。

幽魔王サラマンデスウラ究極体デタラメデス:人によっては醜悪な見た目になったと表現出来る敵幹部の強化形態。

シャダム中佐/ゴーマ十六世:終盤で首領を裏切り、その力を奪ってパワーアップした幹部繋がり。

ドン・クエルボ:こちらは首領と一体化していた幹部(協力者)が、首領の力を思い通りに行使する為変貌した姿。増長させられた事で首領に都合良く操られた末、最後は放逐・切り捨てられた経歴が似ている。

ロード・ゼッドロードの名を持つ戦隊悪役繋がり。

ロード・バロン:仮面ライダーシリーズにおけるロードの名を持つライバルキャラの強化形態繋がり。

仮面ライダーローグ:頭部デザインが酷似している。

仮面ライダーバルカン:基本形態が狼モチーフ。加えて変身者は偽りの記憶を植え付けられ、そこから生じた憎しみに突き動かされていた。

ダークナイトモン:同じ様に下剋上で強化した繋がり。しかし、後の展開のように彼も同じような結末を迎えた。

キンググアイワル:パワーアップした幹部繋がり。後、下剋上を目論んだ点も同じ。「一度は天下を獲ったかに見えたが実は生きていたボスに覇権を奪還された上に消される」末路も同じ。

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